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1×3材のサイズ・寸法や価格の相場は?【diy:木材など】

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DIYで家具や棚を作る際、1×4材では幅が広すぎる、1×2材では細すぎるという場面に遭遇することがあります。そんなとき、ちょうど良いサイズ感で活躍するのが1×3材です。

棚板としても使え、フレーム材としても適度な強度がある1×3材は、実は非常に汎用性の高い木材でしょう。ディスプレイシェルフやウォールラック、収納ボックスなど、幅広い用途に対応できます。

しかし、ホームセンターでは1×4材や2×4材ほど目立つ位置に置かれていないこともあり、情報を得る機会が少ないかもしれません。本記事では、1×3材の基本的なサイズや寸法、価格相場、そして実際のDIYでの活用方法まで詳しく解説していきます。ちょうど良いサイズの木材をお探しの方は、ぜひ参考にしてください。

1×3材の基本サイズと特徴について

それではまず、1×3材の基本的なサイズと特徴について解説していきます。

1×3材の規格サイズと実際の寸法

1×3材という表記は、厚みが1インチ、幅が3インチという規格を示しています。1インチは25.4mmですから、理論上は厚み25.4mm、幅76.2mmということになるでしょう。

ところが、実際にホームセンターで1×3材を測定すると、表記とは異なるサイズであることに気づきます。これは他のサイズ材と同様、製材後の乾燥や表面の仕上げ加工によって寸法が変化するためです。

1×3材の実寸法

厚み:約19mm(表記は1インチ=25.4mm)

幅:約63mm(表記は3インチ=76.2mm)

実際の寸法は、厚みが約19mm、幅が約63mmとなります。規格表記と実寸には常に差があるため、DIYの設計図を描く際には必ず実寸法で計算しましょう。

特に複数枚を並べて使う場合、この実寸を把握していないと完成サイズが予定より小さくなってしまいます。購入前にメジャーで実測することをおすすめします。

1×2材・1×4材との比較とサイズ感

1×3材は、1×2材と1×4材のちょうど中間に位置するサイズです。それぞれの特徴を比較してみましょう。

規格サイズ 厚み(実寸) 幅(実寸) サイズ感 主な用途
1×2材 約19mm 約38mm 細身 フレーム、装飾
1×3材 約19mm 約63mm 中間 小型棚板、枠材
1×4材 約19mm 約89mm 標準 棚板、天板
1×6材 約19mm 約140mm 幅広 広い棚板、看板

1×3材の幅63mmというサイズは、文庫本を立てて収納するのにちょうど良い幅です。また、小物を飾るディスプレイシェルフとしても、圧迫感がなく使いやすいでしょう。

1×2材では強度が不安だが、1×4材では幅が広すぎるという場合に、1×3材は最適な選択肢となります。重量も適度で扱いやすく、DIY初心者にもおすすめのサイズです。

1×3材が最適な用途と活用シーン

1×3材ならではの特徴を活かした用途を見ていきましょう。このサイズだからこそ実現できるDIYアイデアがあります。

まず代表的な用途は、ウォールシェルフです。壁に直接取り付けるタイプの棚として、小物や写真立てを飾るのに最適な幅でしょう。

1×3材の主な活用例

文庫本や雑誌用の小型ブックシェルフ

キッチンのスパイスラック

玄関の鍵や小物置き

トイレのディスプレイ棚

子供部屋のおもちゃ収納棚

ガーデニング用のプランタースタンド

キッチンでは、スパイスボトルや調味料を並べるラックとして活躍します。洗面所では、化粧品や歯ブラシを置く棚にもちょうど良いサイズです。

また、額縁や看板の枠材としても人気があります。1×4材よりも細めで洗練された印象になり、作品を引き立ててくれるでしょう。

ガーデニング用途では、プランターを並べる台や、園芸用品を収納する棚の材料として最適です。屋外で使う場合は、防腐処理済みの木材を選びましょう。

1×3材の長さバリエーションと入手方法

続いては、1×3材の長さバリエーションと入手方法を確認していきます。

一般的な長さの種類と取り扱い状況

1×3材は、1×4材に比べると取り扱い店舗がやや少ない傾向があります。しかし、主要なホームセンターでは以下の長さが入手可能です。

フィート表記 ミリ表記 入手しやすさ 価格帯(SPF材)
3f 約910mm △(一部店舗) 180〜300円
6f 約1820mm ○(一般的) 250〜450円
8f 約2440mm ○(一般的) 350〜600円
10f 約3050mm △(取り寄せ可) 450〜750円

最も入手しやすいのは6フィート(約1820mm)です。店舗によっては1×3材の在庫が少ない場合もあるため、大型の買い物をする際は事前に電話で確認すると安心でしょう。

3フィート材は、小物作り用のカット済み商品として販売されていることがあります。持ち運びしやすく、小さな棚を作るには便利なサイズです。

ホームセンターでの探し方と注文のコツ

1×3材を効率的に見つけるためのポイントを押さえておきましょう。店舗での探し方にもコツがあります。

大型ホームセンターでは、木材売り場のSPF材コーナーに1×2材、1×3材、1×4材が並んで陳列されています。ただし、1×3材は1×4材の陰に隠れていることもあるため、注意深く探しましょう。

店頭に見当たらない場合は、店員に尋ねると良いです。在庫があれば出してもらえますし、なければ取り寄せも可能な場合が多いでしょう。

効率的な購入方法

1. 事前に店舗に電話で在庫確認する

2. 複数店舗の価格を比較する

3. 必要本数が多い場合は取り寄せを検討する

オンラインショップでも購入できますが、送料が高くつくことがあります。複数本をまとめ買いする場合や、近くに店舗がない場合に検討すると良いでしょう。

また、木材専門店では品揃えが豊富で、質の良い1×3材が手に入ります。やや価格は高めですが、節の少ない上級グレードや国産材も選べるのが魅力です。

用途に応じた長さの選び方

作りたいものに合わせて、最適な長さを選ぶことで無駄を減らせます。効率的な選び方を見ていきましょう。

小型の棚や壁掛けシェルフなら、6フィート材が使いやすいです。カット後の端材も小物作りに活用できるでしょう。

作品サイズ別の推奨長さ

幅40cm以下の小型棚:3f材または6f材

幅60〜100cmの中型棚:6f〜8f材

幅100cm以上の長尺棚:8f以上

複数段の収納棚:8f材を複数本

本棚やディスプレイラックなど、複数の棚板が必要な場合は、8フィート材を購入して必要な長さにカットする方が経済的です。木取り図を作成して、最も無駄の少ない購入プランを立てることをおすすめします。

多くのホームセンターでは有料カットサービスがあります。1カット50〜100円程度で正確にカットしてもらえるため、工具を持っていない方や正確な直角が必要な場合は利用すると良いでしょう。

1×3材の価格相場と賢い購入方法

続いては、1×3材の価格相場と賢い購入方法を確認していきます。

木材の種類別の価格比較

1×3材として販売されている木材には、いくつかの種類があります。それぞれの特徴と価格を理解して選びましょう。

SPF材は、最も一般的で扱いやすい木材です。柔らかく加工しやすいため、DIY初心者に最適でしょう。

木材の種類 6f材の価格 メリット デメリット
SPF材 250〜450円 加工しやすい、入手容易 屋外には不向き
ホワイトウッド 220〜400円 安価 節が多い、反りやすい
杉材 350〜550円 香り良い、軽量、調湿効果 柔らかく傷つきやすい
ヒノキ材 500〜800円 耐久性高い、香り良い 価格が高い
防腐処理材 400〜650円 屋外使用可能 やや高価

ホワイトウッドは価格が安いですが、節が多く反りやすい傾向があります。ペイント仕上げにする作品であれば、コストパフォーマンスは良好です。

杉材は国産材の代表格で、香りが良く調湿効果もあります。屋内用の家具や収納に適した選択でしょう。

屋外で使う棚やプランタースタンドを作る場合は、防腐処理済みの木材を選ぶ必要があります。通常のSPF材よりやや高価ですが、長期間使用できます。

購入コストを抑えるテクニック

1×3材をお得に購入するためのテクニックを紹介します。賢い買い物で、DIYのコストを大幅に削減できるでしょう。

まず、ホームセンターの端材コーナーやアウトレット品をチェックしましょう。軽微な傷や小さな節があるだけで、通常価格の30〜50%オフで購入できることもあります

会員割引やポイント還元を活用するのも効果的です。定期的にDIYを楽しむ方は、複数のホームセンターの会員になっておくと良いでしょう。

コストを削減する5つの方法

1. B級品や端材を積極的に活用する

2. 長材を購入して自分でカットする

3. セール期間を狙ってまとめ買いする

4. 複数の作品を同時に計画して無駄なく使う

5. 会員割引やクーポンを最大限活用する

長尺材を購入して自分でカットする方が、単価は安くなります。例えば、6f材を2本買うより、12f材を1本買ってカットする方がお得な場合が多いのです。

また、春先や秋口のDIYシーズンには、木材のセールが開催されることもあります。事前に作りたいものをリストアップしておき、セール時にまとめ買いすると経済的でしょう。

品質の見極め方と選び方のポイント

同じ価格でも、木材の品質には差があります。良質な1×3材を選ぶためのポイントを押さえておきましょう。

まず、反りや曲がりをチェックします。木材を横から見て、まっすぐかどうか確認してください。反りがあると組み立て時に苦労します。

節の位置と大きさも重要です。節は木の枝があった部分で、強度が弱くなります。特に、抜け節(穴が空いた節)がある材は避けた方が良いでしょう。

良質な木材を選ぶチェックポイント

1. 反りや曲がりがないか横から確認する

2. 大きな節や抜け節がないかチェックする

3. 表面の仕上がりが滑らかか触って確認する

4. 割れや欠けがないか全体を見る

木口(切断面)の状態も確認しましょう。ひび割れが入っていたり、極端に粗い仕上がりだったりする場合は、品質が良くないかもしれません。

購入時には、店舗の奥から新しい在庫を出してもらうのも一つの手です。陳列棚の手前にある材は、多くの人が触っているため、汚れや小さな傷がついていることがあります

1×3材を使ったDIYの実践ガイド

続いては、1×3材を使ったDIYの実践ガイドを確認していきます。

加工のコツと必要な工具

1×3材を加工する際のポイントと、揃えておきたい工具を見ていきましょう。適切な工具を使うことで、作業効率と仕上がりが格段に向上します。

基本的な工具としては、のこぎりまたは電動丸ノコ、サンドペーパー、メジャー、さしがね、クランプ、ドリルドライバーなどが必要です。

1×3材加工の基本工程

1. 正確に寸法を測定してマーキングする

2. さしがねを使って直角線を引く

3. クランプでしっかり固定する

4. 慎重にカットする(直角を意識)

5. 切断面をサンドペーパーで整える

6. 下穴を開けてからビス留めする

カットする際は、のこぎりの刃を垂直に保ち、ゆっくり丁寧に切り進めることが重要です。焦ると斜めになってしまいます。

電動工具を使う場合は、必ず保護メガネと防塵マスクを着用してください。安全第一で作業を進めましょう。

ビス留めの際は、必ず下穴を開けます。下穴の直径は、ビスの太さより0.5〜1mm細いものを選びます。これにより、木材の割れを防ぎながらしっかり固定できるでしょう。

組み立てと接合の技術

1×3材を使った作品の強度は、接合方法によって大きく変わります。用途に応じた適切な接合技術を身につけましょう。

最も基本的な接合方法は、ビスと木工用ボンドの併用です。まずボンドを塗り、その後ビスで固定することで、強度が大幅に向上します

接合方法 強度 見た目 適した用途
ビス+ボンド 普通 一般的な棚や家具
ダボ接合 美しい 見せる家具
L字金具 非常に高 やや劣る 重量物を載せる棚
ポケットホール 美しい 額縁、フレーム

棚板として使う場合は、L字金具やブラケットで補強すると安心です。特に本や調味料など重いものを置く棚では、金具による補強が必須でしょう。

接合強度を高める3つのポイント

1. 木工用ボンドを必ず併用する

2. 適切なサイズのビスを選ぶ(長さは板厚の2倍程度)

3. 荷重がかかる部分は金具で補強する

ダボ接合は、ビスの頭が見えない美しい仕上がりになります。ダボ用ジグを使えば、初心者でも正確な穴あけが可能です。見た目にこだわる作品では、ダボ接合にチャレンジする価値があります

仕上げと塗装の方法

1×3材を使った作品を長持ちさせ、美しく仕上げるための塗装テクニックを紹介します。

組み立て前に、各パーツをサンディングしましょう。粗目(#120)から始め、中目(#180)、細目(#240)へと段階的に番手を上げることで、滑らかな表面が得られます。

塗装の種類は、用途と好みで選びます。ナチュラルな木目を活かすなら、オイルフィニッシュやステインがおすすめです。カラフルに仕上げたい場合は、水性塗料が扱いやすいでしょう。

美しい塗装の基本手順

1. サンディングで表面を滑らかにする

2. 木くずを乾いた布で完全に拭き取る

3. 下塗り材を薄く均一に塗る

4. 24時間以上しっかり乾燥させる

5. 軽くサンディング(#320程度)

6. 上塗りを2〜3回薄く重ねる

塗装は薄く複数回塗り重ねるのがコツです。一度に厚く塗ると、ムラになったり乾燥に時間がかかったりします。

屋内用の棚なら水性塗料で十分ですが、キッチンや洗面所など水がかかる可能性がある場所では、ウレタンニスで仕上げると耐水性が向上します。

ワックス仕上げは、使い込むほどに味わいが増すのが魅力です。特にヴィンテージ風やアンティーク風の作品を作りたい場合は、オイルステイン後にワックスを塗ると良い雰囲気が出るでしょう。

まとめ

1×3材は、厚み約19mm、幅約63mmというサイズで、1×2材と1×4材の中間に位置する汎用性の高い木材です。小型の棚板や枠材として、ちょうど良いサイズ感が魅力でしょう。

価格相場はSPF材の6フィートで250〜450円程度と、比較的リーズナブルです。ただし、1×4材ほど取り扱い店舗が多くないため、事前の在庫確認をおすすめします。

加工時は下穴を開けること、ボンドを併用すること、適切な接合方法を選ぶことが重要です。丁寧な仕上げを施すことで、美しく実用的な作品が完成します。

1×3材の特性を理解して、文庫本サイズの本棚やスパイスラック、ディスプレイシェルフなど、ちょうど良いサイズのDIY作品づくりに挑戦してみてください。