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コンクリートの融点(溶ける温度)・比重・密度(文献値:g/mlやg/cm3)・引火点は?【コンクリート・危険物・SDS】

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コンクリートの融点(溶ける温度)・比重・密度(g/mlやg/cm3)・引火点は?【コンクリート・危険物・SDS】

科学的な解析(化学)を行う際には基本的に反応物質の沸点・融点・比重・密度(g/mlやg/cm3)・引火点などの理解が必要となることが多いです。

そのためさまざまな物質の沸点・融点・比重・密度(g/mlやg/cm3)・引火点を覚えておくといいです。

ここでは代表的な建設材料の「コンクリート」に着目して、その融点・比重・密度(g/ml)・引火点(危険物関連情報)やSDSなどをまとめていきますので、ぜひ参考にしてください。

 

コンクリートの融点(溶ける温度)は?

それでは以下でコンクリートの融点は?について確認していきます。

結論として、コンクリートの

・融点(常温常圧下):約1300〜1500℃(完全溶融)

・軟化/劣化開始温度:約500〜600℃

・熱分解温度(石灰石成分):約700〜900℃

ですね。

コンクリートは複合材料であり、セメント、砂、砂利、水などから構成されています。

そのため単一の物質のような明確な融点は持たず、加熱に伴い段階的に変化します。

約500℃からコンクリート内部の水酸化カルシウムが分解し始め、強度が低下します。

約1300〜1500℃で完全に溶融しますが、その前に多くの成分が熱分解します。

 

コンクリートの比重や密度(g/mlやg/cm3など)は?

さらに、コンクリートの比重や密度(単位g/mlやg/cm3)についてもチェックしていきましょう。

結論として、コンクリートの

・普通コンクリートの密度:約2.2〜2.4 g/ml(g/cm3と同じ)

・軽量コンクリートの密度:約1.4〜2.0 g/ml

・高密度コンクリートの密度:約2.8〜5.0 g/ml

・比重(常温常圧下):密度と同値(約1.4〜5.0)

ですね。

コンクリートの密度は水より重く、一般的な普通コンクリートで約2.2〜2.4 g/mlとなります。

密度は使用する骨材や配合によって大きく変化します。

軽量骨材を使用した軽量コンクリートは断熱性に優れ、重晶石などを用いた高密度コンクリートは放射線遮蔽などに使用されます。

なお、固体の場合の比重も水の密度との比較(1.0g/cm3)となるので、数値は密度と同じになります。

 

コンクリートの引火点は?【危険物など】は?

さらに、コンクリートの引火点についてもチェックしていきましょう。

危険物取扱者の試験などを受ける人はこのあたりの情報も重要となってきます。

結論として、コンクリートの

・引火点:該当なし(不燃性)

・発火点:該当なし(不燃性)

・燃焼性:不燃性(ただし高温で分解)

ですね。

硬化したコンクリートは無機物質が主成分であるため、引火性や可燃性はありません。

非常に高温(約700℃以上)では内部の石灰石成分が分解して二酸化炭素を放出し、構造が劣化しますが、燃焼するわけではありません。

ただし、未硬化のセメント(コンクリートの原料)は強アルカリ性で皮膚への刺激性があるため、取り扱いには注意が必要です。

 

コンクリートのSDSは?【厚生労働省の情報:文献値】

さらに、コンクリートのSDS情報へのリンクも整理いたしましたので、必要な場合はご活用くださいませ!

硬化したコンクリート自体のSDSはありませんが、主成分であるセメントのSDSが参考になります。

以下が関連情報でございます。

https://anzeninfo.mhlw.go.jp/anzen/gmsds/65997-15-1.html

 

まとめ  コンクリートの融点(溶ける温度)・比重・密度(g/mlやg/cm3)・引火点は?【コンクリート・危険物・SDS】

ここでは、コンクリートの融点(溶ける温度)・比重・密度(g/mlやg/cm3)・引火点は?【コンクリート・危険物・SDS】について確認しました。

各物性を理解し、業務等々に活かしていきましょう。