この記事では、自重の読み方や意味について解説していきます。
覚えやすいように自重を用いた、読み仮名付きの例文や川柳も紹介していますので、息抜きにご活用ください。
じじゅう?自重の読み方や意味は?じちょう、じじゅう?
まずは、自重の読み方について確認していきます。
自重の読み方は
・ジジュウ
の両方が正しいですが、意味が変化するので注意が必要です。
「ジチョウ」と読むと、「自分自身を抑制する、慎む」という意味になります。
一方、「ジジュウ」と読むと、「物体自身の重さ、重量」という物理的な意味で使われます。
なかなか間違いやすい漢字のため、この機会に覚えておくといいです。
「自」は自分・自身という意味を、「重」は重い・重んじるという意味を示しています。
自重だけでなく、漢字は読み方と意味をセットで覚えると忘れにくいので、うまく活用してください。
「じちょう」と「じじゅう」のどちらで読んでも問題ありませんが、伝えたい意味によって適切な読み方を選ぶことが大切です。
じちょうとじじゅうの意味の違いとは?
「自重(ジチョウ)」と「自重(ジジュウ)」は同じ漢字表記ですが、読み方によって意味が大きく異なります。
「自重(ジチョウ)」は、「自分の言動を慎み、節度を守ること」を意味します。例えば「もう少し自重してください」というと、「行き過ぎた言動を慎んでください」という意味になります。道徳的・倫理的な文脈で使われることが多いです。
一方、「自重(ジジュウ)」は物理学の用語で、「物体自身が持つ重さ」を意味します。例えば「この橋は自重に耐えられるように設計されている」という場合の自重は、橋そのものの重量を指します。科学や工学の分野でよく使われる専門用語です。
筋トレなどでも自重トレーニング(自分自身の重さを使った筋トレ)などということもあります。
このように、同じ「自重」でも読み方と使われる文脈によって全く異なる意味になるので、使い分けに注意しましょう。
自重を使った例文を紹介!
さらには、自重を使った例文も紹介していきます。
1. 彼は場の空気を読まずに発言し、周囲から自重(ジチョウ)するよう忠告されました。
2. この建物は自重(ジジュウ)だけでも1000トンを超えます。
3. 公人として自重(ジチョウ)すべき場面で軽率な発言をしてしまいました。
4. 橋の設計では、自重(ジジュウ)に加えて車両の重量も考慮する必要があります。
例文で覚えておくと忘れにくいのでおすすめです!
自重を使った川柳も紹介!
息抜きに、自重を使った川柳をいくつか紹介します。
「言いたくて 自重忘れる 酒の席」
(この川柳は、お酒の席で言いたいことを我慢できず、自制心を失ってしまう人間の弱さを表現しています)
「自重知る 大人の品格 花の道」
(自分をわきまえ、節度を守ることが大人としての品格を表す、という教訓を花道になぞらえて詠んでいます)
「鉄橋の 自重を支える 春の風」
(こちらは物理的な「ジジュウ」の意味で、重い鉄橋が春風に揺られる様子を詠んだ情景描写です)
川柳で覚えると印象に残りやすいので、ぜひ参考にしてください。
まとめ じちょう・じじゅうの漢字は?自重の読み方や意味は?
自重の読み方は「ジチョウ」と「ジジュウ」の両方が正しく、読み方によって意味が変化します。
「じちょう」は自分の言動を慎み節度を守ること、「じじゅう」は物体自身が持つ重量を意味します。状況や文脈に応じて適切な読み方を選びましょう。
日常会話では「自重してください(ジチョウ)」のように行動を慎むよう促す表現でよく使われ、物理学や工学では「構造物の自重(ジジュウ)」のように専門用語として使われます。
正しい読み方と意味を覚えて、適切な場面で使ってみましょう。