この記事では「mmhgとcmH2oの変換方法や読み方や違い【水銀柱ミリメートルと水柱センチメートル」について博士とお手伝いさんの対話形式で解説していきます。
内容が堅いため、それが緩和されて読みやすいかと思います!
それでは博士とお手伝いさんよろしくお願いします^_^
mmhgとcmH2oの変換方法や読み方や違い【水銀柱ミリメートルと水柱センチメートル】
結論:1mmHg = 約1.36cmH2O、1cmH2O=約0.735mmhg
それらの変換方法や読み方、違いなどについて知りたいです。
まず、mmHgとはミリメートル水銀柱(ミリハーゲン)と呼ばれる圧力の単位です。
水銀柱の高さで圧力を表します。一方、cmH2Oはセンチメートル水柱と呼ばれ、水の柱の高さで圧力を表す単位です。
じゃあ、これらの単位をどのように変換すればいいですか?
1 mmHg = 約1.36 cmH2O
つまり、ミリハーゲンをセンチメートル水柱に変換するには、ミリハーゲンの値に1.36を掛けます。
逆に、センチメートル水柱をミリハーゲンに変換するには、センチメートル水柱の値を1.36で割ります。
つまり
1 cmH2O= 約0.736 mmHg
となります。
mmhgとcmH2oの換算の導出過程
それでは、まず1 mmHgが何パスカルに相当するかを求めましょう。
1 mmHgは、1ミリメートルの高さの水銀柱によって生じる圧力を表します。
水銀の密度は約13,595 kg/m³です。水銀柱の高さが1 mm(0.001 m)であることから、水銀柱の体積は0.001 m³です。
したがって、水銀柱の質量は、密度 × 体積 = 13,595 kg/m³ × 0.001 m³ ≈ 13.595 kgとなりますね。
この水銀柱の質量に重力加速度(g ≈ 9.81 m/s²)を掛けることで、力(重力)を求めることができます。
F = m × g = 13.595 kg × 9.81 m/s² ≈ 133.32 Nです。
圧力は、力を面積で割った値で求めることができます。
この場合、面積は1平方メートル(1 m²)です。つまり、P = F/A = 133.32 N / 1 m² ≈ 133.3 Paです。
これで、1 mmHg ≈ 133.3 Paという関係が導かれました。
次に、1 cmH2Oが何パスカルに相当するかを求めましょう。
1 cmH2Oは、1センチメートルの高さの水柱によって生じる圧力を表します。水の密度は約1,000 kg/m³です。水柱の高さが1 cm(0.01 m)であることから、水柱の体積は0.01 m³です。したがって、水柱の質量は、密度 × 体積 = 1,000 kg/m³ × 0.01 m³ = 10 kgです。
この水柱の質量に重力加速度(g ≈ 9.81 m/s²)を掛けることで、力(重力)を求めることができます。F = m × g = 10 kg × 9.81 m/s² ≈ 98.1 Nです。
圧力は、力を面積で割った値で求めることができます。この場合、面積は1平方メートル(1 m²)です。つまり、P = F/A = 98.1 N / 1 m² ≈ 98.1 Paです。これで、1 cmH2O ≈ 98.1 Paという関係が導かれました。
以上の導出過程から、1 mmHg ≈ 133.3 Paおよび1 cmH2O ≈ 98.1 Paの関係が得られました。これらの関係を使って、mmHgとcmH2Oの変換を行います。
まず、1 mmHgをcmH2Oに変換するには、以下の式を使用します。
・1 mmHg ≈ 133.3 Pa
これをcmH2Oに変換するには、上で求めた1 cmH2O ≈ 98.1 Paを使用します。
(1 mmHg) * (1 cmH2O / 98.1 Pa) ≈ (133.3 Pa) * (1 cmH2O / 98.1 Pa) ≈ 1.36 cmH2O
したがって、1 mmHg ≈ 1.36 cmH2Oです。
逆に、1 cmH2OをmmHgに変換するには、以下の式を使用します。
・1 cmH2O ≈ 98.1 Pa
これをmmHgに変換するには、上で求めた1 mmHg ≈ 133.3 Paを使用します。
(1 cmH2O) * (1 mmHg / 133.3 Pa) ≈ (98.1 Pa) * (1 mmHg / 133.3 Pa) ≈ 0.735 mmHg
したがって、1 cmH2O ≈ 0.735 mmHgです。
これらの変換関係を用いることで、mmHgとcmH2O間の変換が容易に行えます。導出過程が少し複雑でしたが、これで変換関係が理解できたことと思います。