この記事では、ワットとボルトの変換・計算・求め方(WとV:アンペアとの違いや1A・2Aなども)について解説していきます。
ポイントは、
・W = V × Aの関係を覚えておくといい
ですね。
それでは詳しく見ていきましょう!
ワットとボルトの公式・関係式やアンペアとの違い
ワットとボルト(WとV)の変換を行うためには、その関係式を理解しておく必要があります。
なお上述のよう直接的にワットとボルトを変換することはできません。これはワットは電力(仕事やジュール熱など)の単位でボルトは電圧の単位であり、各々表すものが違うためですね。
ワットとボルトを変換するには、間に電流の単位である「アンペア」が必要です。
定義として以下のよう決まっているためですね。
例えば、抵抗に3Vの電圧、2Aの電流が流れていたとすると、 ジュール熱(発熱量:電力)= 3 × 2 =6Wを発熱するといったイメージですね!
ワットとボルトの変換・計算・求め方(WとVの関係式:アンペアとの違いや1A・2Aなども)
それでは代表的な電流値である1A・2Aなどの場合のワットとボルトの変換を行ってみましょう!
1Aの場合のワットとボルトの変換
1Aの電流が流れている回路でのワットとボルトの変換を見てみましょう。
この時W = V × A の公式を使用すると、1Aの場合では、
で計算できますね。
例1:1Aで100Vの電圧がかかっている場合
電力(W)= 100V × 1A = 100W
例2:1Aで600Wの電力を消費する機器の場合
電圧(V)= 600W ÷ 1A = 600V
といった具合に計算できます。
2Aの場合のワットとボルトの変換
2Aの電流が流れている回路でのワットとボルトの変換も同様に計算できます。
となります。
例1:2Aで100Vの電圧がかかっている場合
電力(W)= 100V × 2A = 200W
例3:2Aで1000Wの電力を消費する機器の場合
電圧(V)= 1000W ÷ 2A = 500V
まとめ ワット(電力)とボルト(電圧)の計算・求め方(アンペアとの違いや1A・2Aなども)
ワットとボルトの変換においては、以下のポイントを押さえておきましょう:
・電流(A)がわからないと変換できない
・同じ電力でも電流が大きいほど電圧は小さくなる
・家庭用電源では一般的に1A~15A程度の電流が流れる
この関係を理解しておくことで、電気工事や家電選びの際にも役立ちます。
技術的な用語を理解しさらに快適に過ごしていきましょう!