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抵抗の測定方法は?テスターの使い方も!(測り方・測定器・マルチメーター・回路など)

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電子工作や電気設備の点検をしていると、抵抗の値を正確に知りたい場面が必ず出てきます。

そんなときに頼りになるのがテスター(マルチメーター)です。

ですが、いざ使おうとすると「レンジはどこに合わせるの」「プローブはどこに当てればいいの」と戸惑う方も多いのではないでしょうか。

この記事では、抵抗の測定方法は?テスターの使い方も!(測り方・測定器・マルチメーター・回路など)というテーマで、基本の考え方から具体的な手順、よくある失敗まで幅広く解説していきます。

初めてテスターに触れる方にも分かりやすいよう、専門用語はできるだけかみ砕いて説明します。

最後まで読めば、抵抗値の測定に自信を持って取り組めるようになるはずです。

抵抗の測定方法とテスターの使い方の結論

それではまず抵抗の測定方法とテスターの使い方の結論について解説していきます。

結論から言うと、抵抗を測定するにはマルチメーターの抵抗レンジ(Ωレンジ)を使い、回路から取り外した抵抗にテストリードを当てるだけです。

難しそうに見えても、実際の操作自体はとてもシンプルでしょう。

ただし、正確な数値を読み取るためにはいくつかの前提条件を守る必要があります。

マルチメーターを使えば抵抗値は簡単に測れる

マルチメーターは電圧、電流、抵抗の三つを一台で測定できる便利な計測器です。

抵抗値を測る場合は、ダイヤルを「Ω」のマークに合わせるだけで準備が整います。

デジタル式であれば画面に数値がそのまま表示されるため、読み間違いも起こりにくいでしょう。

測定前に回路から抵抗を外すのが基本

抵抗値を正確に測るには、対象の抵抗を回路から切り離しておくことが基本です。

通電したまま、あるいは他の部品とつながったままだと、正しい値が表示されません。

この点を軽視すると、後の作業でトラブルの原因になりかねません。

テスターのレンジ設定がポイントになる

テスターには複数の測定レンジが用意されており、抵抗値の桁数に応じて切り替える必要があります。

レンジが合っていないと、画面に「OL」や「1」などのオーバーレンジ表示が出ることもあるでしょう。

迷ったときはオートレンジ機能付きのテスターを選ぶと安心です。

抵抗測定で最も重要なポイントは通電状態で測定しないことです。

電源が入ったままの回路を測定すると、誤った数値が出るだけでなく、テスター本体を故障させる恐れもあります。

必ず電源を切り、コンデンサの放電も確認してから測定を始めてください。

抵抗とは何かをおさらいしておきましょう

続いては抵抗とは何かについて確認していきます。

測定方法を理解する前に、そもそも抵抗がどんな部品なのかを押さえておくと理解がぐっと深まります。

抵抗は電流の流れにくさを表す性質、またはその性質を持つ電子部品の名称です。

抵抗の役割と回路における働き

抵抗は回路の中で電流の量を制限したり、電圧を分配したりする役割を担っています。

LEDを光らせる回路に抵抗が入っているのを見たことがある方も多いでしょう。

これは過剰な電流が流れてLEDが壊れるのを防ぐためです。

抵抗値の単位とカラーコードの読み方

抵抗値の単位はオーム(Ω)で表され、値が大きいほど電流が流れにくくなります。

抵抗器の表面にはカラーコードと呼ばれる色の帯が印刷されており、これを読み解くことで数値を判別できます。

ただし、色あせや個体差で読み取りにくいこともあるため、最終的にはテスターでの実測が確実でしょう。

カラーコードの読み方の一例です。

茶・黒・赤・金という帯の抵抗器の場合、1Ω=10、2Ω=0という数字と乗数の赤(×100)を組み合わせます。

計算すると10×100=1000Ωとなり、これは1kΩの抵抗を意味します。

抵抗器の種類と特徴

抵抗器には固定抵抗器と可変抵抗器の二種類が存在します。

固定抵抗器は値が一定で、可変抵抗器はつまみなどで値を変えられる仕組みです。

用途に応じて使い分けられており、音量調節のボリュームなどは可変抵抗器の代表例といえるでしょう。

テスター(マルチメーター)の基本的な使い方

続いてはテスター(マルチメーター)の基本的な使い方について確認していきます。

測定器の構造を理解しておくことで、操作ミスをぐっと減らせます。

初めての方はここでしっかりと基礎を固めておきましょう。

テスターの各部名称と役割

テスター本体には主に、数値を表示する画面、レンジを切り替えるダイヤル、テストリードを挿す端子が備わっています。

端子には「COM」「VΩmA」などの表記があり、赤いリードと黒いリードで挿す場所が異なります。

この端子の組み合わせを間違えると正確な測定ができないため、事前に確認しておくことが大切です。

電源の入れ方とレンジ切り替え

デジタルテスターの多くは、ダイヤルを回すだけで電源が入る仕組みになっています。

抵抗を測る場合は「Ω」の表示があるレンジ、あるいは導通チェックと兼用のマークを選んでください。

手動レンジのモデルであれば、想定される抵抗値に近いレンジから試すとスムーズです。

テストリードの接続方法

赤いテストリードは「VΩmA」端子、黒いテストリードは「COM」端子に接続するのが一般的です。

この接続を逆にしてしまうと測定自体はできても、電流や電圧測定時に誤った結果になることがあります。

抵抗測定においては極性を気にする必要はありませんが、習慣として正しい接続を徹底しておきましょう。

端子名 接続するリード 主な用途
COM 黒色リード 共通端子として全ての測定で使用
VΩmA 赤色リード 電圧・抵抗・小電流の測定
10A(機種により異なる) 赤色リード 大電流の測定時のみ使用

抵抗値の具体的な測定手順

続いては抵抗値の具体的な測定手順について確認していきます。

ここからは実際の操作を順番に追いながら解説します。

手順を一つずつ確認しながら進めれば、初めてでも迷わず測定できるでしょう。

回路から抵抗を取り外す下準備

まずは対象の抵抗器を回路基板から取り外すか、少なくとも片方の足を浮かせておきます。

取り外しが難しい場合は、電源を完全に切った上で測定することもできますが、周辺部品の影響で数値がずれることがあるため注意が必要です。

安全のためにも、可能な限り単体の状態で測定するのが望ましいでしょう。

レンジを選んでプローブを当てる

抵抗値のおおよその見当がついている場合は、それに近いレンジを選択してください。

見当がつかない場合は、大きめのレンジから始めて徐々に下げていく方法が安全です。

その後、赤と黒のプローブをそれぞれ抵抗器の両端子に当てます。

表示された数値の読み取り方

プローブを当てると画面に数値が表示されるので、その値を読み取ります。

表示が「1」や「OL」のままであれば、レンジが小さすぎるか、断線している可能性があるでしょう。

逆に数値が「0」に近い場合は、レンジが大きすぎるか短絡している状態かもしれません。

たとえば1kΩの抵抗を測定する場合の目安です。

200Ωレンジでは表示が「1」のままオーバーレンジになります。

2kΩレンジに切り替えると「1.00」というように、正しい数値が表示される仕組みです。

測定時によくある失敗と注意点

続いては測定時によくある失敗と注意点について確認していきます。

せっかく手順通りに進めても、思わぬところでつまずくことがあります。

ここでは代表的な失敗例を紹介し、その対処法も併せて確認していきましょう。

通電した状態で測ってしまうミス

最も多い失敗が、電源が入ったままの回路を測定してしまうケースです。

この状態で抵抗レンジを使うと、正しい値が出ないばかりか、テスター内部のヒューズが飛んでしまうこともあります。

測定前には必ずテスターの電圧レンジで通電の有無を確認する習慣をつけておきましょう。

レンジ設定が合っていないケース

抵抗値の見当を誤って、極端に小さいレンジや大きいレンジを選んでしまうことも珍しくありません。

オートレンジ機能のないテスターでは、この設定ミスが測定結果に直結します。

不安な場合は最大レンジから徐々に絞り込んでいく方法が確実でしょう。

抵抗値がずれて表示される原因

周辺の部品とつながったまま測定すると、並列回路として扱われて実際より低い値が表示されることがあります。

また、指でプローブと抵抗の両端を同時に触れてしまうと、人体の抵抗値が加わり誤差の原因になるでしょう。

湿気やほこりが多い環境でも接触抵抗が変化し、数値がぶれることがあるため注意してください。

抵抗測定で誤差が出やすいのは、回路から完全に切り離していないときです。

周辺の部品と電気的につながった状態では、並列合成抵抗として計算されてしまい、本来の値より低く表示されます。

正確な数値を得たいなら、必ず片方の足を浮かせるか完全に取り外してから測定してください。

抵抗値を測る際に役立つ応用テクニック

続いては抵抗値を測る際に役立つ応用テクニックについて確認していきます。

基本操作に慣れてきたら、さらに一歩進んだ使い方も知っておくと便利です。

ここでは実務でも役立つポイントをいくつか紹介します。

導通チェックとの使い分け

テスターには抵抗測定と似た機能として導通チェック(ブザーモード)があります。

これは配線が正しくつながっているかを音で確認する機能で、抵抗値の細かい数値までは分かりません。

断線の有無を素早く確認したいときは導通チェック、正確な値が必要なときは抵抗レンジと使い分けるとよいでしょう。

実装済み回路での測定のコツ

基板に実装されたままの抵抗を測定したい場合は、周辺部品の影響を考慮する必要があります。

片方の足だけをはんだごてで浮かせる、あるいはジャンパーを外すといった工夫で、単体に近い状態を作れます。

それでも難しい場合は、電圧と電流から抵抗値を逆算する方法も選択肢の一つになるでしょう。

オームの法則を使った逆算の例です。

抵抗にかかる電圧が5V、流れる電流が0.01Aだった場合を考えます。

R=V÷Iの式に当てはめると、5÷0.01=500Ωという抵抗値を求められます。

デジタルテスターとアナログテスターの違い

デジタルテスターは数値がそのまま表示されるため、読み取りやすく初心者にも扱いやすいのが特徴です。

一方でアナログテスターは針の振れ幅で値を読み取るため、変化の様子を直感的に把握しやすい利点があります。

どちらを選ぶかは用途次第ですが、これから始める方にはデジタルテスターが扱いやすいでしょう。

項目 デジタルテスター アナログテスター
読み取りやすさ 数値表示で分かりやすい 針の位置を目視で読む必要がある
変化の把握 数値の切り替わりがやや分かりにくい 針の動きで変化を直感的に把握できる
価格帯 比較的安価なものが多い 製品によって幅がある
おすすめ度 初心者向け 経験者向け

まとめ

今回は抵抗の測定方法は?テスターの使い方も!(測り方・測定器・マルチメーター・回路など)というテーマで解説してきました。

抵抗を測定する際は、テスターのΩレンジを選び、回路から切り離した抵抗にプローブを当てるのが基本の流れです。

通電したまま測定しないこと、レンジ設定を対象の抵抗値に合わせることが、正確な数値を得るための重要なポイントでしょう。

カラーコードでのおおよその判断とテスターでの実測を組み合わせれば、より確実に抵抗値を把握できます。

導通チェックとの使い分けやオームの法則を用いた逆算など、応用テクニックも覚えておくと作業の幅が広がるはずです。

基本を押さえたうえで数をこなせば、テスターの操作は自然と身についていくでしょう。

ぜひ今回の内容を参考に、安全で正確な抵抗測定を実践してみてください。