「車で5分の距離」って言われたとき、みなさんはどのくらいの距離や時間をイメージしますか?
実は移動手段や地域によって、同じ「5分」でも全然違うんです!都会の渋滞した道路と田舎の空いた道では、車で5分で進める距離が大きく変わってきます。
今回は、車で5分の距離を徒歩やバス、タクシーに換算したらどうなるのか、首都圏と田舎の場合でそれぞれ詳しく解説します。
「ちょっとそこまで」が実際どのくらいなのか、ぜひ参考にしてください!
車で5分は徒歩何分?距離は?バスやタクシー(首都圏の一般道の場合:時速30km程度)
首都圏の一般道では、車の平均速度は時速30kmほどと言われています。
理由の一つ目としては、信号が多いからです。首都圏では100m〜200mごとに信号があることも珍しくありません!
このペースだと、車で5分間走ると約2.5kmの距離を移動できる計算になります。
計算式:30km÷60分×5分=2.5km
車で5分は徒歩何分か?
では、この2.5kmを徒歩で移動するとどのくらいかかるでしょうか?
一般的に、徒歩の平均速度は時速4km程度と言われています。これを計算すると…
2.5km÷4km/時間×60分=約37.5分
つまり、首都圏の一般道で車5分の距離は、徒歩だと約38分かかる計算になります!思ったより遠いですよね。
バスの場合はどうでしょう?バスは車と同じ道路を走りますが、停留所での乗降時間があるため、実質的な速度は車より遅くなります。
首都圏のバスの平均速度は時速15km程度と考えると、2.5kmの距離を移動するのに約10分かかります。
タクシーは車と同等か、運転手さんの知識によってはさらに早く移動できることもありますが、基本的には車と同じ約5分と考えてよいでしょう。
車で5分は徒歩何分?距離は?バスやタクシー(田舎の一般道の場合:時速50km程度)
一方、田舎の一般道では状況がかなり違います!理由の一つ目としては、信号が少なく交通量も少ないことが挙げられます。そのため、平均速度は時速50kmほどになることも珍しくありません。
このペースだと、車で5分間走ると約4.2kmの距離を移動できる計算になります。
首都圏の2.5kmと比べて、かなりの差がありますよね!
この4.2kmを徒歩で移動するとどのくらいかかるでしょうか?
徒歩の平均速度を同じく時速4kmとすると…
なんと、田舎の一般道で車5分の距離は、徒歩だと約1時間もかかってしまいます!「ちょっとそこまで」どころではありませんね。
ちなみに、田舎のバスは本数が少ないことが多いですが、運行速度自体は車に近い場合もあります。
ただし、やはり停留所での停車があるため、時速40km程度と仮定すると、4.2kmの距離を移動するのに約6.3分、つまり約6分かかる計算になります。
タクシーは田舎だと台数自体が少ないのが難点ですが、速度は車と同等の約5分で考えてよいでしょう。
まとめ 車(バスやタクシーも)で5分は歩いて何分?距離は?【自動車】
車で5分の距離がどのくらいなのか、地域や交通手段によって大きく異なることがわかりましたね!理由の一つ目としては、地域によって道路環境が大きく異なるからです。
【首都圏の場合(時速30km想定)】
・距離:約2.5km
・徒歩:約38分
・バス:約10分
・タクシー:約5分
【田舎の場合(時速50km想定)】
・距離:約4.2km
・徒歩:約63分
・バス:約6分
・タクシー:約5分
特に驚きなのは、「車で5分」と聞いて「歩いても15分くらいかな」と思っていた距離が、実際には徒歩だと30分以上、田舎だと1時間以上かかる可能性があるという点です!
この違いを意識しておくと、「車で5分」という表現に惑わされずに済みますね。特に徒歩やバスで移動する予定がある場合は、実際の所要時間を計算してから行動するとよいでしょう。
また、同じ「5分」でも、首都圏と田舎では移動できる距離が2.5kmと4.2kmと、1.7km以上も違うことにも注目です!
日常会話で「車で5分」と言われたら、実際には徒歩で40分〜1時間かかる可能性があることを頭に入れておくと、予定が立てやすくなりますよ!
みなさんも「車で〇分」という表現に出会ったら、この記事を思い出して、実際の距離や徒歩での所要時間を考えてみてくださいね。
特に旅行先などの不慣れな場所では、移動手段によって所要時間が大きく変わることを忘れないでください!