科学的な解析(化学)を行う際には基本的に反応物質の沸点・融点・比重・密度(g/mlやg/cm3)・引火点などの理解が必要となることが多いです。
そのためさまざまな物質の沸点・融点・比重・密度(g/mlやg/cm3)・引火点を覚えておくといいです。
ここでは代表的な金属元素の「銅(Cu)」に着目して、その融点・比重・密度(g/ml)・引火点(危険物関連情報)やSDSなどをまとめていきますので、ぜひ参考にしてください。
銅の融点(溶ける温度)は?【Cu】
それでは以下で銅(Cu)の融点は?について確認していきます。
結論として、銅の
・沸点(常温常圧下):約2562℃
ですね。
銅は比較的高い融点を持つ金属元素ですが、鉄などの他の一般的な構造金属と比較するとやや低い融点を示します。
銅の熱伝導性の高さは、この比較的低い融点に関連しています。
銅の比重や密度(g/mlやg/cm3など)は?
さらに、銅の比重や密度(単位g/mlやg/cm3)についてもチェックしていきましょう。
結論として、銅の
・比重(常温常圧下):約8.96
ですね。
銅の密度は水よりかなり重く、約8.96 g/mlとなります。
これは鉄(約7.87 g/ml)よりも高い値であり、銅が鉄よりも重い金属であることを示しています。
なお、固体の場合の比重も水の密度との比較(1.0g/cm3)となるので、数値は密度と同じになります。
銅の引火点は?【危険物など】は?
さらに、銅の引火点についてもチェックしていきましょう。
危険物取扱者の試験などを受ける人はこのあたりの情報も重要となってきます。
結論として、銅の
・発火点:該当なし(塊状では発火しない)
ですね。
銅は固体金属であるため、通常の液体のような引火点は定義されません。
塊状の銅は通常の条件下では燃焼せず、安定した金属です。
ただし、非常に細かい銅粉(微粉末状の銅)は、特定の条件下で発火する可能性があります。
銅は電気配線や配管などに広く使用される金属であり、通常の使用条件下では安全です。
銅のSDSは?【厚生労働省の情報:文献値】
さらに、銅のSDS情報へのリンクも整理いたしましたので、必要な場合はご活用くださいませ!
以下が厚生労働省さまの情報でございます。
https://anzeninfo.mhlw.go.jp/anzen/gmsds/7440-50-8.html
まとめ 銅の融点(溶ける温度)・比重・密度(g/mlやg/cm3)・引火点は?【Cu・危険物・SDS】
ここでは、銅の融点(溶ける温度)・比重・密度(g/mlやg/cm3)・引火点は?【Cu・危険物・SDS】について確認しました。
各物性を理解し、業務等々に活かしていきましょう。