エクセルで作業中に、画面右側に「リサーチ」という作業ウィンドウが突然表示されて邪魔になる・閉じても再び出てきて消えないというトラブルに遭遇したことはないでしょうか。作業スペースが狭くなるため、できるだけ早く解決したいものです。
この記事では、エクセルでリサーチウィンドウが勝手に表示される原因と、非表示にするための設定変更・無効化の手順を丁寧に解説します。
一時的に閉じる方法から恒久的に表示されないようにする設定まで幅広くご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
リサーチが勝手に出る原因と結論
それではまず、エクセルでリサーチウィンドウが勝手に表示される原因と結論について解説していきます。
リサーチウィンドウとは、選択したテキストをオンライン辞書・百科事典・翻訳サービスなどで検索できる作業ウィンドウです。
このウィンドウが勝手に表示される原因は主に2つあります。
リサーチが勝手に表示される主な原因
・Altキーを押しながらセルをクリックするとリサーチが起動する仕様になっている
・「校閲」タブの「リサーチ」ボタンを誤ってクリックしている
・キーボードショートカット(Alt+クリック)が意図せず実行されている
・マクロやアドインがリサーチウィンドウを呼び出している
最も多い原因はAltキーを押したままセルをクリックしてしまうケースです。
まずはリサーチウィンドウの表示状態と閉じ方を、画面イメージで確認しましょう。
▲ リサーチウィンドウは右上の「✕」ボタンで閉じられる。「校閲」タブの「リサーチ」ボタンのクリックやAlt+クリックで表示される。
リサーチウィンドウは右上の「✕」ボタンをクリックするだけで閉じられますが、Alt+クリックの操作癖がある場合は繰り返し表示されてしまいます。
根本的に解決するには、リサーチ機能そのものを無効化する設定変更が有効です。
Alt+クリックでリサーチが起動する仕組みを理解する
エクセルではAltキーを押しながらセルをクリックすると、リサーチウィンドウが起動する仕様になっています。
Altキーはさまざまなショートカットに使われるため、意図せず押してしまいやすいキーです。
リサーチが頻繁に出る場合は、作業中にAltキーを押しながらクリックしていないかを意識して確認してみましょう。
リサーチウィンドウを一時的に閉じる方法
リサーチウィンドウが表示された場合は、ウィンドウ右上の「✕」ボタンをクリックして閉じます。
または、「校閲」タブの「リサーチ」ボタンをもう一度クリックすることでトグル式にオフにできる場合もあります。
Escキーを押すことで閉じられるケースもあるため、まずは試してみましょう。
「校閲」タブの配置を確認してリサーチボタンの誤操作を防ぐ
「校閲」タブにはリサーチボタンが配置されており、誤ってクリックしてしまうことがあります。
リボンをカスタマイズしてリサーチボタンを非表示にすることで、誤操作を防げます。
「ファイル」→「オプション」→「リボンのユーザー設定」からリサーチボタンのチェックを外す方法で対応できます。
リサーチ機能を無効化・非表示にする設定変更の手順
続いては、リサーチ機能を恒久的に無効化・非表示にする設定変更の手順を確認していきます。
リサーチウィンドウが繰り返し表示されて困る場合は、設定を変更して根本的に解決しましょう。
▲ リサーチウィンドウ内の「リサーチのオプション」からサービスのチェックをすべて外すと、ウィンドウが起動しても何も表示されなくなる。
リサーチのオプションからサービスを無効化する手順
リサーチウィンドウを表示させた状態で、ウィンドウ下部にある「リサーチのオプション」リンクをクリックします。
「リサーチのオプション」ダイアログが開くので、一覧表示されているサービスのチェックをすべて外してOKをクリックします。
この設定により、Alt+クリックでリサーチウィンドウが起動しても何も検索されなくなるため、実質的に無効化されたのと同じ状態になります。
レジストリを編集してAlt+クリックを無効化する方法
より根本的にAlt+クリックによるリサーチ起動を無効化するには、Windowsのレジストリを編集する方法があります。
ただしレジストリの編集はシステムに影響を与えるリスクがあるため、必ずバックアップを取ってから慎重に操作する必要があります。
IT管理者がいる環境では、システム管理者に相談してから対応することをおすすめします。
アドインが原因の場合の確認方法
リサーチウィンドウが特定の操作とは無関係に表示される場合は、アドインが原因である可能性があります。
「ファイル」→「オプション」→「アドイン」を開き、アクティブなアドインの一覧を確認します。
不審なアドインがある場合は、「管理」ドロップダウンから「COMアドイン」を選択して無効化してみましょう。
リサーチウィンドウに関するその他のトラブルと対処法
続いては、リサーチウィンドウに関するその他のよくあるトラブルと対処法を確認していきます。
| 症状 | 原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| 閉じてもすぐ再表示される | Alt+クリックの操作癖 | 操作を意識・サービスを無効化 |
| ウィンドウが消えない | ✕ボタンが見つからない | ウィンドウをスクロールして✕を探す |
| Word・PowerPointでも出る | Office共通の設定 | 各アプリで同様の設定を変更 |
| リサーチが重くて固まる | オンライン検索が実行されている | サービスを無効化・ネット接続を確認 |
▲ 「ファイル」→「オプション」→「リボンのユーザー設定」→「校閲」タブを展開して「リサーチ」のチェックを外すと、リボンからリサーチボタンを非表示にできる。
リボンのユーザー設定でリサーチボタンを非表示にする手順
「ファイル」→「オプション」→「リボンのユーザー設定」を開きます。
右側の「メインタブ」一覧で「校閲」の左にある矢印をクリックして展開し、「リサーチ」のチェックを外してOKをクリックします。
これによりリボンの「校閲」タブからリサーチボタンが非表示になり、誤クリックによる起動を防げます。
WordやPowerPointでも同様の設定を行う方法
リサーチウィンドウはExcel固有の機能ではなく、WordやPowerPointでも同様に表示されます。
各アプリケーションの「ファイル」→「オプション」→「リボンのユーザー設定」から、それぞれ「校閲」タブの「リサーチ」のチェックを外す操作を行いましょう。
Office全体で統一して設定することで、どのアプリを使っていても不意にリサーチが起動しなくなります。
Excelを再起動してウィンドウを完全にリセットする
リサーチウィンドウが閉じられない・操作を受け付けない場合は、Excelを一度完全に終了してから再起動することで解決することがあります。
タスクマネージャー(Ctrl+Shift+Esc)でExcelのプロセスを確認し、完全に終了させてから再起動しましょう。
再起動後もリサーチウィンドウが表示される場合は、前述のオプション設定やアドインの確認を行いましょう。
まとめ
この記事では、エクセルでリサーチが勝手に出る・消えない原因と対処法(作業ウィンドウ・設定変更・非表示)について解説しました。
リサーチウィンドウが表示される最も多い原因はAlt+クリックの操作で、リサーチのオプションからサービスを無効化することで実質的に機能を止められます。
リボンのユーザー設定でリサーチボタンを非表示にすることで、誤操作による起動も防げます。
アドインが原因の場合はCOMアドインの無効化を試み、それでも解決しない場合はExcelの再起動を行いましょう。
リサーチが勝手に出る場合の対処まとめ
・一時的に閉じる → ウィンドウ右上の✕ボタンをクリック
・サービスを無効化する → リサーチのオプションでチェックをすべて外す
・ボタンを非表示にする → リボンのユーザー設定で「リサーチ」のチェックを外す
・アドインを確認する → ファイル→オプション→アドイン→COMアドインを無効化
・完全にリセットする → Excelを完全終了してから再起動
・他アプリでも対処する → WordやPowerPointでも同様の設定変更を実施
リサーチウィンドウの仕組みを理解して、快適なエクセル作業環境を取り戻してください。