売上管理は、あらゆるビジネスにおいて最も基本的で重要な業務の一つです。
日々発生する売上データを正確に記録し、月別・商品別・顧客別などの視点で集計・分析することで、経営判断の基礎となる情報が得られます。
しかし、毎月ゼロから売上管理表を作成していては、時間がかかるだけでなく、フォーマットのばらつきや入力ミスの原因にもなります。
テンプレート化された売上管理表があれば、毎月の作業が標準化され、効率が大幅に向上します。
本記事では、実際にExcelを操作しながら、ゼロから売上管理テンプレートを作り上げていく過程を詳しく解説します。
最初はシンプルな入力表から始め、段階的に自動集計機能、グラフ表示、月別テンプレート化と機能を追加していきます。
各ステップで具体的な操作手順と数式を示しながら、実務で即活用できる完成度の高いテンプレートを一緒に作成していきましょう。
完成したテンプレートは、毎月使い回せるだけでなく、自社の業務に合わせてカスタマイズすることも可能です。
効率的な売上管理システムを構築したい方は、ぜひ最後まで一緒に作り上げていきましょう!
ポイントは
・ステップ1:基本の入力表を作成する
・ステップ2:自動計算と集計機能を追加する
・ステップ3:グラフと分析機能を組み込む
・ステップ4:月別テンプレートとして完成させる
です。
それでは一緒に作っていきましょう!
ステップ1:基本の入力表を作成する
それではまず、売上データを記録するための基本的な入力表を作成していきます。
新規ブックとシート名の設定
Excelを起動して新規ブックを作成したら、まずシート名をわかりやすく変更しましょう。
デフォルトの「Sheet1」を右クリックして「名前の変更」を選択し、「日次入力」と入力してEnterキーを押します。
次に、シート見出しの右側にある「+」ボタンをクリックして新しいシートを追加し、「月次集計」と名前を付けます。
さらにもう1つシートを追加して「商品マスタ」と名前を付けましょう。
この3つのシートで基本構成が完成します。
「日次入力」シートには日々の売上取引を記録し、「月次集計」シートには自動集計の結果を表示し、「商品マスタ」シートには商品リストと単価を管理します。
シート見出しをドラッグすることで順序を変更できるので、「商品マスタ」「日次入力」「月次集計」の順に並べておくと使いやすくなります。
作成するシート構成
商品マスタ
商品リスト
単価管理
日次入力
日々の売上
データ記録
月次集計
自動集計
分析結果
商品マスタシートの作成
まず「商品マスタ」シートから作成しましょう。
A1セルに「商品コード」、B1セルに「商品名」、C1セルに「単価」、D1セルに「商品分類」と入力します。
見出し行の背景色を設定するため、A1:D1を選択して、「ホーム」タブの「塗りつぶしの色」から薄い青色を選択します。
文字を太字にして中央揃えにすると、見出しらしくなります。
次に、サンプルデータを入力していきます。
A2セルに「001」、B2セルに「商品A」、C2セルに「1000」、D2セルに「食品」と入力します。
同様に、A3に「002」、B3に「商品B」、C3に「1500」、D3に「食品」、A4に「003」、B4に「商品C」、C4に「2000」、D4に「雑貨」というように、5〜6個の商品データを入力しましょう。
C列の単価は、列全体を選択して「ホーム」タブの「桁区切りスタイル」をクリックすると、カンマ区切りで表示されて見やすくなります。
| 商品コード | 商品名 | 単価 | 商品分類 |
|---|---|---|---|
| 001 | 商品A | 1,000 | 食品 |
| 002 | 商品B | 1,500 | 食品 |
| 003 | 商品C | 2,000 | 雑貨 |
| 004 | 商品D | 3,000 | 雑貨 |
| 005 | 商品E | 500 | 文具 |
日次入力シートの基本構造
次に「日次入力」シートに移動します。
A1セルに「日付」、B1セルに「商品コード」、C1セルに「商品名」、D1セルに「単価」、E1セルに「数量」、F1セルに「金額」、G1セルに「顧客名」、H1セルに「備考」と入力します。
見出し行を選択して、商品マスタと同様に背景色を付けて太字・中央揃えにします。
列幅を調整しましょう。
A列は日付用に12程度、B列は8程度、C列とG列は商品名と顧客名なので15程度、D列とF列は金額なので12程度、E列は数量なので8程度、H列は備考なので20程度に設定します。
列幅を変更するには、列見出し(A、B、Cなど)の境界線をダブルクリックすると自動調整されますが、手動でドラッグして調整することもできます。
見出し行を固定表示にすると便利です。
A2セルを選択した状態で、「表示」タブから「ウィンドウ枠の固定」→「ウィンドウ枠の固定」をクリックします。
これで下にスクロールしても、常に見出し行が表示されるようになります。
データが増えても、どの列に何を入力すればよいかすぐにわかるようになります。
見出し行の項目は、自社の業務に合わせてカスタマイズしてください。
例えば、担当者別の売上を管理したい場合は「担当者」列を追加し、支払方法を記録したい場合は「支払方法」列を追加します。
ただし、項目が多すぎると入力が煩雑になるため、本当に必要な項目に絞り込むことが重要です。
まずは基本的な項目でスタートし、運用しながら必要に応じて追加していく方が実用的です。
ステップ2:自動計算と入力補助の機能を追加する
続いて、入力を楽にして計算ミスを防ぐための機能を追加していきます。
商品コードから商品名と単価を自動表示
「日次入力」シートのC2セル(商品名)に、VLOOKUP関数を使って商品コードから商品名を自動表示する数式を入力します。
C2セルに「=IFERROR(VLOOKUP(B2,商品マスタ!$A$2:$D$10,2,FALSE),””)」と入力してEnterキーを押します。
この数式は、B2セルの商品コードを商品マスタシートから探して、2列目(商品名)を返します。
IFERRORで囲むことで、商品コードが未入力の場合にエラー表示されず、空欄になります。
同様に、D2セル(単価)には「=IFERROR(VLOOKUP(B2,商品マスタ!$A$2:$D$10,3,FALSE),””)」と入力します。
これで商品コードを入力するだけで、商品名と単価が自動的に表示されるようになります。
C2セルとD2セルを選択してフィルハンドル(セル右下の小さな四角)をダブルクリックすると、下方向に数式がコピーされます。
まずは10行分くらいコピーしておきましょう。
VLOOKUP関数による自動表示
入力
「001」
自動表示
単価「1,000」
金額の自動計算
F2セル(金額)には、「数量×単価」の計算式を入力します。
F2セルに「=IF(E2=””,””,D2*E2)」と入力してEnterキーを押します。
この数式は、E2セル(数量)が空欄の場合は何も表示せず、数量が入力されている場合はD2セル(単価)×E2セル(数量)を計算します。
IF関数で空欄チェックをすることで、数量未入力時に「0」が表示されるのを防げます。
F2セルを選択してフィルハンドルをダブルクリックし、下方向に数式をコピーします。
F列全体を選択して「桁区切りスタイル」を適用すると、金額がカンマ区切りで表示されて見やすくなります。
これで、商品コードと数量を入力するだけで、商品名・単価・金額が自動的に計算されるようになりました。
入力規則でドロップダウンリストを作成
商品コードの入力ミスを防ぐため、ドロップダウンリストから選択できるようにします。
B2セルを選択して、「データ」タブから「データの入力規則」をクリックします。
「設定」タブの「入力値の種類」で「リスト」を選択し、「元の値」に「=商品マスタ!$A$2:$A$10」と入力してOKをクリックします。
B2セルに小さな下向き矢印が表示され、クリックすると商品コードの一覧が表示されるようになります。
この入力規則をB3以降のセルにもコピーするため、B2セルを選択して右下のフィルハンドルを下方向にドラッグします。
これで、すべての行で商品コードをリストから選択できるようになり、入力ミスが大幅に減ります。
| セル | 数式 | 説明 |
|---|---|---|
| C2(商品名) | =IFERROR(VLOOKUP(B2,商品マスタ!$A$2:$D$10,2,FALSE),””) | 商品コードから商品名を自動表示 |
| D2(単価) | =IFERROR(VLOOKUP(B2,商品マスタ!$A$2:$D$10,3,FALSE),””) | 商品コードから単価を自動表示 |
| F2(金額) | =IF(E2=””,””,D2*E2) | 単価×数量で金額を自動計算 |
VLOOKUP関数の範囲指定「$A$2:$D$10」は絶対参照にしているため、数式をコピーしても常に商品マスタの同じ範囲を参照します。
商品数が増えた場合は、この範囲を「$A$2:$D$100」のように広げておくと、将来的な追加にも対応できます。
また、Excel 2021やMicrosoft 365を使用している場合は、VLOOKUP関数の代わりにXLOOKUP関数を使うと、よりシンプルで柔軟な数式になります。
ステップ3:月次集計シートを作成する
それでは、入力されたデータを自動集計する月次集計シートを作成していきます。
集計シートの基本レイアウト
「月次集計」シートに移動します。
A1セルに「売上集計表」というタイトルを入力し、フォントサイズを16ポイントに拡大して太字にします。
A2セルに「対象月:」と入力し、B2セルに「2025/1」と入力します。
このB2セルが月を指定するセルとなり、後で様々な数式がこのセルを参照します。
A4セルに「■ 全体集計」と入力して、セクションの見出しを作ります。
A5セルに「総売上金額」、A6セルに「取引件数」、A7セルに「平均単価」と入力します。
B5、B6、B7セルには、後ほど数式を入力して自動計算させます。
同様に、A9セルに「■ 商品別集計」、A11に「商品名」、B11に「売上金額」、C11に「構成比」という見出しを作ります。
月次集計シートのレイアウト
| 売上集計表 | |
| 対象月: | 2025/1 |
| ■ 全体集計 | |
| 総売上金額 | (数式で自動計算) |
| 取引件数 | (数式で自動計算) |
全体集計の数式を作成
B5セル(総売上金額)に、日次入力シートの金額列を合計する数式を入力します。
「=SUM(日次入力!F:F)」と入力してEnterキーを押します。
これで、日次入力シートのF列(金額)全体が合計されます。
B5セルを選択して「桁区切りスタイル」を適用すると、金額が見やすく表示されます。
B6セル(取引件数)には、「=COUNTA(日次入力!A:A)-1」と入力します。
COUNTA関数は空白でないセルの数を数えるため、日付列(A列)のデータ件数が取得できます。
「-1」は見出し行を除くためです。
B7セル(平均単価)には、「=IF(B6=0,””,B5/B6)」と入力します。
総売上金額÷取引件数で平均単価が計算されますが、取引件数が0の場合はエラーになるため、IF関数でチェックしています。
商品別集計の数式を作成
A12セルに商品マスタから商品名を参照します。
「=商品マスタ!B2」と入力してEnterキーを押し、フィルハンドルで下方向に5〜6行コピーします。
これで商品マスタに登録されている商品名が自動的に表示されます。
B12セル(売上金額)には、SUMIF関数を使って該当商品の売上を集計します。
「=SUMIF(日次入力!C:C,A12,日次入力!F:F)」と入力してEnterキーを押します。
この数式は、日次入力シートのC列(商品名)がA12セルの商品名と一致する行のF列(金額)を合計します。
B12セルを選択してフィルハンドルで下方向にコピーすると、各商品の売上が自動集計されます。
C12セル(構成比)には、「=IF($B$5=0,””,B12/$B$5)」と入力します。
個別商品の売上÷総売上金額で構成比が計算されます。
C12セルを選択して「パーセントスタイル」を適用すると、構成比が百分率で表示されます。
フィルハンドルで下方向にコピーして、すべての商品の構成比を表示させましょう。
| セル | 数式 | 説明 |
|---|---|---|
| B5(総売上) | =SUM(日次入力!F:F) | 金額列の合計 |
| B6(取引件数) | =COUNTA(日次入力!A:A)-1 | 日付列のデータ件数 |
| B7(平均単価) | =IF(B6=0,””,B5/B6) | 総売上÷取引件数 |
| B12(商品別売上) | =SUMIF(日次入力!C:C,A12,日次入力!F:F) | 該当商品の売上合計 |
| C12(構成比) | =IF($B$5=0,””,B12/$B$5) | 個別売上÷総売上 |
集計シートの数式は、日次入力シートのデータが増えても自動的に対応できるよう、列全体を参照しています。
ただし、データ量が膨大になると計算が遅くなる場合があるため、その場合は「F2:F10000」のように具体的な範囲を指定することも検討してください。
また、商品別集計以外にも、顧客別集計や日別集計など、必要に応じてセクションを追加できます。
同じパターンでSUMIF関数を使えば、様々な切り口での集計が可能です。
ステップ4:グラフを追加して視覚化する
続いて、集計結果をグラフで視覚化する機能を追加していきます。
商品別売上の棒グラフを作成
月次集計シートで、商品別集計の商品名と売上金額の範囲(A12:B17程度)を選択します。
「挿入」タブから「縦棒グラフ」を選択し、「2-D縦棒」の中から「集合縦棒」をクリックします。
グラフが挿入されるので、グラフの枠をドラッグして適切な位置(E4セルあたり)に移動させます。
グラフタイトルをクリックして「商品別売上」と入力します。
グラフを選択した状態で「グラフデザイン」タブから「グラフスタイル」を選び、見やすいスタイルを選択します。
グラフの縦軸(金額)をクリックして右クリック、「軸の書式設定」から「表示単位」を「千」や「万」に設定すると、大きな数値も見やすく表示されます。
追加するグラフの種類
棒グラフ
商品別売上の
比較表示
円グラフ
商品別の
構成比表示
構成比の円グラフを作成
次に、商品別の構成比を円グラフで表示します。
商品名と構成比の範囲(A12:A17とC12:C17)を選択します。
離れた範囲を選択するには、最初の範囲を選択した後、Ctrlキーを押しながら2つ目の範囲を選択します。
「挿入」タブから「円グラフ」を選択し、「2-D円」をクリックします。
グラフが挿入されるので、商品別売上の棒グラフの下あたりに移動させます。
グラフタイトルを「商品別構成比」と変更します。
グラフを選択して「グラフデザイン」タブから「グラフ要素を追加」→「データラベル」→「外側」を選択すると、各商品の構成比がグラフ上に表示されます。
テーブルとして書式設定
商品別集計の表を見やすくするため、テーブル形式に変換します。
A11:C17の範囲を選択して、「ホーム」タブから「テーブルとして書式設定」をクリックし、好みのスタイルを選択します。
「先頭行をテーブルの見出しとして使用する」にチェックが入っていることを確認してOKをクリックします。
テーブル形式にすると、見出し行に自動的にフィルターボタンが表示され、並び替えやフィルタリングが簡単にできるようになります。
また、テーブルに新しい行を追加すると、自動的に数式がコピーされるため、商品が増えた場合の対応も容易になります。
テーブルの名前は「テーブルデザイン」タブの「テーブル名」欄で変更でき、「商品別売上表」のようなわかりやすい名前を付けることができます。
グラフは集計結果を視覚的に理解するための強力なツールです。
数値の羅列だけでは気付きにくい傾向やパターンも、グラフにすることで一目で把握できます。
売上報告や経営会議の資料として使う場合、グラフがあることで説得力が大幅に向上します。
ただし、グラフを多用しすぎるとシートが見づらくなるため、本当に必要なグラフだけに絞り込むことも重要です。
ステップ5:月別テンプレートとして完成させる
最後に、毎月使い回せるテンプレートとして仕上げていきます。
サンプルデータの入力
テンプレートの動作を確認するため、「日次入力」シートにサンプルデータを入力します。
A2セルに「2025/1/5」、B2セルにドロップダウンリストから「001」を選択、E2セルに「2」、G2セルに「山田商店」と入力します。
商品名、単価、金額は自動的に表示されることを確認します。
同様に、数行のサンプルデータを入力します。
日付を変えたり、商品コードを変えたり、数量を変えたりして、様々なパターンのデータを入力してみましょう。
データを入力したら、「月次集計」シートに移動して、自動集計が正しく機能していることを確認します。
総売上金額、取引件数、平均単価が表示され、商品別集計とグラフも更新されていれば成功です。
入力補助のための工夫
使いやすさを向上させるため、いくつかの工夫を追加します。
「日次入力」シートのA列(日付)に入力規則を設定し、日付形式のみを許可するようにします。
A2セルを選択して「データの入力規則」を開き、「入力値の種類」で「日付」を選択してOKをクリックします。
この設定を下方向にコピーすることで、日付以外の入力を防げます。
E列(数量)にも入力規則を設定し、整数のみを許可します。
E2セルで「データの入力規則」を開き、「入力値の種類」で「整数」を選択し、「データ」で「次の値より大きい」、「最小値」に「0」と入力してOKをクリックします。
負の数や小数が入力されるのを防ぎ、入力ミスを減らせます。
テンプレートの保存と使用方法の記載
「使い方」という新しいシートを追加します。
このシートに、テンプレートの使用方法を記載します。
A1セルに「売上管理テンプレート 使い方ガイド」とタイトルを入力し、下記のような内容を記述します。
「1. 商品マスタシートに、取り扱い商品の情報を登録してください」
「2. 日次入力シートに、日々の売上データを入力してください」
「3. 商品コードはドロップダウンリストから選択できます」
「4. 月次集計シートで、自動的に集計結果が表示されます」
「5. 新しい月を開始する場合は、日次入力シートのデータをクリアして、月次集計シートの対象月を変更してください」
最後に、ファイルを保存します。
「ファイル」→「名前を付けて保存」で、ファイル名を「売上管理テンプレート_v1.0.xlsx」として保存します。
または、「ファイルの種類」で「Excelテンプレート(*.xltx)」を選択して保存すれば、テンプレート専用の形式になります。
テンプレートファイルをダブルクリックすると、自動的にコピーが作成され、元のテンプレートは保護されます。
| シート名 | 主な内容 | 完成状態 |
|---|---|---|
| 使い方 | 使用方法のガイド | 手順説明が記載済み |
| 商品マスタ | 商品リスト | サンプル商品が登録済み |
| 日次入力 | 売上データ入力 | 数式・入力規則が設定済み |
| 月次集計 | 自動集計・グラフ | 数式・グラフが設定済み |
テンプレートは一度作成して終わりではなく、実際に使用しながら改善していくことが重要です。
使いにくい点や不足している機能があれば、随時追加・修正していきましょう。
例えば、顧客別集計を追加したい、前月比を表示したい、特定の条件でデータを抽出したいなど、業務の変化に応じてカスタマイズできます。
また、バージョン管理をして、「v1.1」「v2.0」のように改善履歴を残しておくと、過去のバージョンに戻したい場合にも対応できます。
まとめ エクセルの売り上げ管理テンプレートの作り方
Excelで実用的な売上管理テンプレートを作成する手順をまとめると
・ステップ1(基本構造):「商品マスタ」「日次入力」「月次集計」の3シートを作成、商品リストと入力表の基本フォーマットを整える、見出し行を固定してスクロール時も見やすく
・ステップ2(自動化):VLOOKUP関数で商品コードから商品名・単価を自動表示、金額は「数量×単価」の数式で自動計算、入力規則でドロップダウンリストを作成して入力ミスを防止
・ステップ3(集計):SUM関数で総売上、COUNTA関数で取引件数を集計、SUMIF関数で商品別売上を自動集計、構成比も自動計算
・ステップ4(視覚化):商品別売上の棒グラフと構成比の円グラフを作成、テーブル形式で見やすく整形、データラベルで具体的な数値を表示
・ステップ5(テンプレート化):サンプルデータで動作確認、使い方ガイドシートを追加、テンプレートファイルとして保存して繰り返し使用
このテンプレートは、基本的な機能を備えた実用的なものですが、さらにカスタマイズすることで自社の業務に最適化できます。
顧客別集計、担当者別集計、日別推移グラフ、前月比較など、必要に応じて機能を追加していきましょう。
一度しっかりとしたテンプレートを作成すれば、毎月の売上管理業務が大幅に効率化され、データ入力から分析までの時間が劇的に短縮されます。
実際に使用しながら改善を重ね、自社にとって最適な売上管理テンプレートに育てていってください。
効率的な売上管理で、データに基づいた的確な経営判断を実現していきましょう!