この記事ではエクセルで曜日の関数(色付けで自動:日本語:英語になる:かっこ:できない)の使用方法について解説していきます。
・TEXT関数とWEEKDAY関数で曜日を自動表示
・日本語曜日は書式コード”aaa”または”aaaa”を使用
・かっこ付き曜日はTEXT関数で”(aaa)”と記述
・条件付き書式で土日祝日の色付けを自動化
エクセル操作は1つ1つ追っていけば必ずうまくできるため、ぜひ本記事を参考にスキルアップにつなげてくださいませ♪
エクセルで曜日の関数で自動入力する方法【日本語】
それでは以下のサンプルを用いてエクセルで曜日の関数で自動入力する方法【日本語】を確認していきます。
エクセルで日付から曜日を自動表示するには、TEXT関数を使用するのが最も簡単で効果的な方法です。日本語で曜日を表示したい場合、書式コードを適切に指定することで「月」「火」「水」といった形式で表示できます。
具体的なサンプルとして、A列に日付、B列に日本語曜日を表示する場合を考えてみましょう。A1セルに「2024/6/22」のような日付が入力されているとします。
B1セルに以下の数式を入力します。数式中の参照セルや範囲はクリックやドラッグすることで自動入力されます。
ENTERで処理を確定させます。すると、B1セルに「土」という曜日が表示されます。続けてオートフィルにかけ数式コピーすると以下の通り。
TEXT関数の第1引数が日付セル、第2引数が書式コードです。
“aaa”は短縮形の日本語曜日を表示します。
あなたならできます♪
詳しい日本語の曜日表記ではaaaa
より詳しい曜日表示を行いたい場合は、書式コードを”aaaa”に変更します。
この場合、「土曜日」のように完全な形で曜日が表示されます。B1セルの右下にカーソルを合わせてドラッグまたはダブルクリックでオートフィルを実行すると、他の行の日付にも対応した曜日が自動的に表示されます。
複数の表示形式の使い分け
用途に応じて以下の書式コードを使い分けることができます。
– “aaa”:月、火、水、木、金、土、日
– “aaaa”:月曜日、火曜日、水曜日、木曜日、金曜日、土曜日、日曜日
– “ddd”:Mon、Tue、Wed、Thu、Fri、Sat、Sun(英語短縮形)
– “dddd”:Monday、Tuesday、Wednesday、Thursday、Friday、Saturday、Sunday(英語完全形)
WEEKDAY関数との組み合わせ
数値として曜日を取得したい場合は、WEEKDAY関数を使用できます。C1セルに以下の数式を入力すると:
日曜日を1、月曜日を2として、1から7の数値で曜日が返されます。この数値を使って、さらに複雑な条件分岐を行うことも可能ですね!
エクセルで曜日の関数で自動入力する方法【かっこも】
続いてはエクセルで曜日の関数で自動入力する方法【かっこも】を確認していきます。
実際の業務では、「(土)」や「(土曜日)」のようにかっこ付きで曜日を表示したい場合があります。これもTEXT関数の書式コードを工夫することで簡単に実現できます。
同じサンプルを使用して、A1セルに日付が入力されている状況で、D1セルにかっこ付きの曜日を表示してみましょう。
短縮形のかっこ付き曜日を表示する場合:
数式中の参照セルや範囲はクリックやドラッグすることで自動入力されます。ENTERで処理を確定させると、「(土)」という形式で表示されます。1つずつ丁寧に理解することがポイント♪
完全形のかっこ付き曜日を表示する場合
この場合、「(土曜日)」のように表示されます。
日付と曜日の組み合わせ表示
より実用的な例として、日付と曜日を一つのセルに組み合わせて表示する方法もあります。E1セルに以下の数式を入力してみましょう:
この結果、「6/22(土)」のような形式で日付と曜日が同時に表示されます。
様々なかっこの種類
業務の要件に応じて、異なる種類のかっこを使用することもできます:
– “(aaa)”:全角かっこ((土))
– “[aaa]”:角かっこ([土])
– “【aaa】”:すみ付きかっこ(【土】)
文字列結合による詳細な表示
より複雑な表示形式が必要な場合は、文字列結合を使用します。F1セルに以下のような数式を入力すると:
「2024年6月22日(土)」のような詳細な形式で表示できます。&演算子を使用して、異なる書式の文字列を結合しています。
D1セルの右下にカーソルを合わせてドラッグまたはダブルクリックでオートフィルを実行すると、他の行の日付にも対応したかっこ付き曜日が自動的に表示されます。
エクセルで曜日の関数で自動入力するされ土日祝日に色付けする方法
続いてはエクセルで曜日の関数で自動入力するされ土日祝日に色付けする方法を確認していきます。
曜日を自動表示するだけでなく、土日祝日に自動的に色付けを行うことで、視覚的に分かりやすいスケジュール表や勤怠表を作成できます。これは条件付き書式とWEEKDAY関数を組み合わせることで実現できます。
前のサンプルを拡張して、A1からA6セルに連続した日付を入力し、B列に曜日、さらに土日に色付けを行う方法を確認しましょう。
まず、A1に「2024/6/22」、A2に「2024/6/23」というように、6日分の連続した日付を入力します。B列には既に説明した曜日の数式を入力済みとします。
土日の色付け設定手順
1. 色付けしたい範囲(A1:B6)を選択します。
2. ホームタブの「条件付き書式」をクリックし、「新しいルール」を選択します。
3. 「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択します。
4. 数式欄に以下を入力します:
この数式は、土曜日(WEEKDAY関数で6を返す)の行を判定します。WEEKDAY関数の第2引数に2を指定すると、月曜日が1、土曜日が6、日曜日が7となります。あなたならできます♪
5. 「書式」ボタンをクリックし、「塗りつぶし」タブで赤色を選択します。
6. 「OK」をクリックして設定を完了し、土曜日の色づけ完了です!
日曜日の色付け設定
同様の手順で日曜日の色付けも設定します
1. 同じ範囲を選択し、条件付き書式の新しいルールを追加します。
2. 数式欄に以下を入力:
3. 書式で赤色を選択して設定完了します。
祝日の色付け設定
祝日の色付けを行う場合は、別途祝日リストを作成する必要があります。G列に祝日の一覧を作成し、以下の数式を使用します:
この数式は、A列の日付がG列の祝日リストに含まれているかを判定し、含まれている場合に色付けを行います。
土日祝日をまとめて色付け
複数の条件を組み合わせることも可能です。土日祝日をまとめて判定する場合:
この数式では、OR関数を使用して「土日または祝日」の条件を設定しています。
曜日別の詳細色分け
各曜日に異なる色を設定したい場合は、以下のような数式を使用できます:
– 月曜日(薄い青):=WEEKDAY($A1,2)=1
– 火曜日(薄い緑):=WEEKDAY($A1,2)=2
– 水曜日(薄い黄):=WEEKDAY($A1,2)=3
これらの設定により、日付と曜日が自動表示され、さらに土日祝日が自動的に色分けされる、非常に見やすいカレンダーや勤怠表を作成することができます。
まとめ エクセルで曜日を自動入力・色付け(日本語:英語になる:かっこ:できない)の使用方法
この記事では【Excel】エクセルで曜日の関数(色付けで自動:日本語:英語になる:かっこ:できない)の使用方法について解説しました。エクセルの扱いになれ、さらに快適な毎日を過ごしていきましょう!
エクセルでの曜日表示は、TEXT関数とWEEKDAY関数を適切に使用することで、様々な形式での自動表示が可能になります。日本語での「月」「火」表示から、かっこ付きの「(土)」表示、さらには土日祝日の自動色付けまで、幅広い機能を活用できます。
特に重要なのは、書式コードの理解と条件付き書式の活用です。”aaa”や”aaaa”の使い分け、WEEKDAY関数での数値判定、そして条件付き書式での自動色分けを組み合わせることで、非常に実用的なスケジュール管理ツールを作成できます。
日常的な業務において、これらの機能を活用することで、手動での曜日入力や色付け作業から解放され、効率的なデータ管理が可能になります。カレンダー作成や勤怠管理、プロジェクトスケジュールなど、様々な場面でこれらのテクニックをお役立てください。あなたならできます♪