科学的な解析を行うには、各物質の化学式・分子式・分子量・示性式などを理解しておいた方がいいです。
ここでは、上記フマル酸の化学的特性について詳しく解説しますので、参考にしてみてください!
フマル酸の化学式(分子式)は?
フマル酸の化学式(分子式)は以下の通りです。
フマル酸は炭素(C)が4個、水素(H)が4個、酸素(O)が4個から構成される有機化合物です。トランス-ブテンジオン酸とも呼ばれ、不飽和ジカルボン酸の一種として知られています。常温では白色の結晶性固体で、酸味を持ち、食品添加物や工業用途に広く使用されています。
この分子式からわかるように、フマル酸は炭素原子が二重結合で結ばれた中央構造を持ち、両端にカルボキシル基(-COOH)が結合した構造をしています。
フマル酸の示性式は?
フマル酸の示性式は以下の通りです。
この示性式は分子の構造をより具体的に表現しています。中央の炭素-炭素二重結合(CH=CH)の両端にカルボキシル基(COOH)が結合していることを示しています。
フマル酸の構造的特徴として、トランス配置を持つ炭素-炭素二重結合と、両端のカルボキシル基による強い酸性を示すことが挙げられます。この二重結合は分子に剛直性を与え、また二つのカルボキシル基は分子に高い極性と反応性をもたらします。
フマル酸の分子量は?計算過程も解説
フマル酸の分子量を計算していきましょう。
分子量は各原子の原子量に、分子内に含まれる原子の数を掛けて合計することで求められます。
計算過程は以下の通りです。
1. 炭素(C)の原子量:12.01 g/mol × 4個 = 48.04 g/mol
2. 水素(H)の原子量:1.008 g/mol × 4個 = 4.032 g/mol
3. 酸素(O)の原子量:16.00 g/mol × 4個 = 64.00 g/mol
これらを合計すると:
48.04 + 4.032 + 64.00 = 116.072 g/mol
通常は小数点以下2桁までの精度で表現されることが多いため、フマル酸の分子量は約116.07 g/molとなります。
この分子量の値は、フマル酸の物理的・化学的性質を理解する上で重要な基本情報であり、化学反応の計算や溶液の調製などにおいて活用されます。
まとめ フマル酸の分子式・分子量・示性式は?
ここでは、フマル酸の基本的な化学特性について確認しました。
・分子式:C₄H₄O₄または HOOC-CH=CH-COOH
・示性式:HOOC-CH=CH-COOH
・分子量:116.07 g/mol
これらの情報は、フマル酸を扱う様々な場面で重要となります。有機合成や工業プロセス、食品添加物としての利用、また化学の学習においても基本的な知識として役立つでしょう。