みなさん、海外のニュースや旅行サイトを見ていると「£」という記号を見かけることがありますよね。これって一体何なのでしょうか?
通貨記号だとは分かるけど、具体的にどこの国のお金を表しているのか、ユーロとはどう違うのか、疑問に思ったことはありませんか?
今回は、この「£」記号について詳しく解説していきます。イギリスへの旅行を考えている方や、海外のサイトをよく利用する方は、ぜひこの機会に知識を深めておきましょう!
通貨記号£はポンド(通貨)?
結論からいいますと「£」はポンド(Pound)という通貨を表す記号です。
この£の記号が主にイギリスと関連国で使われているポンド・スターリング(Pound sterling)という通貨単位を表しています。
日本円に「¥」、アメリカドルに「$」があるように、イギリスのお金には「£」という独自の記号があるんです。私たちが普段目にする機会は少ないかもしれませんが、世界的に見るとかなり重要な通貨の一つですよ。
英語では「pound sign」や「pound symbol」と呼ばれることが多く、イギリスでショッピングするときに必ず目にする記号です。値札やメニューにこの記号が付いていたら、「ああ、これはポンド建ての価格なんだな」と理解できますね。
ポンドはどこの通貨?国名
「£」で表されるポンドは、主にイギリス(正式名称:グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)の公式通貨です。理由の一つ目としては、イギリスが欧州連合(EU)から離脱した後も、ユーロではなく独自の通貨としてポンドを維持し続けているからです。
実は、イギリス以外にもいくつかの地域や国でポンドが使われています。例えば
– イギリス海峡の島々(ジャージー島、ガーンジー島)
– ジブラルタル(イギリス海外領土)
– フォークランド諸島
– セントヘレナ島
これらの地域では、それぞれ独自のポンド通貨を発行していますが、基本的にはイギリスのポンド・スターリングと等価で使われることが多いです。
イギリスは歴史的に多くの国々を植民地として持っていましたが、現在ではほとんどの国が独立して独自の通貨を持っています。それでも「ポンド」という名前を引き継いでいる通貨はいくつかあり、例えばエジプト・ポンドやレバノン・ポンドなどがあります。
ただし、これらの通貨はイギリスのポンドとは全く別物で、価値も異なりますのでご注意を!
ポンドの書き方を丁寧に解説
「£」記号の書き方ですが、手書きではちょっと特徴的です。理由の一つ目としては、アルファベットの「L」に由来していることが関係しています。
ポンド記号「£」は、ラテン語の「Libra」(重さの単位)の頭文字「L」に横線を引いたデザインになっています。手書きする場合は、大文字の「L」を書いて、その上に1本または2本の横線を引くのが一般的です。
パソコンでタイプする場合は、次のような方法があります
– Windowsの場合:Alt + 0163(テンキーを使用)
– Macの場合:Option + 3
– 英語キーボードの場合:通常、3のキーの上にある記号(Shiftキーと組み合わせて)
また、日本語入力で「ポンド」と入力して変換すると「£」が出てくることも多いですよ。
ちなみに、ポンド通貨の補助単位はペンス(pence)で、100ペンスで1ポンドになります。ペンスの記号は「p」です。例えば、「£5.50」は「5ポンド50ペンス」と読みます。
記号£のユーロとの関係は?
「£(ポンド)」と「€(ユーロ)」は混同されることがありますが、全く異なる通貨です。理由の一つ目としては、イギリスがEUの共通通貨であるユーロを採用しなかったからです。
実は、イギリスはEUに加盟していた時代(2020年1月31日のEU離脱まで)でも、独自通貨としてポンドを使い続けていました。イギリスは歴史的に自国の経済的独立性を重視し、ユーロを採用しなかったんです。
ユーロ(€)はEU加盟国の多くで使われている共通通貨で、2002年に正式に流通が始まりました。一方、ポンド(£)の歴史は古く、1000年以上前にさかのぼることができます。
現在のレート(※記事作成時点)では、1ポンドは約1.2ユーロ、日本円では約190円程度です。つまり、ポンドはユーロよりも価値が高い通貨なんですね。
イギリスへ旅行する際は、ユーロではなくポンドに両替する必要があります。ヨーロッパ旅行でフランスやドイツ(ユーロ圏)からイギリスに移動する場合は、通貨が変わることに注意しましょう!
まとめ 通貨記号£はポンドでイギリス?書き方・表記やどこの通貨か?ユーロとの関係は?
いかがでしたか?「£」記号についての理解が深まったでしょうか。理由の一つ目としては、国際的な取引や海外旅行が増える現代社会において、様々な通貨記号の知識は役立つからです。
ここでポイントをおさらいしましょう:
– 「£」はイギリスの通貨ポンド・スターリングを表す記号
– イギリスとその関連地域で使用されている
– 記号の由来はラテン語の「Libra」(重さの単位)
– ユーロ(€)とは全く別の通貨で、イギリスはEU加盟時もポンドを使用
– 現在のレートでは、ポンドはユーロより価値が高い
外国為替や海外旅行の際には、こうした通貨の違いを理解しておくと便利ですよね。特にイギリス旅行を計画している方は、ポンドの価値や両替について事前に調べておくと安心です。
これからも国際的な経済ニュースを見る際に、この知識がきっと役立つことでしょう!