この記事では、「木偏に夏(榎)」の漢字について、読み方、意味、由来、部首、画数、さらに「榎」の読み方について詳しく解説していきます。
なお、面白い例文も多く紹介しておりますので、楽しみながら難しい漢字の読みなどを自然と覚えられると思います(^^)/
結論として、「木偏に夏(榎)」の読み方は以下の通りです。
・ 音読み:カ
・ 訓読み:えのき
それでは榎の他の項目についても詳しく見ていきましょう!
木へんに夏(榎)の漢字の読み方は?
まず、「木偏に夏(榎)」の漢字の読み方を確認していきます。
上記の通り、
・ 音読み:カ
・ 訓読み:えのき
と読みます。
「榎」の読み方は、基本的には「えのき」と読みますが、音読みでは「カ」と読むこともあります。これは「夏」から来ている読み方です。人名では「か」として使われることが多くなっています。
木へんに夏(榎)の漢字の意味や由来・成り立ちは?
続いては、木偏に夏の「榎」という漢字の意味や由来・成り立ちも見ていきましょう!
意味としては、訓読みからも理解できますが、
・ えのき。ニレ科の落葉高木。
・ ひさぎ。きささげ。ノウゼンカズラ科の落葉高木。
・ 夏に日陰を作る樹木。
これらを表しています。
由来や成り立ち
「木偏」は木や植物を表す部首で、「夏」は音符として働き、形声文字として構成されています。
「榎」は中国渡来の漢字ではなく国字のひとつで、「夏に日陰を作る樹」を意味する和製漢字です。夏に日陰を作ってくれる木だから、この字になったとされています。
エノキ(榎)はニレ科エノキ属の落葉高木で、別名ではナガバエノキ、マルバエノキとも呼ばれます。春の終わりから初夏にかけて淡黄色の花をたくさん開き、美しい風景を作り出します。
語源は諸説あり、縁起の良い木を意味する「嘉樹(ヨノキ)」が転じてエノキとなったとも、野鳥などが好んで食べるので「餌の木」からとも、枝が多いことから枝の木(エノキ)と呼ばれるようになったともいわれています。
これらから転じて、現代でも使用される意味として
・ 夏に涼しい日陰を提供する樹木。
・ 公園や街路樹として親しまれる落葉高木。
・ 実用的で美しい木材として利用される樹木。
になったといえますね(^^)/
以下の例文を元にマスターしていきましょう。
木へんに夏(榎)の漢字の読み方を理解しやすい例文紹介!
木へんに夏(榎)の意味や読み方を自然と覚えられる例文を以下で紹介します。
一般的な読みのものから、面白い例文までさまざま紹介しておりますので、ぜひ参考にしてみてください(^^)/
木へんに夏(榎)の漢字を用いた例文
- 公園の榎(えのき)が大きな木陰を作っている。
- 榎並(えなみ)さんという苗字は榎の木に由来している。
- 榎本(えのもと)は日本でよく見られる姓の一つだ。
- 榎茸(えのきたけ)は榎の木に関連した名前のキノコだ。
- 彼女の名前に榎(か)という美しい漢字が使われている。
- 夏の暑い日には榎(えのき)の下で休憩した。
- 榎木(えのき)という地名は各地に見られる。
- 榎(えのき)の材は農器具や家具に使われていた。
- 街路樹として植えられた榎(えのき)が立派に育っている。
木へんに夏(榎)の漢字を使った熟語は?
「榎」を使った熟語や関連語には以下のようなものがあります。
榎茸(えのきたけ)
キノコの一種。榎が枯れた後によく生えるキノコだったため、この名前になったと言われています。
榎草(えのきぐさ)
トウダイグサ科の一年草。榎に関連した名前を持つ植物。
榎並(えなみ)
榎の木が並んでいることに由来する地名や姓。
榎本(えのもと)
榎の木のもとを意味する、日本でよく見られる姓の一つ。
これらの熟語や地名・姓も覚えておくと、「榎」の意味をより深く理解できますね。
木へんに夏(榎)の漢字の部首と画数は?
木へんに夏(榎)の漢字の部首と画数も見ていきます。
結論として
・部首:木偏(きへん)
・画数:14画(総画)
ですね。
画数は14画で、部首内画数は10画となります。画数に注意して、丁寧に書きましょう(^^)/
まとめ 木偏に夏(榎)の漢字の読み方や部首や画数は?榎では?
ここでは、木偏に夏(榎)の漢字の読み方は?意味・由来・部首・画数は?【榎の読み方も:木へんに夏】について、面白い例文も用いつつ解説しました。
「榎」は2004年9月から人名用漢字として使えるようになった漢字で、名字でよく使われる漢字でもあります。最近では人名にも使用され、「共に生きる」という花言葉や、樹木のようにしっかりと根を張って成長するという願いが込められることもあります。
日本語の漢字は奥深く、「榎」の成り立ちを知ることで、さらに日本語の豊かな表現の幅を広げることができますね。
これからも様々な漢字に触れ、日本語の魅力を発見していきましょう♪