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木へんに王の読み方は(漢字の枉)?意味・由来・部首・画数・例文は?【枉の読み方も:木偏に王】

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この記事では、「木へんに王(枉)」の漢字について、読み方、意味、由来、部首、画数、さらに「枉」の読み方について詳しく解説していきます。

なお、面白い例文も多く紹介しておりますので、楽しみながら難しい漢字の読みなどを自然と覚えられると思います(^^)/

 

結論として、「木偏に王(枉)」の読み方は以下の通りです。

・ 音読み:オウ

・ 訓読み:ま(がる)・ま(げる)・ま(げて)

それでは枉の他の項目についても詳しく見ていきましょう!

 

木へんに王(枉)の漢字の読み方は?

まず、「木偏に王(枉)」の漢字の読み方を確認していきます。

上記の通り、

・ 音読み:オウ

・ 訓読み:ま(がる)・ま(げる)・ま(げて)

と読みます。

「枉」の読み方は、音読みでは「オウ」、訓読みでは「まがる」「まげる」「まげて」と読みます。

この漢字は人名には使えない漢字で、日常的にはあまり見かけることのない難しい漢字ですね。

 

木へんに王(枉)の漢字の意味や由来・成り立ちは?

続いては、木偏に王の「枉」という漢字の意味や由来・成り立ちも見ていきましょう!

意味としては、読み方からも理解できますが、

・ まがる。まげる。無理にする。

・ 無実の罪。冤罪。

・ まげて。わざと。

・ むだに。いたずらに。

これらを表しています。

由来や成り立ち

「木偏」は木や樹木を表す部首で、「王」は音符として使われています。なお、ここでの「王」は王様という意味ではありません。

この二つの要素が組み合わさることで、「木をへこませて曲げる様子」を表現しています。「枉」は形声文字で、意味を表す「木」と音を表す音符「王(オウ)」を組み合わせて作られました。

興味深いことに、「枉」は「木へん」の漢字でありながら、植物を指していません。これは、木を物理的に曲げる動作から転じて、「道理を曲げる」「正しいことを歪める」という抽象的な意味に発展したためです。

古典においては、主に道徳や法律に関する文脈で使われ、正しいものを曲げたり、無実の人に罪を着せたりすることを表現する際に用いられました。現代でも、法律用語や文学的表現において、不正や冤罪を表す語として使用されています。

これらから転じて、現代でも使用される意味として

・ 法律を悪用すること(枉法)。

・ 無実の罪を着せること(冤枉)。

・ 道理に反すること。

・ 無駄なこと、徒労。

になったといえますね(^^)/

以下の例文を元にマスターしていきましょう。

 

木へんに王(枉)の漢字の読み方を理解しやすい例文紹介!

木へんに王(枉)の意味や読み方を自然と覚えられる例文を以下で紹介します。

一般的な読みのものから、面白い例文までさまざま紹介しておりますので、ぜひ参考にしてみてください(^^)/

木へんに王(枉)の漢字を用いた例文

  1. 権力者が枉法(おうほう)行為を行った。
  2. 無実の罪を着せられるのは冤枉(えんおう)だ。
  3. 正しい道を枉(ま)げてはいけない。
  4. 枉駕(おうが)いただき誠にありがとうございます。
  5. 枉屈(おうくつ)された事実を明らかにする。
  6. 努力が枉然(おうぜん)に終わってしまった。
  7. その指摘は的外れで枉(まが)っている。
  8. 枉駕来臨(おうがらいりん)を心よりお待ちしております。

 

木へんに王(枉)の漢字を使った熟語は?

「枉」を使った熟語には以下のようなものがあります。

枉法(おうほう)

法律を曲げて解釈すること。法を悪用すること。「枉法徇私」という四字熟語もある。

冤枉(えんおう)

無実の罪を着せること。また、無実の罪。冤罪と同じ意味。

枉駕(おうが)

相手の来訪を敬っていう言葉。または、来訪を請う場合に使用する敬語。

枉屈(おうくつ)

道理に反して曲げること。また、無理に屈服させること。

これらの熟語も覚えておくと、「枉」の意味をより深く理解できますね。

 

木へんに王(枉)の漢字の部首と画数は?

木へんに王(枉)の漢字の部首と画数も見ていきます。

結論として

・部首:木へん(きへん・もくぶ)

・画数:8画(総画数)

・漢字検定:1級

・JIS水準:第2水準

ですね。

「枉」は漢字検定1級の漢字で、非常に難易度の高い漢字です。日常的にはほとんど使用されることがないため、法律関係や古典文学を学ぶ際に遭遇することが多いでしょう。

画数に注意して、丁寧に書きましょう(^^)/

 

まとめ 木偏に王(枉)の漢字の読み方や部首や画数は?枉では?

ここでは、木偏に王(枉)の漢字の読み方は?意味・由来・部首・画数は?【枉の読み方も:木へんに王】について、面白い例文も用いつつ解説しました。

日本語の漢字は奥深く、「枉」の成り立ちを知ることで、法律や道徳に関する古典的な概念への理解も深まりますね。木へんでありながら植物を表さない「枉」は、漢字の意味の発展や抽象化の過程を示す興味深い例といえるでしょう。

現代では主に法律用語や文学的表現において使用される「枉」ですが、その根底にある「正しいものを曲げてはいけない」という普遍的な価値観は、今日においても重要な意味を持っています。

これからも様々な漢字に触れ、日本語の魅力を発見していきましょう♪