科学的な解析(化学)を行う際には基本的に反応物質の沸点・融点・比重・密度(g/mlやg/cm3)・引火点などの理解が必要となることが多いです。
そのためさまざまな物質の沸点・融点・比重・密度(g/mlやg/cm3)・引火点を覚えておくといいです。
ここでは代表的な化学物質の「クエン酸(C6H8O7)」に着目して、その沸点・融点・比重・密度(g/ml)・引火点(危険物関連情報)やSDSなどをまとめていきますので、ぜひ参考にしてください。
クエン酸の沸点や融点(文献値)は?【C6H8O7】
それでは以下でクエン酸(C6H8O7)の沸点や融点は?について確認していきます。
結論として、クエン酸の
・沸点(常温常圧下):約175度(分解)
・融点(常温常圧下):約153度(無水物)
ですね。
クエン酸の場合では、3つのカルボキシル基(-COOH)を持つ有機酸であり、分子間で水素結合が多数形成されるため、比較的高い融点を示しています。
加熱すると分解するため、沸点は明確に定義されにくいです。
クエン酸の比重や密度(g/mlやg/cm3など)は?
さらに、クエン酸の比重や密度(単位g/mlやg/cm3)についてもチェックしていきましょう。
結論として、クエン酸の
・密度(常温常圧下):約1.66 g/ml(g/cm3と同じ、無水物)
・比重(常温常圧下):約1.66(無水物)
ですね。
クエン酸の密度は水より重い1.66 g/mlとなります。単位g/cm3でも値は同じですね。
なお、液体の場合の比重は水の密度との比較(1.0g/cm3)となるので、数値は変わらないですが(1で割っているため)単位が無くなります!
クエン酸だけでなく密度と比重の違いは重要なので覚えておきましょう(^^)/
クエン酸の引火点は?【危険物など】は?
さらに、クエン酸の引火点についてもチェックしていきましょう。危険物取扱者の試験などを受ける人はこのあたりの情報も重要となってきます。
結論として、クエン酸の
ですね。
クエン酸は比較的引火点が高く、通常の取り扱いでは引火の危険性は低いですが、粉じんが空気中に浮遊すると粉じん爆発の可能性があるため、取り扱いには注意が必要です。
クエン酸のSDSは?【厚生労働省の情報:文献値】
さらに、クエン酸のSDS情報へのリンクも整理いたしましたので、必要な場合はご活用くださいませ!
以下が厚生労働省さまの情報でございます。
まとめ クエン酸の比重・密度(g/mlやg/cm3)・SDS・引火点・融点は?【C6H8O7・危険物・SDS】
ここでは、クエン酸の沸点・比重・密度(g/mlやg/cm3)・引火点・融点は?【C6H8O7・危険物・SDS】について確認しました。
各物性を理解し、業務等々に活かしていきましょう。