物理学や工学の世界では、さまざまな単位が使用されています。
その中でも、加速度を表す単位として「メートル毎秒毎秒（m/s2と記載）」がよく用いられます。
この記事では、このメートル毎秒毎秒（m/s2）の意味や読み方、重力加速度gへの変換方法、そしてm/sとの違いについて詳しく解説します。
ｍ/s2の意味と読み方は？メートル毎秒毎秒とは？【わかりやすく解説】
メートル毎秒毎秒は、加速度の単位の一つで「m/s²」と表記されます（つまり既に記載のよう、m/s2の読み方がメートル毎秒毎秒となる）。
この単位は、速度の変化率を表しており、1秒間に速度が何メートル変化するかを示します。横軸に時間、縦軸に速度を取った際の、その傾きがこの加速度（単位メートル毎秒毎秒など）に相当するといえますね。
つまり、加速度が1m/s²である物体は、1秒ごとに速度が1m/s ずつ変化していることを意味します。
メートル毎秒毎秒（m/s2）の英語は “meters per second squaredは「メートル パー セカンド スクエアード」と読みます。 他にも “meters per second per second” と表現されますね！
メートル毎秒毎秒（m/s2）とgの変換・換算方法
なおご存知のよう地球上では重力加速度が物体に働きます。この重力加速度は、「g」という単位で表され、およそ9.8 m/s²の値を持ちます。
したがって、メートル毎秒毎秒（m/s2）からgへの変換は以下の式で行うことができます。
加速度 (g) = 加速度 (m/s²) ÷ 9.8
例えば、加速度が19.6 m/s²の物体の加速度をgで表すと、19.6 (m/s²) ÷ 9.8 = 2 (g)
となります。
つまり、この物体の加速度は2 gということになります。
逆にgからm/s2に変換したいのであれば、約9.8という重力加速度の数値を掛ければOKです(^^)/
メートル毎秒毎秒
（m/s2）とメートル毎秒（m/s）の違い
既に一部でお伝えしていますがメートル毎秒 (m/s) とメートル毎秒毎秒 (m/s²) は、そもそもとして表すものが異なります。
メートル毎秒 (m/s) は速度の単位で、単位時間（1秒）あたりに物体が移動する距離を表します。例えば、速度が10 m/sの物体は、1秒間に10メートル移動することを意味します。
一方、メートル毎秒毎秒 (m/s²) は加速度の単位で、速度の変化率を表します。加速度が2 m/s²の物体は、1秒ごとに速度が2 m/sずつ変化することを意味します。
（結局は上で説明の図の通り）
計算式として表しておくと、
加速度 (m/s²) = 速度の変化量 (m/s) ÷ 時間 (s)
といえます。
例えば、静止している物体が5秒間で20 m/sの速度に達した場合、その物体の加速度は
(20 m/s – 0 m/s) ÷ 5 s = 4 m/s²
となります。
ややこしいのでこの機会に覚えておきましょう！
まとめ m/s2とgの変換・換算方法や読み方は？m/sとの違い
ここでは、メートル毎秒毎秒（m/s2）の意味は？gへの変換方法や読み方は？m/sとの違いもについて確認しました。
ややこしい単位の扱いになれ、さらに快適な生活を送っていきましょう。
