科学的な解析（化学）を行う際には基本的に反応物質の沸点・融点・比重・密度（g/mlやg/cm3）・引火点などの理解が必要となることが多いです。
そのためさまざまな物質の沸点・融点・比重・密度（g/mlやg/cm3）・引火点を覚えておくといいです。
ここでは貴金属元素の「プラチナ（白金、Pt）」に着目して、その融点・比重・密度（g/ml）・引火点（危険物関連情報）やSDSなどをまとめていきますので、ぜひ参考にしてください。
プラチナの融点（溶ける温度）や沸点は？【Pt】
それでは以下でプラチナ（Pt）の融点は？について確認していきます。
結論として、プラチナの
ですね。
プラチナは非常に高い融点を持つ金属元素であり、これは白金族金属の特徴の一つです。
この高い融点は、プラチナの耐熱性に貢献しており、高温触媒や特殊な工業用途に利用される理由でもあります。
金（融点：約1064℃）や銀（融点：約961.8℃）などの他の貴金属と比較しても、かなり高い融点を示します。
プラチナの比重や密度（g/mlやg/cm3など）は？
さらに、プラチナの比重や密度（単位g/mlやg/cm3）についてもチェックしていきましょう。
結論として、プラチナの
ですね。
プラチナの密度は非常に高く、約21.45 g/mlとなります。
これは鉄（約7.87 g/ml）や銅（約8.96 g/ml）の2倍以上の値であり、金（約19.32 g/ml）よりもさらに高い値です。
この高い密度は、プラチナの原子量が大きいことと結晶構造が密に詰まっていることに起因しています。
なお、固体の場合の比重も水の密度との比較（1.0g/cm3）となるので、数値は密度と同じになります。
プラチナの引火点は？【危険物など】は？
さらに、プラチナの引火点についてもチェックしていきましょう。
危険物取扱者の試験などを受ける人はこのあたりの情報も重要となってきます。
結論として、プラチナの
ですね。
プラチナは固体金属であるため、通常の液体のような引火点は定義されません。
プラチナは非常に安定した金属で、化学的に不活性であり、通常の環境では酸化せず、燃焼もしません。
この化学的安定性はプラチナの特徴の一つであり、貴金属として価値が高い理由でもあります。
ただし、非常に微細なプラチナ粉末やプラチナ黒（多孔質プラチナ）は触媒活性が高く、特定の条件下では水素などのガスを吸着して発熱反応を引き起こす可能性があります。
プラチナのSDSは？【厚生労働省の情報：文献値】
さらに、プラチナのSDS情報へのリンクも整理いたしましたので、必要な場合はご活用くださいませ！
以下が厚生労働省さまの情報でございます。
https://anzeninfo.mhlw.go.jp/anzen/gmsds/7440-06-4.html
まとめ 白金の融点（溶ける温度）・比重・密度（g/mlやg/cm3）・引火点は？【Pt・危険物・SDS】
ここでは、プラチナの融点（溶ける温度）・比重・密度（g/mlやg/cm3）・引火点は？【Pt・危険物・SDS】について確認しました。
各物性を理解し、業務等々に活かしていきましょう。
