科学的な解析(化学)を行う際には基本的に反応物質の沸点・融点・比重・密度(g/mlやg/cm3)・引火点などの理解が必要となることが多いです。
そのためさまざまな物質の沸点・融点・比重・密度(g/mlやg/cm3)・引火点を覚えておくといいです。
ここでは代表的な貴金属元素の「ロジウム(Rh)」に着目して、その融点・比重・密度(g/ml)・引火点(危険物関連情報)やSDSなどをまとめていきますので、ぜひ参考にしてください。
ロジウムの融点(溶ける温度)は?【Rh】
それでは以下でロジウム(Rh)の融点は?について確認していきます。
結論として、ロジウムの
・沸点(常温常圧下):約3695℃
ですね。
ロジウムは白金族金属の一つで、非常に高い融点を持つ貴金属です。
この高い融点は、ロジウムが高温環境で使用される触媒やめっき材料として適している理由の一つです。
ロジウムは耐熱性に優れ、高温でも化学的に安定しているため、自動車の排気ガス浄化触媒や電子部品、宝飾品など幅広い分野で利用されています。
ロジウムの比重や密度(g/mlやg/cm3など)は?
さらに、ロジウムの比重や密度(単位g/mlやg/cm3)についてもチェックしていきましょう。
結論として、ロジウムの
・比重(常温常圧下):約12.41
ですね。
ロジウムの密度は非常に高く、約12.41 g/mlとなります。これは一般的な金属である鉄(約7.87 g/ml)の約1.6倍の値です。
この高い密度は、ロジウムが白金族金属に特徴的な性質であり、同族の白金(約21.45 g/ml)やイリジウム(約22.56 g/ml)に比べるとやや軽いものの、依然として高密度金属に分類されます。
なお、固体の場合の比重も水の密度との比較(1.0g/cm3)となるので、数値は密度と同じになります。
ロジウムの引火点は?【危険物など】は?
さらに、ロジウムの引火点についてもチェックしていきましょう。
危険物取扱者の試験などを受ける人はこのあたりの情報も重要となってきます。
結論として、ロジウムの
・発火点:該当なし(塊状では発火しない)
・粉末の燃焼性:微粉末状で可燃性あり(特に水素などの可燃性ガス存在下)
ですね。
ロジウムは固体金属であるため、通常の液体のような引火点は定義されません。
塊状のロジウムは通常の条件下では発火せず、非常に化学的に安定しています。
ただし、非常に微細なロジウム粉末は、特に水素などの可燃性ガスが存在する環境では発火する可能性があるため、粉末状態での取り扱いには注意が必要です。
また、ロジウムは触媒として働くため、特定の条件下では化学反応を促進し、熱を発生させる可能性があります。
ロジウムのSDSは?【厚生労働省の情報:文献値】
さらに、ロジウムのSDS情報へのリンクも整理いたしましたので、必要な場合はご活用くださいませ!
以下が厚生労働省さまの情報でございます。
まとめ ロジウムの融点(溶ける温度)・比重・密度(g/mlやg/cm3)・引火点は?【Rh・危険物・SDS】
ここでは、ロジウムの融点(溶ける温度)・比重・密度(g/mlやg/cm3)・引火点は?【Rh・危険物・SDS】について確認しました。
各物性を理解し、業務等々に活かしていきましょう。