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ゴム板の選び方は?厚さと硬度の基準も!(材質・サイズ・切断方法・用途・耐熱性・耐油性など)

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ゴム製品を扱う工場や店舗、DIYの現場などで「ゴム板の選び方は?厚さと硬度の基準も!」と検索している方は少なくないはずです。

ゴム板と一口に言っても、材質や厚さ、硬度、サイズ、切断方法、さらには耐熱性や耐油性まで、考慮すべきポイントは実に多岐にわたります。

用途に合わないゴム板を選んでしまうと、すぐに劣化したり、滑り止め効果が発揮できなかったりと、思わぬトラブルにつながることもあるでしょう。

この記事では、ゴム板選びで失敗しないために押さえておきたい材質、厚さ、硬度の基準を中心に、サイズや切断方法、用途別の耐熱性・耐油性の考え方まで幅広く解説していきます。

専門的な用語もできるだけかみ砕いて説明しますので、初めてゴム板を選ぶ方でも安心して読み進めてください。

ぜひ最後まで目を通して、自分の用途にぴったりのゴム板選びに役立ててください。

ゴム板選びの結論は用途と使用環境から逆算すること

それではまずゴム板選びの結論について解説していきます。

結論から言うと、ゴム板選びで最も大切なのは、使用する場所や目的から逆算して材質、厚さ、硬度を組み合わせて決めることです。

価格や見た目だけで選んでしまうと、耐久性や機能面で後悔するケースが多いので注意が必要でしょう。

ゴム板の選び方は?厚さと硬度の基準も?と迷ったときこそ、まずは使用条件を整理することから始めてみてください。

選び方の基本ポイント

ゴム板選びの基本は、まず設置場所の環境を把握することです。

屋外か屋内か、水や油に触れる可能性があるか、高温になる場所かどうかを整理しておくと、材質選びがぐっとスムーズになります。

次に確認したいのが、どのくらいの厚みと硬さが必要かという点でしょう。

荷重がかかる場所なのか、クッション性を重視したいのか、滑り止めとして使いたいのかによって最適な厚さと硬度は変わってきます。

最後に、必要なサイズと切断のしやすさも忘れずにチェックしておきましょう。

迷ったときの判断基準

どの材質や厚さを選べばよいか迷ったときは、まず消去法で考えるのがおすすめです。

使用場所に油や薬品が付着する可能性があるなら、耐油性や耐薬品性に弱い材質は候補から外れます。

屋外で紫外線や雨風にさらされるなら、耐候性の低いゴムは避けたほうが無難でしょう。

条件に合わない選択肢を一つずつ除外していくと、自然と適した材質が絞り込まれていきます。

それでも迷う場合は、汎用性の高いNBRやEPDMから検討してみるのがおすすめです。

失敗しない選び方のコツ

失敗を避けるコツは、実際の使用シーンをできるだけ具体的にイメージすることです。

何にどう使うのか、どのくらいの期間使い続けたいのかを明確にしておくと、必要な性能が見えてきます。

迷ったときはメーカーや販売店のサンプルを取り寄せて、実際に触って確認するのも有効な方法でしょう。

数値上のスペックだけでなく、手触りや弾力性を体感しておくと、購入後のミスマッチを防げます。

価格だけで判断せず、性能とコストのバランスを見極めることが大切です。

ゴム板の材質による選び方

続いてはゴム板の材質による選び方を確認していきます。

ゴム板の材質は大きく分けて天然ゴム、NBR、シリコンゴム、EPDM、クロロプレンゴムなどがあり、それぞれ得意な性能が異なります。

材質選びを間違えると、いくら厚さや硬度が適切でも本来の性能を発揮できませんので、まずは材質から確認していきましょう。

天然ゴムの特徴

天然ゴムは弾力性とクッション性に優れており、摩耗にも強い材質です。

床材の保護や振動吸収など、日常的な用途で広く使われています。

ただし、油や薬品には弱く、屋外での紫外線劣化にも比較的弱いという弱点があるでしょう。

コストパフォーマンスの高さも天然ゴムの魅力の一つです。

屋内での作業マットや緩衝材として使いたい場合は、まず天然ゴムを検討してみてください。

NBR(ニトリルゴム)の特徴

NBRは耐油性に優れた合成ゴムで、工場や自動車関連の現場で重宝されています。

油やガソリンに触れる可能性がある場所には、天然ゴムよりもNBRのほうが適しているでしょう。

耐摩耗性や機械的強度もバランスよく備えており、汎用性の高さが特徴です。

一方で耐候性はそれほど高くないため、屋外で長期間使う場合は劣化に注意が必要です。

厨房機器の周辺や整備工場のパッキンなど、油分の多い環境ではNBRが第一候補になるでしょう。

シリコンゴム・EPDMなどその他の材質

シリコンゴムは耐熱性と耐寒性に非常に優れており、幅広い温度域で安定した性能を発揮します。

食品関連や医療関連の部材にもよく使われる材質でしょう。

EPDMは耐候性と耐オゾン性に優れており、屋外での長期使用に向いています。

紫外線や雨風にさらされる場所でも劣化しにくいのが強みです。

クロロプレンゴムは耐候性と耐油性のバランスが良く、屋外の防振ゴムなどに使われることが多いでしょう。

用途に応じてこれらの材質を使い分けることが、ゴム板選びの基本と言えます。

厚さの選び方と基準

続いては厚さの選び方と基準を確認していきます。

ゴム板の厚さは1ミリ程度の薄手のものから、数十ミリの厚手のものまで幅広く展開されています。

用途に対して厚すぎても薄すぎても、機能を十分に発揮できないことがあるでしょう。

薄手のゴム板が向いている用途

1ミリから3ミリ程度の薄手のゴム板は、床材の保護シートや養生材としてよく使われます。

軽量で扱いやすく、カッターなどでも比較的簡単に切断できるのが特徴です。

ただし荷重がかかる場所や衝撃を吸収したい場所には、薄手のゴム板は適していません。

耐久性よりも柔軟性やコストを優先したい場合に向いているでしょう。

棚板の滑り止めやパッキン用途にも薄手のゴム板が選ばれることが多いです。

中厚・厚手のゴム板が向いている用途

5ミリから10ミリ程度の中厚のゴム板は、防振マットや作業台のクッション材に適しています。

ある程度の荷重や振動にも耐えられるため、機械の下敷きとして使われることも多いでしょう。

15ミリを超える厚手のゴム板になると、重量物の緩衝材や防音材としての用途が中心になります。

厚くなるほど価格も上がる傾向があるため、必要以上に厚いものを選ばないよう注意が必要です。

用途に見合った厚さを選ぶことが、コストと性能のバランスを取るコツと言えるでしょう。

厚さを決める際の注意点

厚さを決める際は、設置スペースに余裕があるかどうかも確認しておきましょう。

扉の開閉部分や機械の隙間など、限られたスペースに設置する場合は厚みが制限されることがあります。

また、厚みが増すほど切断や加工に手間がかかる点も見逃せません。

現場で自分で切断する予定があるなら、加工のしやすさも厚さ選びの重要な判断材料になるでしょう。

たとえば防振用途でゴム板を選ぶ場合の目安は次の通りです。

軽い家電の下に敷くなら厚さ3ミリから5ミリ程度で十分でしょう。

業務用の機械や重量のある設備の下に敷くなら、厚さ10ミリ以上を検討するのがおすすめです。

硬度の選び方と基準(デュロメータ硬度)

続いては硬度の選び方と基準を確認していきます。

ゴム板の硬度は、デュロメータ硬度計を使ってJIS-Aなどの単位で数値化されています。

数値が小さいほど柔らかく、数値が大きいほど硬いゴムということになるでしょう。

硬度の測り方と単位

一般的にゴム板の硬度表示にはJIS-A硬度が使われることが多いです。

数値はおおむね0度から100度の範囲で表され、家庭用の消しゴムが40度前後、タイヤのゴムが60度から70度程度と言われています。

硬度計の針をゴムに押し当て、その反発の度合いから数値を測定する仕組みです。

数値だけを見ても実感がわきにくいため、可能であればサンプルを触って比較するのが確実でしょう。

カタログ上の数値と実際の触感には多少のずれが出ることもあります。

低硬度・高硬度それぞれのメリット

低硬度のゴム板は柔らかく、クッション性や密着性に優れています。

パッキンやシール材など、隙間を埋めたい用途に向いているでしょう。

一方で柔らかすぎると耐摩耗性が低くなり、傷やへたりが生じやすくなる点には注意が必要です。

高硬度のゴム板は摩耗や変形に強く、耐久性を重視したい場所に適しています。

床材や搬送ラインの部材など、繰り返し荷重がかかる場所では高硬度のゴムが選ばれる傾向にあるでしょう。

硬度と厚さの組み合わせ方

硬度と厚さは単独で決めるのではなく、組み合わせで考えることが重要です。

クッション性を重視するなら、厚みを持たせつつ硬度を低めに設定するのが基本でしょう。

逆に耐荷重性を重視するなら、厚みを抑えつつ硬度を高めに設定する方法もあります。

硬度と厚さのどちらか一方だけを基準に選んでしまうと、実際の現場で強度不足や過剰なコストにつながることがあります。

必ず両方の数値をセットで検討するようにしてください。

以下の表に、硬度の目安と主な用途をまとめましたので参考にしてください。

硬度の目安(JIS-A) 硬さのイメージ 主な用途
30度〜40度 非常に柔らかい パッキン、シール材、密着用途
50度〜60度 柔らかめ 防振マット、クッション材
65度〜75度 標準的な硬さ 床材保護、滑り止めマット
80度以上 硬め 耐摩耗用途、搬送ライン部材

サイズ・切断方法の選び方

続いてはサイズ・切断方法の選び方を確認していきます。

ゴム板は既製サイズで購入する方法と、特注サイズで注文する方法の二通りがあります。

既製サイズと特注サイズ

既製サイズのゴム板は在庫からすぐに購入できるため、コストを抑えたい場合に向いています。

ロール状で販売されているものも多く、必要な分だけ切り出して使えるのが便利な点でしょう。

一方で、機械の形状に合わせてぴったりのサイズが必要な場合は、特注サイズでの注文が確実です。

特注品は納期や価格が既製品より高くなる傾向があるため、余裕を持って発注することをおすすめします。

用途と予算のバランスを見ながら、既製品と特注品を使い分けるとよいでしょう。

カッターや裁断機での切断方法

薄手のゴム板であれば、カッターナイフやハサミでも比較的簡単に切断できます。

ただし厚みが増すほど刃が入りにくくなり、断面がガタつきやすくなるでしょう。

まっすぐに切りたい場合は、定規やガイドを当てながら少しずつ刃を入れるのがコツです。

一度で切ろうとせず、数回に分けて浅く切り込みを入れていくと、きれいな断面に仕上がります。

厚手のゴム板の場合は、電動カッターや裁断機を使うと作業効率が上がるでしょう。

精密な切断が必要な場合の依頼先

複雑な形状や精密な寸法が求められる場合は、自分で切断するよりも専門業者に依頼するほうが安心です。

トムソン刃やレーザーカットなど、業者ならではの精密な加工方法を利用できるでしょう。

大量に同じ形状を発注する場合も、専門業者に依頼したほうが仕上がりが安定します。

見積もりを取る際は、サイズや厚さだけでなく必要な精度も伝えておくとスムーズです。

コストと仕上がりのバランスを考えて、自作か外注かを選ぶとよいでしょう。

用途別・耐熱性耐油性で選ぶポイント

続いては用途別・耐熱性耐油性で選ぶポイントを確認していきます。

ゴム板は設置される環境によって求められる性能が大きく変わります。

耐熱性が求められる現場での選び方

厨房機器の周辺や工場の熱源近くなど、高温環境で使う場合は耐熱性の高い材質を選ぶ必要があります。

シリコンゴムは200度前後の高温にも耐えられるため、耐熱用途では代表的な選択肢と言えるでしょう。

フッ素ゴムも耐熱性と耐薬品性を兼ね備えており、過酷な環境での使用に向いています。

一般的な天然ゴムやNBRは高温環境に弱く、劣化が早まる可能性があるため注意が必要です。

使用温度の目安をメーカーに確認したうえで材質を選ぶことをおすすめします。

耐油性が求められる現場での選び方

自動車整備工場や機械油を扱う現場では、耐油性の高いNBRが第一候補になるでしょう。

フッ素ゴムはさらに高い耐油性と耐薬品性を持っており、過酷な化学環境にも対応できます。

天然ゴムは油に触れると膨潤したり劣化したりしやすいため、油分の多い現場には不向きです。

見た目が似ていても材質によって耐油性は大きく異なるので、用途に合った材質選びが欠かせません。

油の種類によって適した材質が変わることもあるため、事前に確認しておくと安心でしょう。

屋外・屋内など設置環境による選び方

屋外で長期間使用する場合は、紫外線やオゾンに強いEPDMやクロロプレンゴムが適しています。

屋内で一時的に使う用途であれば、コストの安い天然ゴムでも十分対応できるでしょう。

湿気の多い場所では、カビや劣化を防ぐために耐水性の高い材質を選ぶことも大切です。

食品を扱う施設では、衛生面を考慮して食品衛生法に対応したゴム板を選ぶ必要があるでしょう。

設置環境の条件を一つずつ洗い出しておくことが、最適な材質選びの近道です。

まとめ

ここまで、ゴム板の選び方は?厚さと硬度の基準も!というテーマで、材質、厚さ、硬度、サイズ、切断方法、用途別のポイントを解説してきました。

ゴム板選びで失敗しないためには、価格や見た目だけで判断せず、使用環境から逆算して材質や厚さ、硬度を組み合わせて検討することが重要です。

天然ゴムやNBR、シリコンゴム、EPDMなど、材質ごとに得意な性能は異なるため、耐熱性や耐油性が必要な現場では特に慎重な選定が求められるでしょう。

厚さと硬度はセットで考えることで、クッション性や耐久性のバランスが取りやすくなります。

サイズや切断方法についても、既製品と特注品、自作と外注のどちらが適しているかを事前に見極めておくと安心です。

この記事で紹介したポイントを参考に、自分の用途にぴったり合うゴム板を選んでみてください。