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真鍮(黄銅)の融点(溶ける温度)・比重・密度(文献値:g/mlやg/cm3)・引火点は?【真鍮・危険物・SDS】

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真鍮の融点(溶ける温度)・比重・密度(g/mlやg/cm3)・引火点は?【真鍮・危険物・SDS】

科学的な解析(化学)を行う際には基本的に反応物質の沸点・融点・比重・密度(g/mlやg/cm3)・引火点などの理解が必要となることが多いです。

そのためさまざまな物質の沸点・融点・比重・密度(g/mlやg/cm3)・引火点を覚えておくといいです。

ここでは代表的な合金の「真鍮(黄銅、Cu-Zn合金)」に着目して、その融点・比重・密度(g/ml)・引火点(危険物関連情報)やSDSなどをまとめていきますので、ぜひ参考にしてください。

 

真鍮の融点(溶ける温度)は?

それでは以下で真鍮の融点は?について確認していきます。

結論として、真鍮の

・融点(常温常圧下):約900〜940℃(組成により異なる)・黄銅(Cu 70%, Zn 30%)の融点:約920℃

・高亜鉛真鍮(Cu 60%, Zn 40%)の融点:約900℃

ですね。

真鍮は銅(融点:約1085℃)と亜鉛(融点:約420℃)の合金であり、その融点は組成比によって変化します。

一般的に亜鉛の含有量が多いほど融点は低くなります。

この融点の特性は、真鍮の鋳造や加工のしやすさに大きく影響します。

 

真鍮の比重や密度(g/mlやg/cm3など)は?

さらに、真鍮の比重や密度(単位g/mlやg/cm3)についてもチェックしていきましょう。

結論として、真鍮の

・密度(常温常圧下):約8.4〜8.7 g/ml(g/cm3と同じ、組成により異なる)・黄銅(Cu 70%, Zn 30%)の密度:約8.5 g/ml

・高亜鉛真鍮(Cu 60%, Zn 40%)の密度:約8.4 g/ml

ですね。

真鍮の密度は水よりかなり重く、約8.4〜8.7 g/mlとなります。

この値は主成分である銅(約8.96 g/ml)と亜鉛(約7.14 g/ml)の中間的な値となります。

一般的に亜鉛の含有量が多いほど密度は低くなります。

なお、固体の場合の比重も水の密度との比較(1.0g/cm3)となるので、数値は密度と同じになります。

 

真鍮の引火点は?【危険物など】は?

さらに、真鍮の引火点についてもチェックしていきましょう。

危険物取扱者の試験などを受ける人はこのあたりの情報も重要となってきます。

結論として、真鍮の

・引火点:該当なし(固体金属合金としては引火点の概念が異なる)・発火点:該当なし(通常の条件下では発火しない)

ですね。

真鍮は金属合金であるため、通常の液体のような引火点は定義されません。

通常の環境では発火や燃焼の心配はほとんどありませんが、真鍮の微細な粉末は特定の条件下で発火する可能性があります。

真鍮の加工(切削、研磨など)で発生する粉塵は、特に高温環境では注意が必要です。

また、真鍮の加工時に発生する煙や粉塵には亜鉛が含まれている場合があり、吸入すると金属熱(亜鉛熱)を引き起こす可能性があります。

 

真鍮のSDSは?【厚生労働省の情報:文献値】

さらに、真鍮のSDS情報へのリンクも整理いたしましたので、必要な場合はご活用くださいませ!

真鍮のSDSは組成によって異なりますが、主成分である銅と亜鉛の情報が参考になります。

以下が関連情報でございます。

https://anzeninfo.mhlw.go.jp/anzen/gmsds/7440-50-8.html

 

まとめ  真鍮の融点(溶ける温度)・比重・密度(g/mlやg/cm3)・引火点は?【真鍮・危険物・SDS】

ここでは、真鍮の融点(溶ける温度)・比重・密度(g/mlやg/cm3)・引火点は?【真鍮・危険物・SDS】について確認しました。

各物性を理解し、業務等々に活かしていきましょう。