この記事では、「谷へんに牙(谺)」の漢字について、読み方、意味、由来、部首、画数、さらに「谺」の読み方について詳しく解説していきます。
なお、面白い例文も多く紹介しておりますので、楽しみながら難しい漢字の読みなどを自然と覚えられると思います(^^)/
結論として、「谷へんに牙(谺)」の読み方は以下の通りです。
・ 音読みは「カ」「ケ」
・ 訓読みは「こだま」「やまびこ」
それでは谺の他の項目についても詳しく見ていきましょう!
谷へんに牙(谺)の漢字の読み方は?
まず、「谷へんに牙(谺)」の漢字の読み方を確認していきます。
上記の通り、
・ 音読みは「カ」「ケ」
・ 訓読みは「こだま」「やまびこ」
と読みます。
「谺」の読み方は、基本的には「こだま」や「やまびこ」と読みますが、地名などで使われる場合は「カ」「ケ」と読むこともあります。
谷へんに牙(谺)の漢字の意味や由来・成り立ちは?
続いては、谷へんに牙の「谺」という漢字の意味や由来・成り立ちも見ていきましょう!
意味としては、訓読みからも理解できますが、
・ 山や谷などで音が反響すること。こだま。やまびこ。
・ 音が反射して返ってくる現象。
・ 物事が繰り返し響くさま。
これらを表しています。
由来や成り立ち
「谷へん」は谷や窪地を表す部首で、「牙」は口から出る鋭いものや突き出たものを表します。
この二つの要素が組み合わさることで、「谷間で音が突き出て反響する様子」という意味が生まれました。
古代中国では、谷間で発生する音の反響現象を不思議なものとして捉え、この特殊な現象を表現するためにこの漢字が作られたとされています。
また、「谺」は「響」や「韻」などの音に関連する漢字とも意味的につながりがあります。「谺」は特に自然界での音の反響を表現する際に用いられます。
これらから転じて、現代でも使用される意味として
・ 音が反響する現象(こだま・やまびこ)。
・ 詩的表現として、言葉や思いが繰り返し響くような様子。
になったといえますね(^^)/
以下の例文を元にマスターしていきましょう。
谷へんに牙(谺)の漢字の読み方を理解しやすい例文紹介!
谷へんに牙(谺)の意味や読み方を自然と覚えられる例文を以下で紹介します。
一般的な読みのものから、面白い例文までさまざま紹介しておりますので、ぜひ参考にしてみてください(^^)/
谷へんに牙(谺)の漢字を用いた例文
- 山谺(さんか)の美しい風景に心奪われ、しばらくその場を動けなかった。
- 谺響(かきょう)する鐘の音が、寺院の厳かな雰囲気を一層引き立てていた。
- 谺山(けざん)地域は、独特の音響効果で知られる観光スポットだ。
- 深谺(しんけ)の地に建てられた古城は、周囲の音が不思議な反響を生み出す。
- 深い森の中で発した言葉が谺(こだま)となって返ってくる感覚は不思議だった。
- 彼の演説は社会に谺(こだま)のように広がり、多くの人々の心を動かした。
- 子どもたちは谺(やまびこ)遊びに夢中になり、山の中で元気に声を響かせていた。
- 谺(やまびこ)のように過去の記憶が繰り返し心に響いてくることがある。
谷へんに牙(谺)の漢字を使った熟語は?
「谺」を使った熟語には以下のようなものがあります。
谺(やまびこ・こだま)
谺(やまびこ)は、山や谷などで発した声や音が周囲の地形に反射して聞こえ返ってくる現象。山間の自然環境で特に顕著に起こる音の反響現象。
谺(こだま)もやまびこと同じく、音が反射して返ってくる現象。「やまびこ」とほぼ同義だが、より広い空間での音の反響も含む。
谺響(かきょう)
音が反響し、繰り返し響く様子。特に、音が立体的に広がりながら響き渡る現象を表す。
山谺(さんか)
山間の谷や窪地で、特に音が反響しやすい場所。山の中の音響効果の高い地形や空間を指す。
これらの熟語も覚えておくと、「谺」の意味をより深く理解できますね。
谷へんに牙(谺)の漢字の部首と画数は?
谷へんに牙(谺)の漢字の部首と画数も見ていきます。
結論として
・部首:谷部(たにへん)
・画数:11画(総画)
ですね。
画数に注意して、丁寧に書きましょう(^^)/
谷へんに牙(谺)の旧字体・異字体について
「谺」には旧字体として「」があります。また、「喦」「吼」なども類似した意味を持つ漢字として挙げられますが、微妙に意味合いが異なります。
「響」や「韻」も音の反響に関連する漢字ですが、「谺」はより自然界での現象、特に山谷での音の反響を表す特徴があります。
まとめ 谷へんに牙(谺)の漢字の読み方や部首や画数は?谺では?
ここでは、谷へん(谷部)に牙(谺)の漢字の読み方は?意味・由来・部首・画数は?【谺の読み方も:谷へんに牙】について、面白い例文も用いつつ解説しました。
日本語の漢字は奥深く、「谺」の成り立ちを知ることで、さらに日本語の豊かな表現の幅を広げることができますね。
これからも様々な漢字に触れ、日本語の魅力を発見していきましょう♪