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タングステンの融点(溶ける温度)・比重・密度(文献値:g/mlやg/cm3)・引火点は?【W・危険物・SDS】

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タングステンの融点(溶ける温度)・比重・密度(g/mlやg/cm3)・引火点は?【W・危険物・SDS】

科学的な解析(化学)を行う際には基本的に反応物質の沸点・融点・比重・密度(g/mlやg/cm3)・引火点などの理解が必要となることが多いです。

そのためさまざまな物質の沸点・融点・比重・密度(g/mlやg/cm3)・引火点を覚えておくといいです。

ここでは代表的な金属元素の「タングステン(W)」に着目して、その融点・比重・密度(g/ml)・引火点(危険物関連情報)やSDSなどをまとめていきますので、ぜひ参考にしてください。

 

タングステンの融点(溶ける温度)は?【W】

それでは以下でタングステン(W)の融点は?について確認していきます。

結論として、タングステンの

・融点(常温常圧下):約3422℃・沸点(常温常圧下):約5555℃

ですね。

タングステンは全金属元素の中で最も高い融点を持つことで知られています。

この非常に高い融点は、タングステンが電球のフィラメントや高温に耐える工具材料として利用される主な理由です。

この高融点は原子間の強い結合力に起因しており、タングステンは高温でも形状を保持する優れた特性を示します。

 

タングステンの比重や密度(g/mlやg/cm3など)は?

さらに、タングステンの比重や密度(単位g/mlやg/cm3)についてもチェックしていきましょう。

結論として、タングステンの

・密度(常温常圧下):約19.25 g/ml(g/cm3と同じ)・比重(常温常圧下):約19.25

ですね。

タングステンの密度は非常に高く、約19.25 g/mlとなります。

これは一般的な金属である鉄(約7.87 g/ml)の約2.5倍、銅(約8.96 g/ml)の約2倍の値です。

この高い密度は、タングステンが重りやバランスウェイト、放射線遮蔽材などに利用される理由であり、金(約19.32 g/ml)とほぼ同等の密度を持ちます。

なお、固体の場合の比重も水の密度との比較(1.0g/cm3)となるので、数値は密度と同じになります。

 

タングステンの引火点は?【危険物など】は?

さらに、タングステンの引火点についてもチェックしていきましょう。

危険物取扱者の試験などを受ける人はこのあたりの情報も重要となってきます。

結論として、タングステンの

・引火点:該当なし(固体金属としては引火点の概念が異なる)・発火点:該当なし(塊状では発火しない)

・粉末の発火温度:微粉末状で約500℃以上

ですね。

タングステンは固体金属であるため、通常の液体のような引火点は定義されません。

塊状のタングステンは通常の条件下では発火せず、非常に安定しています。

ただし、非常に微細なタングステン粉末は空気中で発火する可能性があり、特に加熱された状態では自然発火する危険性があります。

また、タングステンの粉末は水と反応して水素ガスを発生させる可能性があるため、粉末の取り扱いには注意が必要です。

 

タングステンのSDSは?【厚生労働省の情報:文献値】

さらに、タングステンのSDS情報へのリンクも整理いたしましたので、必要な場合はご活用くださいませ!

以下が厚生労働省さまの情報でございます。

https://anzeninfo.mhlw.go.jp/anzen/gmsds/7440-33-7.html

 

まとめ  タングステンの融点(溶ける温度)・比重・密度(g/mlやg/cm3)・引火点は?【W・危険物・SDS】

ここでは、タングステンの融点(溶ける温度)・比重・密度(g/mlやg/cm3)・引火点は?【W・危険物・SDS】について確認しました。

各物性を理解し、業務等々に活かしていきましょう。