正しい日本語の表現って意外とあいまいなものも多いですよね。
ここでは、特に言い回しで迷いやすい「割合」に続く言葉として「高い」「大きい」「多い」「強い」のどれがふさわしいのか、またその使い分けなどについて解説していきます。
「割合」が高い、大きい、多い、強い、どの言い回しにするべきか【低い、小さい、少ない、弱い】
「割合」はある集団や全体の中で特定の部分が占める比率や程度を表す言葉です。
この「割合」に続く言い回しとしては、「高い」「大きい」「多い」が適しています。
結論として「割合」に続く表現としては「高い」が最も一般的に使用されています。
「大きい」や「多い」も正しい表現で、「高い」と同様によく使われます。
「強い」は「割合」との組み合わせではあまり適切ではありません。
・割合が「高い」：正しい表現で、非常によく使われます。一般的な割合の大きさを表すのに適しています。
・割合が「大きい」：正しい表現で、「高い」と同様によく使用されます。割合の規模や影響力を強調する際に使います。
・割合が「多い」：正しい表現で、「高い」「大きい」と同様に使用されます。割合の量や程度を強調する際に適しています。
・割合が「強い」：「割合」との組み合わせではあまり適切ではありません。「高い」「大きい」「多い」を使うのが望ましいです。
この他にも「割合が増える」「割合が上がる」「割合が高まる」といった表現も適切で、一般的に広く使われています。
また、この対義語として「低い」「小さい」「少ない」といった表現についても、確認しておきましょう。
・割合が「低い」：正しい表現で、よく使用されます。
・割合が「小さい」：正しい表現で、「低い」と同様に使用されます。
・割合が「少ない」：正しい表現です。割合の量や程度の不足を強調する際に適しています。
・割合が「弱い」：「割合」との組み合わせでは不適切な表現です。
この他の表現としては「割合が下がる」「割合が減る」「割合が低下する」などが広く使用されます。
これらの表現も一緒に覚えておきましょう。
総じて「高い」「大きい」「多い」とその対義語の「低い」「小さい」「少ない」が最も一般的で適切な表現です。
「強い」「弱い」は「割合」との組み合わせではあまり使用されません。他の表現で代替する方がおすすめです。
これらの言い回しについては、状況や文脈に応じて適切な表現を選ぶことが重要ですね。
割合が高い、大きい、多い (低い、小さい、少ない)の例文
最後に例文を用いて「割合が高い、大きい、多い(低い、小さい、少ない)」の使い方を確認していきましょう。
・この地域では、高齢者の割合が高い。
・会社の収益に占める海外売上の割合が大きくなっている。
・この学校では、留学生の割合が多い。
・若者の投票率は、高齢者と比べて割合が低い。
・国内市場のシェアは、海外と比べると割合が小さい。
・この地域では、公共交通機関の利用者の割合が少ない。
その他の正しい表現の例
・女性管理職の割合が年々増えている。
・ネット利用者に占めるスマートフォンユーザーの割合が上がっている。
・都市部では、共働き世帯の割合が高まっている。
・喫煙者の割合が徐々に下がってきている。
・ガソリン車の割合が減り、電気自動車の割合が増えている。
・この業界では、中小企業の割合が低下している。
まとめ 割合に続くのは「高い」「大きい」「多い」のどれ？
ここまで「割合」に続く形容詞として「高い」「大きい」「多い」「強い」のどれが適しているのかについて解説しました。
これからもあいまいな日本語について、適切な表現を学んでいきましょう(^^♪
