科学的な解析(化学)を行う際には基本的に反応物質の沸点・融点・凝固点・比重・密度(g/mlやg/cm3)・引火点などの理解が必要となることが多いです。
そのためさまざまな物質の沸点・融点・凝固点・比重・密度(g/mlやg/cm3)・引火点を覚えておくといいです。
ここでは最も基本的な化学物質の「水(H2O)」に着目して、その融点・凝固点・比重・密度(g/ml)・引火点(危険物関連情報)やSDSなどをまとめていきますので、ぜひ参考にしてください。
水の融点(溶ける温度)・凝固点は?【H2O】
それでは以下で水(H2O)の融点・凝固点は?について確認していきます。
結論として、水の
・凝固点(常温常圧下):0℃(水から氷へ)
ですね。
水の場合では、融点と凝固点は同じ温度となります。
これは水分子間の水素結合によるものであり、0℃で相転移が起こります。
水の比重や密度(g/mlやg/cm3など)は?
さらに、水の比重や密度(単位g/mlやg/cm3)についてもチェックしていきましょう。
結論として、水の
・比重(4℃):1.00
ですね。
水は密度の基準となる物質で、4℃で最大密度の1.00 g/mlとなります。単位g/cm3でも値は同じですね。
なお、比重は水自身の密度との比較となるため、値は常に1.00となります(自分自身で割るため)。
水の密度は温度によって変化し、4℃で最大となる特徴があり、これが水の異常膨張として知られています。
水の引火点は?【危険物など】は?
さらに、水の引火点についてもチェックしていきましょう。危険物取扱者の試験などを受ける人はこのあたりの情報も重要となってきます。
結論として、水の
・発火点:該当なし(不燃性)
ですね。
水は不燃性の物質であるため、引火点や発火点は存在しません。むしろ消火に使用される物質であり、危険物には分類されません。
ただし、一部の金属(ナトリウムやカリウムなど)と反応して水素ガスを発生させる場合があるため、そのような状況では注意が必要です。
水のSDSは?【厚生労働省の情報:文献値】
さらに、水のSDS情報へのリンクも整理いたしましたので、必要な場合はご活用くださいませ!
水は基本的に危険物ではないため専用のSDSはありませんが、純水や蒸留水として工業用に使用される場合のSDSは各メーカーから提供されています。
以下は一般的な水の安全情報となります。
https://anzeninfo.mhlw.go.jp/anzen/gmsds/7732-18-5.html
まとめ 水の融点(溶ける温度)・凝固点・比重・密度(g/mlやg/cm3)・引火点は?【H2O・危険物・SDS】
ここでは、水の融点(溶ける温度)・凝固点・比重・密度(g/mlやg/cm3)・引火点は?【H2O・危険物・SDS】について確認しました。
各物性を理解し、業務等々に活かしていきましょう。