今回は、ワードで数字だけ・英数字まとめて・英字だけフォントを変える方法について解説していきます。
ポイントは以下の点です。
・「ホーム」タブ→「編集」→「置換」「検索と置換」→「置換ダイアログ」から変更する。
・数字だけフォントを変える場合、置換ダイアログ→「検索する文字列」に「[0-9]」と入力、「ワイルドカードを使用する」にチェック、「置換後の文字列」欄をクリック、「書式」ボタン→「フォント」を選択し、すべて置換。
・英字だけフォントを変える場合、置換ダイアログで「検索する文字列」に「[a-zA-Z]」と入力、「ワイルドカードを使用する」にチェック、「置換後の文字列」欄をクリック、「書式」ボタン→「フォント」を選択し、すべて置換。
・英数字をまとめてフォント変える場合、「検索する文字列」に「[a-zA-Z0-9]」と入力、「ワイルドカードを使用する」にチェック、「置換後の文字列」欄をクリック、「書式」ボタン→「フォント」を選択し、すべて置換。
それではさっそく見ていきましょう。
ワードで数字だけフォントを変える方法
ワードで文書を作成していると、日本語フォントと数字のフォントを変えたい場面があります。
例えば、見積書や請求書などのビジネス文書で、数字だけを見やすいフォントに変更したい場合です。
まずは、フォントを変更したい文書を開きます。
次に、「ホーム」タブの「編集」グループにある「置換」をクリックし、置換ダイアログを開きます。
または、キーボードショートカット「Ctrl + H」でも置換ダイアログを開くことができます。
置換ダイアログが開いたら、「オプション」ボタンをクリックして詳細オプションを表示させます。
「検索する文字列」に「[0-9]」と入力します。この記号は、0から9までの数字を示す特殊な検索条件です。
そして、「ワイルドカードを使用する」にもチェックを入れます。
「置換後の文字列」欄をクリックし、「書式」ボタン→「フォント」を選択します。
表示されたフォントダイアログで、数字用のフォントを選択します。
ここでは例として「Century」を選択してみましょう。
「OK」ボタンをクリックして画面を閉じます。
「すべて置換」ボタンをクリックすると、文書内のすべての数字のフォントが「Century」に変更されます。
置換された箇所のフォントが変更されていることを、確認してください。
変更前
変更後
ワードで英字だけフォントを変える方法
次に、英字だけフォントを変更する方法を解説します。
英語の文献を引用する際や、製品名を目立たせたい場合などに便利な機能です。
置換前の文章は以下となります。
先ほどと同様に、置換ダイアログを開きます。
今回は英字を検索するため、「検索する文字列」に「[a-zA-Z]」と入力します。
この記号は、小文字のaからzまでと大文字のAからZまでのアルファベットを示します。
「ワイルドカードを使用する」にもチェックを入れておきます。
「置換後の文字列」欄をクリックし、「書式」→「フォント」から英字用のフォントを選択します。
ここでは「Arial」を選んでみましょう。
「すべて置換」をクリックすると、文書内のすべての英字のフォントが「Arial」に変更されます。
変更前
変更後
ワードで英数字まとめてフォントを変える方法
最後に、英数字をまとめてフォント変更する方法を解説します。
これは、文書全体の英数字を統一したフォントにしたい場合に便利です。
変更前の文章は以下となります。
置換ダイアログを開き、「検索する文字列」に「[a-zA-Z0-9]」と入力します。
これは、アルファベットと数字の両方を検索する条件です。
「ワイルドカードを使用する」にもチェックを入れておきます。
「置換後の文字列」欄で「書式」→「フォント」から希望のフォントを選択します。
今回は「Calibri」を選択してみましょう。
「すべて置換」をクリックすると、文書内のすべての英数字のフォントが変更されます。
変更前
変更後
まとめ ワードで英数字のフォントを効率的に変更する方法
ここでは、ワードで数字だけ・英字だけ・英数字まとめてフォントを変える方法について解説しました。
今回解説したフォント変更の方法を覚えると、文書の見た目を効率的に整えることができます。
ワードの便利な機能を使って、業務効率化を図るとともに、読みやすく魅力的な文書作成にチャレンジしてみてくださいね。
