今回は、Wordで画面の拡大や縮小ができなくなった時の対処法と、基本的な拡大・縮小操作について詳しく説明します。
ポイントは、以下の点です。
・「並べて表示」モードが有効になっている→「表示」タブ→「並べて表示」横にある「縦」をクリック
・ズーム設定そのものに不具合が生じている→「表示」タブ→「ズーム」ボタンをクリック→設定画面で「100%」を選択→ズーム設定を標準状態にリセット
・基本的な拡大・縮小方法で動作確認を行う
それでは早速見ていきましょう。
Word画面の拡大・縮小ができない時の解決方法1【表示モードが「並べて表示」になっている】
Word使用中に拡大・縮小機能が使えなくなる原因として最も多いのは、表示モードが「並べて表示」に設定されていることです。
この状態では、文書のページが画面上で横並びに配置され、画面全体に収まるよう表示倍率が自動的に調整されます。
そのため、ユーザーが手動で拡大や縮小を行うことができなくなってしまうのです。
この問題を解決するには、まずWordの画面上部にあるリボンから「表示」タブをクリックしてください。
次に、そのタブ内にある「ページ移動」というグループを探し、「並べて表示」という項目が選択されているかどうかを確認します。
もしこの項目が選択されている場合は、すぐ横にある「縦」というボタンをクリックしてください。
これにより通常の表示モードに戻り、拡大・縮小操作が再び可能になります。
この表示設定はWordを終了しても保持されるため、前回使用時の設定が影響している可能性があります。
Wordを閉じる際は、表示モードを確認する習慣をつけることをお勧めします。
Word画面の拡大・縮小ができない時の解決方法2【表示モード自体に問題がある】
上記の方法で解決しない場合は、表示モード自体に問題がある可能性があります。
Wordには「印刷レイアウト」「Webレイアウト」「下書き」など複数の表示モードがあり、これらのモードが正常に機能していない場合があります。
この場合は、「表示」タブで現在とは異なる表示モードを一度選択し、その後元のモードに戻してみてください。
この操作により、表示システムがリセットされ、問題が解決することがよくあります。
また、ズーム設定そのものに不具合が生じている場合もあります。
この時は、「表示」タブ内にある「ズーム」ボタンをクリックし、表示される設定画面で「100%」を選択してOKボタンを押してください。
これによりズーム設定が標準状態にリセットされ、その後通常の拡大・縮小操作を試すことができます。
これらの方法でも問題が解決しない場合は、Word自体に一時的な不具合が発生している可能性があります。
この場合は、作業中の文書を必ず保存した上でWordを完全に終了し、再度アプリケーションを起動して文書を開き直してください。
多くの場合、この再起動により問題が解消されます。
Word画面の拡大・縮小の動作確認方法1【右下の操作ボタンを使う】
問題が解決したら、拡大・縮小機能が正常に働くかどうかを確認しましょう。
最も簡単な方法は、画面右下にある「+」「-」ボタンをクリックすることです。
この操作で表示サイズを手軽に調整できます。
また、「+」「-」ボタンの間にある縦線を左右にドラッグしても、同様に拡大・縮小が可能です。
直感的な操作で、好みのサイズに調整できます。
Word画面の拡大・縮小の動作確認方法2【表示倍率を直接指定する】
より細かく調整をしたい場合は、「+」「-」ボタンの横にある「○○%」の部分をクリックしてください。
すると倍率設定メニューが表示され、具体的な数値で表示サイズを指定できます。
この同じメニューは、リボンの「表示」タブにある「ズーム」からもアクセスできます。
どちらの方法でも同じ結果が得られるので、使いやすい方を選んでください。
拡大・縮小の動作確認方法3【ショートカットキーを使った操作】
キーボードを使った素早い操作も覚えておくと便利です。
拡大する場合: Ctrlキーと「+」キーを一緒に押す
縮小する場合: Ctrlキーと「-」キーを一緒に押す
拡大・縮小の動作確認方法4【マウスを使った操作】
マウスを使った操作もあります。Ctrlキーを押しながらマウスホイールを回すことで、拡大・縮小が可能です。
拡大:Ctrlキー + マウスホイールを上に回転
縮小:Ctrlキー + マウスホイールを下に回転
この方法は連続的に倍率を変更できるため、細かい調整に適しています。
まとめ ワード画面の縮小や拡大ができない場合の原因と対策
ここまでワード画面の縮小や拡大ができない場合の原因と対策方法について解説してきました。
こちらの記事を参考に、作業の効率をアップしてください。