この記事では、エクセルで画像を自由に切り抜く様々な方法を紹介しています。
基本的には、以下の作業を行っていきます。
・「挿入」タブ→「画像」を選択→切り抜きたい画像をエクセルシートに挿入
・切り抜きたい形を選択もしくは描写する
・図形を画像の上に配置→切り抜きたい部分に合わせてサイズ調整
・図形に合わせてトリミングして完成
それではより詳しい内容を確認していきましょう♪
エクセルで図形に合わせて画像を切り抜く方法1【既存の図形を使用】
まずはエクセルにある図形を使って、画像を切り抜く方法を確認していきましょう。
この方法では、円や星、ハート形など、エクセルに元々入っている図形を元に、簡単に画像を加工できます。
まずは、「挿入」タブから「画像」を選択し、切り抜きたい画像をエクセルシートに挿入しましょう。
画像を選択した状態で「図ツール」の「書式」タブを開き、「トリミング」の下向き矢印をクリックします。
表示されるメニューから「図形に合わせてトリミング」を選び、図形一覧から好きな形を選択しましょう。
ここでは五角形の形を選びました。
無事に、画像を選択した図形の形に切り抜くことができましたね(^^)/
エクセルで図形に合わせて画像を切り抜く方法2【図形を塗りつぶしに使用】
今度は図形を先に作成してから、その図形に画像を適用する方法をみていきましょう。
まずは「挿入」タブから「図形」を選択し、好きな図形を挿入します。
図形のサイズは後から調整できるので、だいたいの大きさで大丈夫です(^^)/
図形を右クリックして「図形の書式設定」を開きましょう。
「塗りつぶし」の項目で「塗りつぶし(図またはテクスチャ)」を選択し、画像ソース「挿入する」をクリックして「図の挿入」から使いたい画像を選択します。
これで画像が図形内に配置されました。
ここで、位置や大きさが思い通りにいかない場合は、「図形の書式設定」内の「オフセット」などを調整して、画像の位置を微調整しましょう。
エクセルで図形に合わせて画像を切り抜く方法3【SmartArtを活用】
エクセルのSmartArt機能を使うことで、より簡単に画像を図形に合わせて切り抜くこともできます。
SmartArtは本来、図表やグラフィックを作成するための機能ですが、画像の切り抜きにも応用できるんです(^^)/
まずは「挿入」タブから「SmartArt」を選択し、「図」カテゴリから好みの図形を選びましょう。
SmartArtが挿入されたら、図形内に表示される画像アイコンをクリックして画像を挿入します。
SmartArtの特徴として、挿入された画像は自動的に図形に合わせて切り抜かれるため、手動での調整が不要です。
エクセルでフリーフォームで画像を自由に切り抜く方法1
次は、より自由に複雑な形でも画像を切り抜きたいといった場合のやり方を確認していきましょう。
そのためには、フリーフォーム機能を使用します。
この方法なら、手動で切り抜きたい輪郭を描くことができるため、被写体の形に沿った細かい切り抜きが可能です。
まず「挿入」タブから「画像」を選択して画像を挿入しましょう。
続いて「挿入」タブの「図形」から「線」グループの「フリーフォーム」を選択します。
画像上で切り抜きたい輪郭に沿って、クリックしながら線を描いていきましょう。
直線だけに限らず、曲線の部分も表現できるため、人物の髪の毛など複雑な物の輪郭も正確に描けます。
線を描き終わったら、始点に戻って閉じましょう。これで図形が完成です。
画像の上で右クリックをして「頂点の編集」を選択します。
線で囲んだ範囲が選択された状態で「図形の書式」タブ をクリックし、「図形の塗りつぶし」の「図」を選択しましょう。
「図の挿入」画面が表示されるので、元の画像を選択して挿入します。
新たに元画像を挿入すると、トレース線の内側に画像が表示されます。
この時、サイズや縦横の比率は線で囲んだ図の大きさに合わせて表示されています。
内側の画像のサイズを戻すために、「図の形式」タブ の「トリミング」から「塗りつぶし」を選択しましょう。
これで元画像の縦横比に戻すことができます。
灰色になっている枠をドラッグし、元画像と同じサイズになるまで広げて調整しましょう。
サイズがそろったら画像の外側をクリックして完了です。
これで描いた輪郭に沿って画像が切り抜かれますよ(^^)/
画像をずらして、ちゃんと切り抜かれているかチェックしてみてくださいね。
エクセルでフリーフォームで画像を自由に切り抜く方法2【曲線ツールを使用】
曲線部分の多い被写体などを切り抜く場合は、曲線ツールがおすすめです。
フリーフォームよりも滑らかに自然な曲線が描けるので、花びらや雲、波などの形状の切り抜きに最適です。
「挿入」タブから「図形」を選択し、「曲線」を選択しましょう。
画像上で曲線を描いて閉じた図形を作成します。
曲線ツールでは、クリックした点を通る滑らかな曲線が自動的に生成されるため、手描きよりもきれいに曲線を描くことができます。
図形が完成したら、画像を選択して前述の「図形に合わせてトリミング」で曲線図形を選択して、切り抜きを実行しましょう。
エクセルでフリーフォームで画像を自由に切り抜く方法3【手描き図形を使用】
マウスを使って自由に線を描きたい場合は、手描き図形機能を使用しましょう。
この方法は、ペンタブレットなどを使用している場合には特におすすめです!
「挿入」タブから「図形」を選択し、「フリーフォーム:図形」を選択します。
マウスをドラッグして自由に輪郭を描きましょう。
手描き図形なら、マウスの動きがそのまま線として反映されるので、より細かい調整や表現が可能です。
描き終わったら、同様に「図形に合わせてトリミング」を使用して切り抜きを実行しましょう。
まとめ エクセルで自由に画像切り抜きする方法
ここではエクセルで自由に画像切り抜きする方法について解説してきました。
エクセルには、画像を自由に切り抜くために色々な機能が搭載されています。
専用の画像編集ソフトを購入しなくても、普段使い慣れたエクセルで画像加工ができるので、資料作成時にはとても便利ですね。
ぜひ様々な方法を試して、エクセルでの画像切り抜きをマスターしてください(^_-)-☆