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【Excel】エクセルでマイナスの表示をつけたい(三角も:▲や△:書式設定:関数:時間も)する方法

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Excelで数値を扱う際、マイナスの値を視覚的にわかりやすく表示したい場面は数多くあります。

売上の減少を示したい、赤字を明示したい、温度の低下を表現したいなど、マイナスの数値に特別な記号や色を付けることで、データの意味がより伝わりやすくなります

通常、Excelではマイナスの数値は「-100」のように表示されますが、これを「▲100」や「△100」のような三角記号付きで表示したり、赤字で表示したり、括弧で囲んだりすることができます。データの種類や用途に応じて、最適な表示方法を選択することが重要です。

Excelにはマイナス表示をカスタマイズする方法が複数用意されています。

書式設定を使った表示の変更、関数を使った条件付きの処理、時間のマイナス表示への対応など、それぞれに特徴があり、状況に応じて使い分けることで効率的にデータを管理できます。

本記事では、マイナス値の表示をカスタマイズする様々な方法を詳しく解説し、三角記号の表示方法や時間のマイナス表示の扱い方まで幅広く紹介します。

データの可読性を高めたい方は、ぜひ最後までお読みください。

ポイントは

・セルの書式設定でマイナスの表示形式を自由にカスタマイズ可能

・三角記号(▲や△)を使った視覚的なマイナス表示が設定できる

・IF関数やABS関数を組み合わせてマイナス記号を制御できる

です。

それでは詳しく見ていきましょう。

セルの書式設定でマイナス表示を変更する基本

それではまず、最も基本的なマイナス表示の変更方法として、セルの書式設定を使った方法を確認していきます。

数値の書式設定でマイナス表示を選択

Excelの標準的な機能として、セルの書式設定からマイナス値の表示方法を選択できます

セルを右クリックして「セルの書式設定」を開き、「表示形式」タブで「数値」を選択すると、マイナス値の表示方法を4つのパターンから選べます。

例えば、-1234という数値を表示する場合、「-1,234」「-1,234」(赤字)、「(1,234)」、「(1,234)」(赤字)という4つの選択肢があります。

赤字で表示する設定を選べば、マイナスの値が自動的に赤色で表示され、一目で負の値であることがわかります。

括弧で囲む表示は会計や財務の分野でよく使われる表現で、特にアメリカ式の会計報告書では一般的です。日本の企業でも、財務諸表や収支報告書で括弧表示を採用することがあります。

マイナス値の表示パターン

標準形式

-1,234

→ マイナス記号付き

赤字表示

-1,234

→ 赤色で強調

括弧表示

(1,234)

→ 会計形式

この設定を行うには、対象のセルまたはセル範囲を選択してから右クリックし、「セルの書式設定」を選びます。

「表示形式」タブで「数値」カテゴリを選択すると、右側に「負の数の表示形式」という項目が表示され、ここから希望する表示方法を選択できます。桁区切りのカンマが必要な場合は「桁区切り(,)を使用する」にチェックを入れます。

表示形式 実際の値 表示結果 用途例
-1234 -1234 -1234 一般的な数値表示
-1234(赤字) -1234 -1234 損失や減少の強調
(1234) -1234 (1234) 会計報告書
(1234)(赤字) -1234 (1234) 財務諸表の赤字表示

ユーザー定義書式でカスタム表示を作成

標準の書式設定では物足りない場合、ユーザー定義の表示形式を使えば、マイナス値の表示を自由にカスタマイズできます

ユーザー定義書式では、正の数・負の数・ゼロ・文字列に対してそれぞれ異なる表示ルールを設定できるため、マイナス値にのみ特別な記号や文字を付けることができます。

ユーザー定義書式の構文は「正の数;負の数;ゼロ;文字列」という4つのセクションをセミコロンで区切って指定します。

例えば、マイナス値の前に「▲」記号を付けたい場合は、「#,##0;”▲”#,##0;0」という書式コードを入力します。この書式では、正の数は通常通り「1,234」と表示され、負の数は「▲1,234」と表示され、ゼロは「0」と表示されます。

ユーザー定義書式の設定手順

📝

対象セルを選択
→ 右クリック

⚙️

「セルの書式設定」
→「表示形式」タブ

✏️

「ユーザー定義」
→ 書式コード入力

マイナス記号を表示せずに三角記号だけにしたい場合は、「#,##0;”▲”#,##0;0」の代わりに「#,##0;”▲”0;0」とすることもできます。

また、赤色で表示したい場合は色の指定も可能で、「#,##0;[赤]”▲”#,##0;0」と記述すれば、マイナス値が赤色の三角記号付きで表示されます。色の指定は角括弧で囲み、「[赤]」「[青]」「[緑]」などと記述します。

書式コード 正の値(100) 負の値(-100) ゼロ(0)
#,##0;”▲”#,##0;0 100 ▲100 0
#,##0;[赤]”▲”#,##0;0 100 ▲100 0
#,##0;”△”#,##0;”-“ 100 △100
#,##0;”マイナス”#,##0;0 100 マイナス100 0
0;[赤]”-“0;0 100 -100 0

三角記号(▲と△)の使い分けと入力方法

マイナス表示に使う三角記号には、黒三角(▲)と白三角(△)の2種類があり、用途や見た目の好みに応じて使い分けます

黒三角(▲)はより強い印象を与え、赤字や損失など注意を引きたい場合に適しています。白三角(△)は黒三角よりも柔らかい印象で、単なるマイナス値の表示に使われることが多いです。

これらの記号を入力するには、いくつかの方法があります。

最も簡単なのは日本語入力モードで「さんかく」と入力して変換することで、変換候補に「▲」や「△」が表示されます。また、「きごう」と入力して変換すれば、様々な記号の一覧から選択することもできます。

三角記号の種類と印象

黒三角

▲100

→ 強い印象

白三角

△100

→ 柔らかい印象

赤字+黒三角

▲100

→ 最も強調

実務では業界や企業の慣習によって使い分けが決まっていることもあります。

例えば、株価や為替の変動表示では「▲」が下落を示す記号として広く使われており、ニュースサイトや証券会社のレポートでも統一的に使用されています。一方、社内資料や予算管理表では「△」を使用する企業もあり、組織のルールに従うことが重要です。

記号 入力方法 印象 使用場面例
「さんかく」→変換 強い・注意喚起 株価下落、赤字、損失
「さんかく」→変換 柔らかい・中性的 予算差異、温度低下
「さんかく」→変換 下向きの動き 減少傾向、ダウントレンド
「さんかく」→変換 下向き・柔らかい 軽微な減少

セルの書式設定を使ったマイナス表示の変更は、元のデータを変更しないというメリットがあります。

セルには数値がそのまま保存されているため、計算式で参照する際には正確な値が使用されます。

例えば、-100という値を「▲100」と表示していても、SUM関数で合計する際には-100として計算されるため、表示と計算の整合性が保たれます。

ただし、この方法では表示されている文字列をそのまま他のアプリケーションにコピーしても、元の数値形式でペーストされる点に注意が必要です。

表示形式をそのまま出力したい場合は、後述する関数を使った方法を検討しましょう。

関数を使ってマイナス記号や三角記号を追加

続いては、関数を使ってマイナス値に特別な記号を付ける方法を確認していきます。

IF関数で条件に応じてマイナス表示を変更

関数を使えば、値が負の場合のみ三角記号を付けるといった条件分岐が可能です。

IF関数を使って「もし値がマイナスなら三角記号を付ける、そうでなければそのまま表示する」という処理を実現できます。

基本的な構文は「=IF(A1<0,”▲”&ABS(A1),A1)」となります。

この数式では、A1セルの値が0未満(マイナス)の場合、ABS関数で絶対値に変換した値の前に「▲」を付けて表示し、0以上の場合はA1の値をそのまま表示します。例えば、A1に-100が入っている場合は「▲100」と表示され、A1に100が入っている場合は「100」と表示されます。

数式を下方向にコピーする手順

1️⃣

隣の列に数式入力
(例: =IF(A1<0,”▲”&ABS(A1),A1))

2️⃣

セル右下の
フィルハンドルを
ダブルクリック

3️⃣

自動的に下まで
数式がコピーされる

この数式の仕組みを詳しく見てみましょう。

IF関数の第一引数「A1<0」は条件式で、A1セルの値が0より小さいかどうかを判定しています。第二引数「”▲”&ABS(A1)」は条件が真(マイナス値)の場合の処理で、文字列”▲”とABS関数で取得した絶対値を&演算子で結合しています。第三引数「A1」は条件が偽(0以上)の場合の処理で、元の値をそのまま表示します。

A列(元データ) B列の数式 表示結果
100 =IF(A1<0,”▲”&ABS(A1),A1) 100
-50 =IF(A2<0,”▲”&ABS(A2),A2) ▲50
0 =IF(A3<0,”▲”&ABS(A3),A3) 0
-200 =IF(A4<0,”▲”&ABS(A4),A4) ▲200

ABS関数でマイナス記号を削除して三角記号に置換

ABS関数は絶対値を返す関数で、マイナスの値をプラスに変換できます

IF関数と組み合わせることで、マイナス記号を三角記号に置き換える処理が実現できます。

例えば、「=IF(A1<0,”△”&ABS(A1)&”円”,A1&”円”)」という数式では、マイナス値の場合は白三角と「円」を付け、プラス値の場合はそのまま「円」を付けて表示します。

A1に-1000が入っている場合は「△1000円」、A1に2000が入っている場合は「2000円」と表示されます。この方法は売上の増減や収支の表示に便利です。

IF関数とABS関数の組み合わせパターン

黒三角パターン

=IF(A1<0,”▲”&
ABS(A1),A1)

→ ▲100 / 100

白三角+単位

=IF(A1<0,”△”&
ABS(A1)&”円”,
A1&”円”)

→ △100円 / 100円

より複雑な条件分岐も可能です。

例えば、「=IF(A1<0,”▲”&ABS(A1),IF(A1>0,”▼”&A1,”±0″))」という数式では、マイナスの場合は「▲」、プラスの場合は「▼」、ゼロの場合は「±0」と表示されます。この書式は前年比や対予算比など、増減を視覚的に示す場合に有効です。

数式パターン 値が-100の場合 値が100の場合 値が0の場合
=IF(A1<0,”▲”&ABS(A1),A1) ▲100 100 0
=IF(A1<0,”△”&ABS(A1)&”円”,A1&”円”) △100円 100円 0円
=IF(A1<0,”▲”&ABS(A1),IF(A1>0,”▼”&A1,”±0″)) ▲100 ▼100 ±0
=IF(A1<0,”赤字”&ABS(A1)&”万円”,”黒字”&A1&”万円”) 赤字100万円 黒字100万円 黒字0万円

TEXT関数で書式を指定してマイナス表示を制御

TEXT関数を使うと、数値を指定した書式の文字列に変換できます

構文は「=TEXT(値,”表示形式”)」で、第二引数に表示形式を指定することで、ユーザー定義書式と同様の柔軟な表示が可能になります。

例えば、「=TEXT(A1,”#,##0;▲#,##0;0″)」という数式では、A1の値が正の場合は桁区切りカンマ付きの数値、負の場合は「▲」付きの数値、ゼロの場合は「0」と表示されます。

セミコロンで区切った3つのセクションが、それぞれ正の数・負の数・ゼロの表示形式を定義しています。この方法は、セルの書式設定を変更せずに特定のセルだけ表示を変えたい場合に便利です。

TEXT関数の数式 値が1234の場合 値が-1234の場合 値が0の場合
=TEXT(A1,”#,##0;▲#,##0;0″) 1,234 ▲1,234 0
=TEXT(A1,”#,##0;△#,##0;-“) 1,234 △1,234
=TEXT(A1,”0;(0);0″) 1234 (1234) 0
=TEXT(A1,”#,##0円;▲#,##0円;0円”) 1,234円 ▲1,234円 0円

TEXT関数は他の関数と組み合わせることもできます。

「=TEXT(A1-B1,”#,##0;▲#,##0;±0″)」とすれば、2つのセルの差分を計算して、結果に応じた表示形式を適用できます。前年比較や予算との差異分析などで、計算と表示を一度に行えるため効率的です。

関数を使ったマイナス表示の制御は、セルに文字列として結果が格納されるという特徴があります。

これは、結果を他のアプリケーションにコピー&ペーストする際に、表示されている通りの文字列が貼り付けられるメリットがある一方、その後の数値計算には使えないというデメリットもあります。

例えば、IF関数で「▲100」という文字列を生成した場合、この値をSUM関数で合計しようとしてもエラーになります。

表示用の列と計算用の列を分けて管理するか、必要に応じて「コピー→値として貼り付け」で数式を値に変換してから使用することをおすすめします。

元データを残しながら見た目を整えたい場合は、関数による方法が最適です。

時間のマイナス表示を正しく扱う方法

続いては、特殊なケースとして時間のマイナス表示について確認していきます。

Excelの時間計算でマイナスが表示されない理由

Excelで時間の引き算を行った際、結果がマイナスになる場合、デフォルトでは「#####」と表示されてしまいます

これはExcelの日付・時刻システムが負の値を表示できない仕様になっているためです。Excelでは日付や時刻を内部的に数値として扱っており、1900年1月1日を基準(1.0)とした連続する数値で管理しています。

例えば、A1セルに「9:00」、B1セルに「10:00」と入力し、C1セルに「=A1-B1」という数式を入力すると、結果は-1時間ですが、Excelはこれを表示できずに「#####」というエラー表示になります。

これは9:00から10:00を引くと-1:00という負の時間になるためです。通常の設定では、Excelは負の時刻を表示する機能が無効になっています。

時間のマイナス計算の問題

通常の設定

9:00 – 10:00
= #####

→ エラー表示

1904年設定有効

9:00 – 10:00
= -1:00

→ 正常表示

この問題を解決するには、Excelのオプション設定を変更する必要があります。

「ファイル」タブから「オプション」を選択し、「詳細設定」の「次のブックを計算するとき」セクションで「1904年から計算する」にチェックを入れます。この設定を有効にすると、Excelは1904年1月1日を基準日として計算するようになり、負の時刻値も正しく表示できるようになります。

設定 基準日 マイナス時刻の表示 備考
1900年設定(標準) 1900年1月1日 不可(#####表示) Windows版の標準設定
1904年設定 1904年1月1日 可能 Mac版の標準設定

1904年設定を有効にしてマイナス時刻を表示

1904年設定を有効にする具体的な手順を確認しましょう。

「ファイル」→「オプション」→「詳細設定」と進み、「1904年から計算する」にチェックを入れることで、時間のマイナス表示が可能になります。

設定を有効にした後、先ほどの例(9:00 – 10:00)を再計算すると、「-1:00」と正しく表示されるようになります。

さらに、ユーザー定義書式を使えば、「[h]:mm;▲[h]:mm;0:00」という書式コードで、マイナスの時間に三角記号を付けることもできます。角括弧で囲んだ[h]は、24時間を超える時間も正しく表示するための記法です。

1904年設定の有効化手順

1️⃣

「ファイル」タブ
→「オプション」

2️⃣

「詳細設定」
をクリック

3️⃣

「1904年から計算」
にチェック

ただし、1904年設定を有効にする際には注意点があります。

この設定はブック全体に影響するため、既存のファイルで有効にすると、すべての日付が4年ずれてしまう可能性があります。新規ファイルで使用するか、既存ファイルでは慎重に検討する必要があります。また、他のユーザーとファイルを共有する場合、相手の環境でも同じ設定にしないと日付の不整合が生じる可能性があります。

計算式 1900年設定 1904年設定
=9:00-10:00 ##### -1:00
=TIME(9,0,0)-TIME(10,0,0) ##### -1:00:00
=”8:00″-“12:00” ##### -4:00

IF関数と絶対値で時間のマイナスを表現する代替方法

1904年設定を変更せずに時間のマイナスを表現する方法もあります。

IF関数とABS関数を組み合わせて、マイナスの場合のみ記号を付ける方法です。

例えば、「=IF(A1-B1<0,”▲”&TEXT(ABS(A1-B1),”h:mm”),TEXT(A1-B1,”h:mm”))」という数式を使います。

この数式では、まずA1-B1の結果が0未満かどうかを判定し、マイナスの場合はABS関数で絶対値に変換してから「▲」を付け、プラスの場合はそのままTEXT関数で時刻形式に変換します。A1が9:00、B1が10:00の場合、結果は「▲1:00」と表示されます。

A列(開始時刻) B列(終了時刻) C列の数式 表示結果
9:00 10:00 =IF(A1-B1<0,”▲”&TEXT(ABS(A1-B1),”h:mm”),TEXT(A1-B1,”h:mm”)) ▲1:00
10:00 9:00 =IF(A2-B2<0,”▲”&TEXT(ABS(A2-B2),”h:mm”),TEXT(A2-B2,”h:mm”)) 1:00
9:00 12:00 =IF(A3-B3<0,”▲”&TEXT(ABS(A3-B3),”h:mm”),TEXT(A3-B3,”h:mm”)) ▲3:00
14:00 10:00 =IF(A4-B4<0,”▲”&TEXT(ABS(A4-B4),”h:mm”),TEXT(A4-B4,”h:mm”)) 4:00

この方法のメリットは、Excelの設定を変更せずに済むことと、ファイルを共有する際に相手側の環境に影響を与えないことです。

デメリットは、数式が複雑になることと、結果が文字列として格納されるため、さらに時間計算を続けることができない点です。用途に応じて、1904年設定を使う方法とこの代替方法を使い分けることが重要です。

時間のマイナス表示を扱う際は、データの用途を明確にすることが大切です。

勤怠管理で残業時間と早退時間を区別したい場合や、予定時刻と実績時刻の差異を分析したい場合など、マイナス表示が必要なケースは実務で多く存在します。

1904年設定を使う場合は、ブック全体への影響を考慮し、できれば新規ブックで使用することをおすすめします。

既存のブックで時間のマイナス表示が必要になった場合は、IF関数とTEXT関数を組み合わせた方法が安全です。

どちらの方法を選ぶにせよ、ファイルを共有する相手に対して、使用している方法を明示しておくことで、誤解やエラーを防ぐことができます。

まとめ エクセルでマイナスの表示をつけたい(三角も:▲や△:書式設定:関数:時間も)する方法

エクセルでマイナスの表示をカスタマイズする方法をまとめると

・セルの書式設定:「数値」カテゴリで赤字や括弧表示を選択可能、ユーザー定義で「#,##0;”▲”#,##0;0」のように三角記号付き表示を設定、元データを変更せずに表示だけ変更できる

・関数による追加:「=IF(A1<0,”▲”&ABS(A1),A1)」で条件に応じて三角記号を付加、TEXT関数で「=TEXT(A1,”#,##0;▲#,##0;0″)」と書式を指定、結果が文字列になるため他のアプリへのコピーに便利

・時間のマイナス表示:「1904年から計算する」設定を有効にして負の時刻を表示可能、IF関数とABS関数で「▲1:00」のように代替表示も可能、設定変更が難しい場合は関数での対応が安全

これらの方法にはそれぞれメリットとデメリットがあり、状況に応じた使い分けが重要です。

元データを保持したまま表示だけ変えたい場合はセルの書式設定、表示形式をそのまま出力したい場合は関数、時間のマイナスを扱う場合は1904年設定または関数による代替方法が適しています。

ただし、大量のデータを処理する際は注意が必要です。

書式設定を変更する前に対象範囲を正確に選択し、関数を使う場合は計算用と表示用の列を分けて管理することで、後々のトラブルを防げます。

Excelのマイナス表示テクニックを適切に活用して、データの可読性と分析効率を向上させていきましょう!