「蚕」という漢字を旧字体で書きたいとき、どうやって入力すればいいか悩んだことはないでしょうか。
旧字体の「蠶」は画数が多く複雑な形をしているため、通常の文字入力では一筋縄ではいかないことも。
この記事では、蚕の旧字体「蠶」をパソコンやスマホで表示・入力する方法を徹底解説します。
異体字の種類やUnicodeコード、コピペ用の文字まで網羅的にまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください。
蚕の旧字体「蠶」はこうして入力できる!結論まとめ
それではまず、蚕の旧字体「蠶」をどうやって入力するかという結論からお伝えしていきます。

タイトルにもある通り、今回のテーマは「蚕の旧字体の出し方(漢字をパソコンやスマホで・異体字・蠶・かいこ・どっちか・コード・コピペ用拡大図も)」です。
結論として、旧字体「蠶」を最も手軽に使う方法はコピペです。
下記の文字をそのままコピーしてお使いいただけます。
コピペ用・蚕の旧字体
蠶
(読み:かいこ/音読み:サン)
この「蠶」という字は、Unicodeコード「U+8836」に収録されている文字です。
コード入力に対応した環境であれば、このコードを使って直接表示させることもできます。
また、IME(日本語入力システム)を使った変換でも表示できる場合があるため、いくつかの方法を組み合わせて活用するとよいでしょう。
以下の各見出しでは、それぞれの入力方法を詳しく解説していきます。
「蚕」と「蠶」どちらが正しいのか
「蚕」と「蠶」はどちらも同じ読み方・意味を持つ漢字です。
「蚕」は新字体(現代の常用漢字)、「蠶」は旧字体(戦前・歴史的な表記)という関係にあります。
現代の公文書や教科書では「蚕」が使われますが、書道・歴史資料・屋号・家紋などの場面では「蠶」が用いられることも少なくありません。
どちらが正しいというわけではなく、使用場面に応じて使い分けるのが適切といえます。
旧字体・異体字・俗字の違いとは
漢字には「旧字体」「異体字」「俗字」など似たような概念が複数存在します。
それぞれの違いを以下の表で整理してみましょう。
| 用語 | 意味 | 例(蚕関連) |
|---|---|---|
| 新字体 | 戦後に簡略化された常用漢字の字体 | 蚕 |
| 旧字体 | 戦前に使われていた字体・正字とも呼ばれる | 蠶 |
| 異体字 | 同じ読み・意味で字形が異なる漢字の総称 | 蠶・蚕など複数が該当 |
| 俗字 | 民間で使われてきた略字・簡易字体 | 場合によって蚕も含まれる |
「蠶」は「蚕」の異体字かつ旧字体という位置づけになります。
Unicodeでは異体字セレクタという仕組みを使うことで、さらに細かい字形の違いを表現することも可能です。
蠶のUnicodeコードと文字コード一覧
文字コードを使って「蠶」を入力したい場合に役立つ情報をまとめました。
| コードの種類 | 値 |
|---|---|
| Unicode(16進数) | U+8836 |
| Unicode(10進数) | 34870 |
| HTML数値文字参照(10進数) | 蠶 |
| HTML数値文字参照(16進数) | 蠶 |
| UTF-8(16進数バイト列) | E8 A0 B6 |
HTMLやプログラミングの場面では、数値文字参照「蠶」や「蠶」を使うことで蠶を表示できます。
対応フォントがインストールされていれば、ブラウザ上でも正しく表示されるでしょう。
パソコンで蚕の旧字体「蠶」を入力する方法
続いては、パソコンで蠶を入力する具体的な方法を確認していきます。
OSやIMEによって操作が異なりますが、主な手順は以下の通りです。
WindowsのIMEで入力する方法
Windowsのパソコンでは、Microsoft IMEの「IMEパッド」や「文字コード入力」を使う方法が有効です。

まず「かいこ」または「さん」と入力して変換候補を確認してみましょう。
変換候補の一覧に「蠶」が表示されない場合は、以下の手順でコード入力を試してみてください。
Windowsでの文字コード入力手順
① Wordなどのテキストエディタを開く
② 「8836」と半角で入力する
③ そのままキーボードの「Alt」+「X」キーを同時押しする
④ 「蠶」に変換される
この方法はMicrosoft Word限定の操作であることに注意が必要です。
メモ帳やブラウザのテキストボックスでは使えないため、まずWordで変換してからコピー&ペーストするのがスムーズです。
また、IMEパッドの「文字一覧」から「CJK統合漢字」の範囲を探すことでも「蠶」を見つけられます。
MacのことえりやATOKで入力する方法
Macでは、「ことえり」や「日本語IM」でも「かいこ」「さん」と入力して変換することで、候補に蠶が現れる場合があります。
表示されない場合は、以下の方法を試してみましょう。
Macでの文字ビューアを使った入力手順
① メニューバーの入力メニューから「絵文字と記号」を選択
② 検索欄に「蚕」と入力する
③ 表示された「蚕」を右クリック(または長押し)
④ 「字形のバリエーション」から「蠶」を選択する
字形のバリエーション機能を使えば、旧字体・異体字を視覚的に選択できるためとても便利です。
Macならではの直感的な操作で蠶を入力できるでしょう。
Google日本語入力(Gboard)で入力する方法
WindowsやMacを問わず利用できるGoogle日本語入力(旧:Google IME)でも蠶の入力が可能です。
「かいこ」または「さん」と入力して変換すると、候補一覧に「蠶」が含まれることがあります。
Google日本語入力は辞書が豊富で、旧字体や人名漢字なども比較的カバーしているため、旧字体を頻繁に使う方にはGoogle日本語入力の導入がおすすめです。
Google日本語入力は無料で利用でき、Windows・Mac・Androidに対応しています。
「かいこ」と入力して変換候補に「蠶」が出ない場合は、単語登録機能でUnicode「U+8836」の文字を登録しておくと、次回から素早く呼び出せます。
スマホで蚕の旧字体「蠶」を入力・表示する方法
続いては、スマートフォンで蠶を入力・表示する方法を確認していきます。
スマホはパソコンと比べて文字コード入力が難しいですが、いくつかの手段があります。
iPhoneで蠶を表示する方法
iPhoneでは、キーボードの「かな入力」で「かいこ」と入力して変換すると「蚕」が候補に出てきます。
残念ながら「蠶」がそのまま変換候補に出ることは少ないため、以下の方法が有効です。
iPhoneで蠶を使う手順
① Safariなどのブラウザでこのページを開く
② 上記のコピペ用「蠶」をタップ&ロングタップで選択
③ 「コピー」をタップする
④ 使いたいアプリで「ペースト」する
また、ユーザー辞書機能を活用する方法もあります。
設定アプリから「一般」→「キーボード」→「ユーザー辞書」と進み、「蠶」という単語を登録しておけば、次回から「かいこ」や「さん」と入力するだけで候補に出てくるようになります。
Androidで蠶を表示する方法
Androidスマホでは、Gboard(Google製キーボード)を使うことで比較的スムーズに蠶を入力できます。
「かいこ」と入力して変換候補一覧をスクロールすると「蠶」が見つかる場合があるでしょう。
見つからない場合も、iPhoneと同様に単語登録機能で「蠶」を登録しておくのが便利です。
Gboardでの単語登録は「設定」→「システム」→「言語と入力」→「画面上のキーボード」→「Gboard」→「辞書」から行えます。
スマホで蠶が表示されない場合の対処法
スマホで「蠶」が文字化けしたり豆腐(□)になってしまう場合、端末のフォントが蠶の字形に対応していない可能性があります。
対処法としては以下が挙げられます。
| 原因 | 対処法 |
|---|---|
| フォント非対応 | Noto Serif CJKなど対応フォントを導入する |
| OS・アプリが古い | 最新バージョンにアップデートする |
| HTMLのエンコード設定 | UTF-8でファイルを保存・送信する |
| 入力アプリが未対応 | Gboardなど多言語対応アプリに切り替える |
UTF-8でエンコードされた環境であれば、ほとんどの現代端末で蠶を表示できる
はずです。
表示できない場合はアプリやOSのアップデートを先に試してみましょう。
蚕の旧字体「蠶」の字形と画数・コピペ用拡大図
続いては、蠶の字形の詳細と画数、そしてコピペ用の大きな文字表示を確認していきます。
旧字体の漢字は画数が多く、部首の構成も複雑なものが多くあります。
蠶の部首・画数・成り立ち
「蠶」という字は、見た目からもわかるように非常に画数が多い漢字です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 字体 | 蠶(旧字体) |
| 読み | かいこ(訓読み)、サン(音読み) |
| 部首 | 虫(むし) |
| 総画数 | 24画 |
| 新字体 | 蚕(10画) |
| Unicode | U+8836 |
「蠶」は上部に「替(またはその古字)」、下部に「虫」を二つ重ねた形で構成されています。
新字体の「蚕」が10画であるのに対し、旧字体「蠶」は24画と2倍以上の画数を持ちます。
漢字の成り立ちとしては、蚕(かいこ)の形を象形的に表したものが起源とされており、絹糸をつむぐ虫を示す象形文字から発展したと考えられています。
コピペ用・蠶の拡大表示
以下にコピペ用の蠶の拡大表示を掲載します。
スマホやパソコンで文字を選択してそのままコピーしてお使いください。
コピペ用・蚕の旧字体(大)
蠶
読み:かいこ・サン
Unicode:U+8836
HTML文字参照:蠶
この文字をタップ・クリックして選択し、コピーするだけでどんな場面でも活用できます。
書道・印刷・Web制作・歴史資料の引用など、さまざまな用途にお役立てください。
蠶と似た旧字体・異体字の一覧
「蠶」に類似した異体字や関連する旧字体漢字を以下にまとめました。
| 文字 | 種別 | Unicode | 備考 |
|---|---|---|---|
| 蚕 | 新字体(常用漢字) | U+8695 | 現代日本で一般的に使われる字 |
| 蠶 | 旧字体 | U+8836 | 戦前の正字・康煕字典の字体 |
| 異体字 | U+2CE18 | 一部の資料に見られる字形 |
康熙字典(こうきじてん)に収録された「蠶」が本来の正字(旧字体)とされており、現代でも歴史的文書を扱う際にはこの字体が参照されます。
異体字の中にはさらに珍しい字形も存在しますが、一般的な利用シーンでは「蠶」一字を覚えておけば十分でしょう。
まとめ
今回は「蚕の旧字体の出し方(漢字をパソコンやスマホで・異体字・蠶・かいこ・どっちか・コード・コピペ用拡大図も)」についてご紹介しました。
蚕の旧字体「蠶」はUnicodeコード「U+8836」に収録された24画の漢字で、新字体「蚕」と同じ意味・読みを持ちます。
パソコンではWordのAlt+X変換、Mac文字ビューア、Google日本語入力などで入力可能です。
スマホではユーザー辞書登録やコピペが最も手軽な方法といえます。
「どっちが正しいの?」という疑問に対しては、新字体・旧字体どちらも正しく、使用シーンによって使い分けるのが適切というのが答えです。
歴史的文書や書道など改まった場面では旧字体「蠶」を、日常の文章では新字体「蚕」を使うとよいでしょう。
本記事のコピペ用の「蠶」をぜひご活用いただき、スムーズに旧字体を使いこなしてみてください。