英語のriseは「上がる」「昇る」「増える」など、日常会話からニュース、ビジネス英語まで幅広く登場する動詞です。
過去形はrose、過去分詞はrisenとなる不規則動詞なので、活用や発音をまとめて覚えておくと英文作成で迷いにくくなるでしょう。
この記事ではriseの意味、過去形・過去分詞・ing形、カタカナでの読み方、例文、raiseとの違いまでを順番に解説します。
riseの活用と基本的な意味

それではまずriseの活用と基本的な意味について解説していきます。
riseの原形・過去形・過去分詞・ing形
riseは規則動詞ではないため、edを付けて過去形を作ることはできません。
原形はrise、過去形はrose、過去分詞はrisen、現在分詞はrisingです。
とくにriseの過去形をrisedと書いてしまう誤りには注意が必要でしょう。
| 区分 | 活用形 | カタカナの目安 | 主な使い方 |
|---|---|---|---|
| 原形 | rise | ライズ | 現在形・助動詞の後 |
| 三人称単数現在 | rises | ライジズ | He rises early. など |
| 過去形 | rose | ロウズ | 昨日・昨年などの過去 |
| 過去分詞 | risen | リズン | 完了形・受動態に近い表現 |
| 現在分詞 | rising | ライジング | 進行形・分詞形容詞 |
rise-rose-risen-rising
この並びを一つのまとまりとして声に出し、原形と過去形だけで終わらせないことが定着の近道です。
riseが表す上昇・増加・起床
riseの中心となるイメージは、下にあったものが自然に上へ動くことです。
太陽が昇る、温度が上がる、価格が上昇する、人が立ち上がるといった場面で使われます。
また、朝に起きるという意味でも用いられますが、ベッドから出るという動作そのものにはget upがよく使われます。
riseは「何かを上げる」ではなく、「何かが上がる」ときに使う自動詞と考えると理解しやすいでしょう。
The sun rises in the east.
太陽は東から昇ります。
Prices rise when demand increases.
需要が増えると価格は上昇します。
riseが使われる主な対象
riseの主語になりやすい語には、sun、temperature、price、water level、smoke、interest、numberなどがあります。
人を主語にする場合は、席から立つ、早く起きる、困難に立ち向かうといった意味合いになりやすい点が特徴です。
感情や社会的な状況にも使え、tension risesなら緊張が高まること、crime roseなら犯罪が増加したことを示します。
riseは主語自身が変化する動詞です。
目的語を直接置かずに使う形が基本となるため、The price rose. のような文を基準に覚えるとよいでしょう。
riseの発音とカタカナ表記
続いてはrise、rose、risen、risingの発音を確認していきます。
riseの発音記号と読み方
riseの発音記号は /raɪz/ です。
カタカナでは「ライズ」と表せますが、日本語のライズよりも最初のrを少し奥から出す意識を持つと英語らしく聞こえます。
aiの部分は「ア」と「イ」を滑らかにつなぐ二重母音です。
最後のsは無声音のスではなく、濁りを含むzの音になります。
I rise at six every morning.
私は毎朝6時に起きます。
roseとrisenの音の違い
roseの発音記号は /roʊz/ で、カタカナでは「ロウズ」が近い読み方です。
rの後に長めのオウの音が続き、最後はriseと同じくzで終わります。
risenの発音記号は /ˈrɪzən/ で、「リズン」と読むのが目安です。
アクセントは最初のriにあり、後半のenは強く読まず、軽く添えるように発音します。
| 単語 | 発音記号 | カタカナの目安 | 聞き分けのポイント |
|---|---|---|---|
| rise | /raɪz/ | ライズ | アイの音で始まる |
| rose | /roʊz/ | ロウズ | オウの音で続く |
| risen | /ˈrɪzən/ | リズン | 短いイの音が中心 |
| rising | /ˈraɪzɪŋ/ | ライジング | 最初にアクセント |
risingの発音と語尾の注意点
risingは「ライジング」と発音します。
riseにingを付ける際は、最後のeを取ってrisingとつづります。
riseingとは書かないため、スペル問題でもよく確認しておきたいところです。
語尾がeの動詞は、原則としてeを落としてingを加えるというルールを思い出すと整理できます。
rise + ing は rising
makeがmakingになるのと同じ考え方で、最後のeを残さない点がポイントです。
riseを使った時制別の例文
続いてはriseを使った時制別の例文を確認していきます。
現在形の例文と使い方
現在形のriseは、習慣、一般的な事実、繰り返し起こる変化を表す際に便利です。
三人称単数が主語になる場合はrisesとなります。
The temperature rises quickly in this room.
この部屋では気温がすぐに上がります。
She rises before sunrise every day.
彼女は毎日、日の出前に起きます。
Sea levels rise as the climate changes.
気候が変化するにつれて海面水位は上昇します。
「増える」という日本語だけで考えるとincreaseを選びたくなるかもしれません。
ただし、上下の動きや段階的な上昇を伝えたいときはriseが自然でしょう。
過去形roseを使った例文
過去に起きた上昇や立ち上がりを述べるときはroseを使います。
不規則変化の形を意識しながら、時間を表す語句と一緒に覚えると使いやすくなります。
The price of coffee rose last month.
コーヒーの価格は先月上がりました。
He rose from his chair and opened the window.
彼は椅子から立ち上がり、窓を開けました。
Smoke rose from the building.
建物から煙が立ち上りました。
The number of visitors rose from 100 to 150.
訪問者数は100人から150人へ増加しました。
数値の変化ではfromとtoを組み合わせると、変化の幅を分かりやすく伝えられます。
過去分詞risenを使った例文
risenはhave、has、hadなどと組み合わせ、完了形で使われることが多い形です。
現在までに上がった状態、またはある過去の時点までに上昇していた状態を表せます。
Energy costs have risen sharply this year.
エネルギー費用は今年、大幅に上昇しています。
The water level has risen after the rain.
雨の後、水位が上がっています。
By noon, the sun had risen high in the sky.
正午までには、太陽が空高く昇っていました。
have risenは「上がった」という結果が現在にも関係している表現です。
単に過去の出来事を述べるroseとは、時間の感覚が少し異なります。
riseとraiseの違い
続いてはriseとraiseの違いを確認していきます。
自動詞riseと他動詞raiseの関係
riseとraiseは意味が近く、スペルも似ているため混同されやすい組み合わせです。
最も大切な違いは、riseが自動詞であり、raiseが他動詞であることです。
riseでは主語が自ら上がり、raiseでは誰かが何かを上げます。
| 動詞 | 動詞の種類 | 基本イメージ | 例文 |
|---|---|---|---|
| rise | 自動詞 | 主語が上がる | Prices rose. |
| raise | 他動詞 | 目的語を上げる | They raised prices. |
The temperature rose.
気温が上がりました。
They raised the temperature.
彼らは温度を上げました。
誰が変化を起こしたのかを示したい場合にはraiseが必要です。
raiseの活用形と発音
raiseは規則動詞なので、過去形と過去分詞はいずれもraisedです。
現在分詞はraisingとなり、発音は「レイズ」「レイズド」「レイジング」が目安になります。
riseの過去形がroseになるのに対し、raiseの過去形はraisedです。
rise-rose-risenとraise-raised-raisedを並べて比較すると、活用ミスを減らせます。
We raised funds for the project.
私たちはそのプロジェクトのために資金を集めました。
The school raised the tuition fee.
学校は授業料を引き上げました。
riseとraiseを選ぶための判断方法
文の中に「上げる対象」が目的語としてあるかを探すと、適切な動詞を選びやすくなります。
例えばhandが上がるならYour hand rises.ですが、手を上げるならYou raise your hand.となります。
会議で発言を求めるときのRaise your hand.は、まさに目的語your handを上へ動かす表現です。
目的語がないならrise、目的語を上げるならraiseという判断が基本です。
ただし、raise a childのように「育てる」、raise a questionのように「問題を提起する」という意味もあるため、熟語としての用法にも少しずつ触れていきましょう。
riseの熟語と関連表現
続いてはriseの熟語と関連表現を確認していきます。
rise toとrise aboveの表現
rise toは、困難や期待に応える、地位や水準に達するといった意味で使われます。
rise aboveは、問題、偏見、感情などを乗り越えるニュアンスを持つ表現です。
She rose to the challenge.
彼女はその難題に見事に応えました。
We should rise above personal differences.
私たちは個人的な違いを乗り越えるべきです。
物理的な上昇だけでなく、精神面や能力面で高まるイメージにもriseが使われます。
rise upとariseの違い
rise upは、立ち上がる、反乱を起こす、急に現れるなど、動きの強さを感じさせる句動詞です。
通常のriseよりも、勢いよく上へ向かう印象を加えたいときに向いています。
一方のariseは、問題や機会が生じるという意味でよく使われます。
A problem arose during the meeting.
会議中に問題が生じました。
The workers rose up against unfair treatment.
労働者たちは不公平な扱いに対して立ち上がりました。
ariseの過去形はarose、過去分詞はarisenです。
riseと形が似ているため、意味とセットで見分けることが大切でしょう。
sunrise・risingなどの派生語
sunriseは日の出、sunsetは日没を意味する名詞です。
risingは上昇中の、増加しているという形容詞としても使われます。
rising pricesなら上昇する価格、a rising starなら注目を集め始めた人物という意味になります。
riseは動詞としてだけでなく、名詞としても使われます。
a pay riseは賃上げ、a rise in pricesは価格の上昇という意味です。
動詞か名詞かは、前後に冠詞や所有格があるかを確認すると判断しやすくなります。
riseの覚え方と間違えやすいポイント
続いてはriseの覚え方と間違えやすいポイントを確認していきます。
roseとrisenを混同しない覚え方
roseは単純過去、risenは過去分詞という役割の違いを、短い例文で繰り返す方法がおすすめです。
Yesterday prices rose. と Prices have risen. を対にして覚えると、形だけでなく用法の差も理解できます。
roseの前にはyesterday、risenの前にはhaveやhasを置く練習をすると、文法問題への対応力も高まります。
risedとraiseの誤用
riseの過去形をrisedにすること、riseの代わりにraiseを使うことは代表的な誤りです。
また、The company rose the price.のように目的語を置く形も避けましょう。
この場合はThe company raised the price.またはThe price rose.と表現します。
主語が会社ならraise、主語が価格ならriseという違いを意識すると、文の組み立てがすっきりします。
発音とつづりを同時に覚える工夫
活用表を目で見るだけではなく、rise、rose、risen、risingとリズムよく発音する学習が効果的です。
riseはアイ、roseはオウ、risenはイという母音の違いに耳を向けてください。
短い音読を毎日続ければ、英作文の際にも自然に正しい形が浮かびやすくなるでしょう。
riseの活用とraiseとの使い分けのまとめ
riseの過去形はrose、過去分詞はrisen、ing形はrisingです。
riseは「上がる」「昇る」のように主語自身が変化する自動詞であり、目的語を上げるraiseとは使い方が異なります。
rise-rose-risenを正しく使い分け、目的語の有無でriseとraiseを判断することが重要です。
例文を音読しながら発音と活用をまとめて身に付ければ、会話でも英作文でも迷いにくくなるでしょう。