「徒歩35分の距離」って言われたとき、みなさんはどのくらいの距離や時間をイメージしますか？
実は移動手段や地域によって、同じ「35分」でも全然違うんです！急な坂道の多い地域と平坦な道路では、徒歩35分で進める距離が大きく変わってきます。
今回は、徒歩35分の距離を普通の自転車（ママチャリ）や電動自転車に換算したらどうなるのか、地形や環境の違いも考慮して詳しく解説します。
「ちょっと離れた場所」が実際どのくらいなのか、ぜひ参考にしてください！
徒歩35分は自転車何分？距離は？（平坦な道の場合：時速4km程度）
一般的に、平坦な道での徒歩の平均速度は時速4kmほどと言われています。
理由の一つ目としては、歩行のペースが一定だからです。健康な成人であれば、多くの人がこのペースで歩くことができます。
このペースだと、徒歩で35分間歩くと約2.33kmの距離を移動できる計算になります。
計算式：4km÷60分×35分=2.33km
徒歩35分は自転車（ママチャリ）何分か？
では、この2.33kmを普通の自転車（ママチャリ）で移動するとどのくらいかかるでしょうか？
一般的に、ママチャリの平均速度は時速12km程度と言われています。これを計算すると…
2.33km÷12km/時間×60分=11.65分
つまり、平坦な道で徒歩35分の距離は、ママチャリだと約12分で移動できる計算になります！かなり時間短縮できますね。
電動自転車の場合はどうでしょう？電動自転車は平坦な道では時速15km〜20km程度で走行できます。
時速18kmと仮定すると、2.33kmの距離を移動するのに約7.8分、つまり約8分かかります。
ママチャリと比べても、さらに4分ほど短縮できるんですね。
徒歩35分は自転車何分？距離は？（急な坂道が多い場合）
一方、急な坂道が多いエリアでは状況がかなり違います！理由の一つ目としては、上り坂では歩行速度が遅くなることが挙げられます。
そのため、徒歩の平均速度は時速3kmほどに低下することも珍しくありません。
このペースだと、徒歩で35分間歩くと約1.75kmの距離を移動できる計算になります。
計算式：3km÷60分×35分=1.75km
平坦な道の2.33kmと比べて、差が出てきますね！
この1.75kmを自転車で移動するとどのくらいかかるでしょうか？
ママチャリの場合、坂道では時速6km程度まで速度が落ちると仮定すると…
1.75km÷6km/時間×60分=17.5分
急な坂道が多いエリアでは、徒歩35分の距離をママチャリで移動すると約18分かかります。平坦な道と比べて6分ほど余計にかかりますね。
一方、電動自転車なら坂道でも時速12km程度の速度を維持できるので、1.75kmの距離を移動するのに約8.75分、つまり約9分かかる計算になります。
ママチャリと比べると、坂道ではさらに電動自転車の優位性が高まることがわかります。
徒歩35分は自転車何分？距離は？（人通りが多いエリアの場合）
人通りが多い繁華街や商店街などでは、また状況が変わってきます。
人通りが多いエリアでの徒歩の平均速度は時速3.5km程度と言われています。
このペースだと、徒歩で35分間歩くと約2.04kmの距離を移動できる計算になります。
計算式：3.5km÷60分×35分=2.04km
この2.04kmを自転車で移動するとどのくらいかかるでしょうか？
人通りが多いエリアでは、自転車も速度を落とさざるを得ません。ママチャリでは時速8km程度と仮定すると…
2.04km÷8km/時間×60分=15.3分
つまり、人通りが多いエリアでは、徒歩35分の距離をママチャリで移動すると約15分かかります。
電動自転車でも、人通りが多い場所では安全のために速度を抑える必要があるため、時速10km程度と仮定すると、約12.2分、つまり約12分かかる計算になります。
徒歩35分は自転車何分？距離は？（自転車専用道路の場合）
最後に、自転車専用道路があるエリアでの移動時間も見てみましょう。
徒歩の平均速度は変わらず時速4kmとして、35分で2.33kmの距離を移動できます。
しかし、自転車専用道路では信号待ちや歩行者との接触リスクが少ないため、自転車の速度は大幅に上がります。
ママチャリでも時速15km程度、電動自転車なら時速20km以上出せることも珍しくありません。
ママチャリで時速15kmと仮定すると…
2.33km÷15km/時間×60分=9.32分
自転車専用道路では、徒歩35分の距離をママチャリで移動すると約9分で到着します。
電動自転車なら時速22kmと仮定すると、約6.4分、つまり約6〜7分で到着する計算になりますよ！
まとめ 徒歩35分は自転車（ママチャリ、電動自転車）で何分？距離は？【自転車種類別】
徒歩35分の距離がどのくらいなのか、地域や移動手段によって大きく異なることがわかりましたね！理由の一つ目としては、地形や環境によって移動効率が大きく異なるからです。
【平坦な道の場合】
・距離：約2.33km
・ママチャリ：約12分
・電動自転車：約8分
【急な坂道が多い場合】
・距離：約1.75km
・ママチャリ：約18分
・電動自転車：約9分
【人通りが多いエリアの場合】
・距離：約2.04km
・ママチャリ：約15分
・電動自転車：約12分
【自転車専用道路の場合】
・距離：約2.33km
・ママチャリ：約9分
・電動自転車：約6〜7分
特に驚きなのは、「徒歩35分」と聞いて「自転車なら7分くらいかな」と思っていた距離が、実際には地形や環境によって6分〜18分とかなり幅があるという点です！
この違いを意識しておくと、「徒歩35分」という表現に惑わされずに済みますね。特に自転車で移動する予定がある場合は、地形や環境を考慮して実際の所要時間を計算してから行動するとよいでしょう。
また、急な坂道では電動自転車の優位性が特に高まることにも注目です！ママチャリだと18分かかる距離も、電動自転車なら9分で移動できる可能性があります。
日常会話で「徒歩35分」と言われたら、自転車ではどのくらいかかるのか、この記事を思い出して考えてみてくださいね。
特に通勤・通学などの日常的な移動では、自転車の種類選びや経路選択によって、毎日の移動時間が大きく変わることを忘れないでください！
