英語のメールや会議、予約画面などで頻繁に見かけるconfirmは、確認するという意味だけでは捉えきれない便利な動詞です。
事実を確かめる、予定を確定させる、受領を知らせるなど、前後の語句によって日本語訳が変わります。
相手に失礼のないビジネス英語を身につけるためにも、confirmの基本的な意味と定型表現を場面ごとに整理しておきましょう。
confirmの意味と基本イメージ

それではまずconfirmの意味と基本イメージについて解説していきます。
確認するから確定するまでの意味
confirmは、情報や事実が正しいかを確かめる、または不確かだった内容を確実なものにするという意味を持つ動詞です。
日本語では確認するが最も基本的な訳になりますが、文脈によって確認が取れる、確定する、承認する、裏付けるなどと訳すと自然でしょう。
たとえば予約についてWe confirmed the reservationと書かれている場合、単に予約内容を見たというより、予約を正式に確定したという意味合いになります。
一方でCould you confirm the dateは、日付が正しいかを確認してもらえますかという丁寧な依頼です。
確認の対象が事実なのか、予定なのか、受領なのかを見極めることが、適切な訳への近道になります。
confirmには、曖昧な状態をはっきりさせるという共通イメージがあります。
そのため、見るだけの確認ではなく、正誤や成立を相手に示す場面で使われやすい表現です。
読み方とカタカナ発音
confirmの読み方は、カタカナではコンファームが近い発音です。
アクセントは後ろのfirmに置かれ、コンファームのように後半をやや強く発音します。
発音記号は米語でkənfɚ́ːrm、英語でkənfə́ːmのように表されます。
最初のconはコンと明瞭に強く言うより、軽いクンに近い音でつなげると英語らしく聞こえます。
firmのrは、日本語のラ行のように舌先を口の中につけずに発音する点も意識したいところです。
名詞confirmationとの使い分け
confirmは動詞であり、確認する、確定するという行為を表します。
これに対してconfirmationは名詞で、確認、確定、確認書、承認通知などを意味します。
Please send me a confirmationは、確認してくださいではなく、確認書または確定の連絡を送ってくださいという依頼です。
ホテルや航空券の予約ではconfirmation numberという表現もよく使われます。
これは予約確認番号のことで、問い合わせやチェックインの際に必要になる番号を指します。
| 語句 | 品詞 | 主な意味 | 例 |
|---|---|---|---|
| confirm | 動詞 | 確認する、確定する | confirm the schedule |
| confirmation | 名詞 | 確認、確定、確認書 | booking confirmation |
| confirmed | 形容詞的用法 | 確認済みの、確定した | confirmed order |
| confirmable | 形容詞 | 確認可能な | confirmable information |
ビジネスメールでのconfirmの使い方
続いてはビジネスメールでのconfirmの使い方を確認していきます。
依頼するときの丁寧な表現
ビジネスメールでは、相手に資料や日程、数量などを確認してもらいたい場面でconfirmが役立ちます。
命令のようにConfirm the detailsと書くことも文法上は可能ですが、取引先や上司には丁寧な依頼表現を添えるほうが安心です。
Could you confirm the detailsは、詳細をご確認いただけますかという自然な表現になります。
さらに丁寧さを加えるなら、Could you please confirm the details at your convenienceと書けます。
at your convenienceはご都合のよいときにという意味で、急ぎではないことをやわらかく伝えられます。
Could you confirm the delivery date?
納品日をご確認いただけますか。
Please confirm whether the attached file is the latest version.
添付ファイルが最新版かどうかをご確認ください。
確認済みを伝える表現
自分が内容を確認したことを伝える場合は、I have confirmedやWe have confirmedが便利です。
現在完了形を使うことで、確認が完了しており、その結果が現在も有効であることを示せます。
I have confirmed the meeting roomは、会議室を確認しましたという意味です。
ただし、単に受け取って読んだだけなら、confirmよりもreviewやcheckのほうが実態に合う場合があります。
確認した結果、問題がないことまで伝えるなら、We have confirmed that there are no issuesが適しています。
予定や注文を確定するときの表現
予約、発注、面談日時などを最終決定する場面ではconfirmがよく使われます。
We are pleased to confirm your orderは、ご注文を確定いたしましたというフォーマルな案内文です。
相手の予定を押さえたことを知らせる場合には、Your appointment has been confirmedと受動態で書くこともあります。
ビジネスの確認は、事実確認と確定連絡のどちらなのかで受け手の行動が変わります。
誤解を避けるため、必要に応じて日時、数量、金額、担当者を本文に明記しましょう。
confirmを使うメールでは、何を確認するのかを目的語で具体的に示すことが重要です。
detailsだけで済ませず、delivery dateやpayment amountのように対象を補うと、やり取りの行き違いを防げます。
confirm receiptと受領確認の表現
続いてはconfirm receiptと受領確認の表現を確認していきます。
confirm receiptの意味
confirm receiptは、受領を確認する、または受領確認をするという意味で使われる組み合わせです。
receiptには領収書という意味がありますが、この場合は受け取ること、受領という意味になります。
Please confirm receipt of this emailは、このメールを受領したことをご確認くださいという意味です。
日本語の感覚ではメールを確認してくださいとなりがちですが、英語では相手に届いたかどうかの返答を求める表現です。
重要な契約書、見積書、修正版データを送る場合に適しています。
メール受信を自然に伝える言い方
相手からのメールを受け取ったと返す場合、This is to confirm receipt of your emailという表現が使えます。
やや事務的でフォーマルな印象があるため、社外との連絡や重要書類の受領通知に向いています。
もう少し簡潔にするなら、I confirm receipt of your messageでも通じます。
ただし日常的なメールでは、I received your emailやThank you for your emailのほうが親しみやすく感じられるでしょう。
confirm receiptは到着の事実を明確に残したい場面で選ぶ表現です。
We confirm receipt of the signed agreement.
署名済みの契約書を受領したことを確認いたします。
Please confirm receipt by the end of the day.
本日中に受領確認をお願いいたします。
receiptとreceiveの違い
receiveは受け取るという動作を表す動詞です。
receiptは受領という事実や、受け取ったものを表す名詞として使われます。
I received the packageは荷物を受け取りましたという直接的な言い方です。
We acknowledge receipt of the packageは荷物を受領したことを正式に認めますという、より改まった表現になります。
受領の返答を求める際にPlease confirm receiptとするのは、相手の受信または受領という事実を確認したいからです。
| 表現 | 意味 | 印象 | 向く場面 |
|---|---|---|---|
| I received your email | メールを受け取りました | 自然で簡潔 | 日常的な連絡 |
| Please confirm receipt | 受領確認をお願いします | 事務的で明確 | 重要書類の送付 |
| Acknowledge receipt | 受領を認める | 非常にフォーマル | 契約や法務関連 |
| Confirm receipt of | ~の受領を確認する | 正式な通知向け | 社外メール |
confirm thatとconfirm withの文法
続いてはconfirm thatとconfirm withの文法を確認していきます。
confirm thatの使い方
confirm thatの後には、確認したい内容を文の形で続けます。
thatは省略できることもありますが、内容が長い場合やフォーマルな文面では入れておくと読みやすくなります。
Please confirm that you can attend the meetingは、会議に出席できることをご確認くださいという意味です。
confirm thatの後ろでは、主語と動詞を備えた節を置く点が大切です。
予定、条件、認識、事実などを一文で具体的に確認したいときに役立ちます。
confirm withの使い方
confirm withは、誰かに確認する、誰かと確認を取るという意味で使われます。
Could you confirm with the managerは、マネージャーに確認していただけますかという意味です。
このwithの後ろには、確認先となる人、部署、会社などを置きます。
confirm the schedule with the clientなら、顧客と日程を確認するという構造です。
確認する対象と確認する相手を混同しないことが、confirm withを正しく使うポイントになります。
Please confirm that the price includes shipping.
価格に送料が含まれていることをご確認ください。
I will confirm with our accounting team.
経理チームに確認いたします。
We confirmed the terms with the supplier.
仕入先と条件を確認しました。
confirmの代表的な文型
confirmは目的語を直接取る他動詞として使われることが多い単語です。
confirm the dateのように名詞を置く形と、confirm that the date is correctのようにthat節を置く形を使い分けます。
人に確認する場合にはconfirm with 人、情報源を確認する場合にはconfirm from 資料のような表現も見られます。
ただし、confirm to 人は一般的な確認依頼にはあまり使いません。
相手へ何かを伝える意味ではconfirm to 人 thatという形が成り立つこともありますが、まずは基本の文型を覚えるほうが実用的です。
| 文型 | 意味 | 例文 |
|---|---|---|
| confirm 名詞 | 名詞を確認する | confirm the address |
| confirm that 文 | 文の内容を確認する | confirm that it is correct |
| confirm with 人 | 人に確認する | confirm with the team |
| confirm 名詞 with 人 | 人と名詞を確認する | confirm the plan with her |
confirmの例文と実践フレーズ
続いてはconfirmの例文と実践フレーズを確認していきます。
会議と日程調整の例文
会議の日程を決めるやり取りでは、confirmは最も使いやすい動詞の一つです。
Could you confirm your availability for next Tuesdayは、次の火曜日のご都合をご確認いただけますかという意味になります。
availabilityは空いている時間や対応可能な状況を表す名詞です。
予定が確定したことを案内するなら、The meeting time has been confirmedと書けます。
変更の可能性がある場合は、We will confirm the final schedule shortlyのように、最終日程を改めて確定すると伝えるとよいでしょう。
注文と支払いに関する例文
注文処理では、数量、単価、納期、支払い状況などの確認が発生します。
We would like to confirm your purchase orderは、注文書の内容を確認させていただきたいという丁寧な表現です。
Could you confirm whether payment has been madeは、支払いが完了しているかをご確認いただけますかという意味です。
支払いに関する連絡では、断定的に聞こえないようwhetherを用いるとやわらかい印象になります。
金額や期日を扱うメールでは、confirmの後に具体的な数値を添えると誤認を減らせます。
Could you confirm the quantity of 500 units and the delivery date of October 15?
500個という数量と10月15日の納品日をご確認いただけますか。
重要な条件は一文に詰め込みすぎず、箇条書きではなくても文を分けて明示すると読みやすくなります。
問い合わせと案内での例文
顧客からの問い合わせに対応する際は、確認中であることを伝えるためにもconfirmを使えます。
We are confirming the details with the relevant departmentは、関係部署に詳細を確認しておりますという意味です。
確認後に連絡する場合は、We will get back to you once we have confirmed the informationが自然です。
onceは~したらすぐにという意味で、確認完了後に返信する流れを明快に示せます。
相手を待たせる場面では、確認の対象と回答予定をできる限り添えることが信頼につながるでしょう。
confirmの言い換えとスラング表現
続いてはconfirmの言い換えとスラング表現を確認していきます。
checkとverifyとの違い
checkは、ざっと確認する、点検するという広い意味で使える基本動詞です。
Could you check the fileは、ファイルを見てもらえますかという軽めの依頼になります。
verifyは、証拠や基準に照らして正しさを検証するという意味が強い単語です。
本人確認、データ検証、事実確認のように、正確性が重要な場面ではverifyが適しています。
confirmは、確認の結果として成立や正しさをはっきりさせるニュアンスがあり、checkより明確でverifyより日常的な位置づけです。
acknowledgeとapproveとの違い
acknowledgeは、受け取ったことや存在を認めるという意味です。
書類の到着を知らせる際にはacknowledge receiptが使われますが、内容の正しさまで保証するとは限りません。
approveは、提案や申請を承認するという意味です。
上司が予算案を認める場合はapprove the budgetが自然であり、confirm the budgetでは確認または確定の意味合いに変わります。
相手が求めているのが受領通知、事実確認、正式承認のどれなのかを意識すると、動詞選びがしやすくなります。
| 単語 | 中心的な意味 | 使う場面 |
|---|---|---|
| confirm | 確認して確実にする | 予定、事実、注文 |
| check | 見て確認する | 日常的な確認 |
| verify | 正しさを検証する | 本人情報、数値、証拠 |
| acknowledge | 受領や存在を認める | 重要な通知、書類 |
| approve | 正式に承認する | 申請、予算、企画 |
スラングや会話での使われ方
confirmそのものはスラングではなく、標準的な英語です。
ただし、会話やSNSではCan you confirm?のように目的語を省略し、わかるよね、確認できるという軽い調子で使われることがあります。
カジュアルな会話では、Right?やIs that correct?、You sure?がconfirmに近い役割を果たす場合もあります。
一方で、ビジネスメールにYou sure?を使うとくだけすぎるため注意が必要です。
仕事ではCould you confirm?やPlease confirm when you have a momentのような、短くても丁寧さを保てる表現を選ぶと安心でしょう。
confirmはスラングではありません。
フォーマルな契約連絡から日常的な予定調整まで使える、汎用性の高い標準英語です。
confirmの使い分けのまとめ
最後にconfirmの使い分けをまとめます。
confirmは、内容が正しいかを確認する、予定や注文を確定する、受領を知らせるという幅広い意味で使われます。
基本の読み方はコンファームで、後半にアクセントを置くと自然です。
メールで確認を依頼するならCould you confirm、事実を文で確認するならconfirm that、確認先を示すならconfirm withを使い分けましょう。
confirm receiptは受領確認を求める表現であり、重要なメールや書類の送付時に役立ちます。
checkは一般的な確認、verifyは正確性の検証、approveは承認という違いも押さえておくと、英語での意思疎通がより正確になります。
何を確認し、誰に確認し、確認後に何が確定するのかを明確にして、confirmを実務で活用してみてください。