この記事ではエクセルで単価と数量から金額合計を出す方法について解説していきます。
ポイントは、以下の3つです。
・小計を使う方法
・SUMPRODUCT関数を使う方法
・マクロを使う方法
エクセル操作は1つ1つ追っていけば必ずうまくできるため、ぜひ本記事を参考にスキルアップにつなげてくださいませ♪
エクセルで単価と数量から金額合計を出す方法【SUM関数】
それでは以下のサンプルを用いて小計とSUM関数を使った金額合計の出し方を確認していきます。
まずA列に単価、B列に個数を入力します。
そしてC3セルに以下の数式を入力します。
=A3*B3
ENTERで処理を確定させます。
C3セルの右下にカーソルを合わせてドラッグorダブルクリックし、オートフィルでC列全体に数式をコピーします。
これでA列の単価とB列の個数を掛け合わせた小計がC列に表示されます。
最後にC10セルに以下のように入力します。
=SUM(C3:C9)
SUM関数の括弧内にC3:C9と指定することで、C3からC9までのセルの合計値を算出できます。
以上が小計とSUM関数を使って金額合計を出す方法です。
エクセルで単価と数量から金額合計を出す方法【SUMPRODUCT関数】
続いては、SUMPRODUCT関数を使った金額合計の出し方を確認していきます。
A列に単価、B列に個数を入力した状態でC10セルに以下の数式を直接入力します。
※=SUMPRODUCT(A3:A9,B3:B9)
SUMPRODUCT関数は括弧内の複数の配列の各要素を掛け合わせた合計値を返します。
この例ではA3:A9の単価配列とB3:B9の個数配列を掛け合わせた合計値、つまり金額合計を算出しています。
SUMPRODUCT(配列1,配列2, …)の形で、2つ以上の配列を指定できるのが特徴です。
配列の要素数は同じである必要があります。
小計列を作らずに直接合計値を出せるため、手間が省けて便利です。
エクセルで単価と数量から金額合計を出す方法【マクロで自動化】
最後は小計とSUM関数を使った方法をマクロで自動化する方法を見ていきます。
VisualBasicエディタを開き、以下のコードを入力します。
Sub CalculateTotal()
Dim lastRow As Long
lastRow = Cells(Rows.Count, 1).End(xlUp).Row
Range("C3").Formula = "=A3*B3"
Range("C3").AutoFill Destination:=Range("C3:C" & lastRow)
Range("C10").Formula = "=SUM(C3:C9)"
End Sub
このマクロは、A列の最終行を自動判定し、C2セルに単価と個数の積の数式を入力後、オートフィルでC列全体に数式をコピーします。
さらにC10セルにSUM関数で小計の合計を出力します。
マクロを実行すれば、小計と合計が一発で求められ、作業を大幅に効率化できます。
数式やオートフィルの操作を覚えていなくても、ボタン一つで処理が完了するのがマクロのメリットです。
まとめ エクセルで単価と数量から金額合計を出す方法
以上、エクセルで単価と数量から金額合計を出す3つの方法を紹介しました。
用途に応じて使い分けることで、効果的に業務を進められます。
ぜひ実際のエクセル作業で活用してみてください。