計算や表の作成などさまざまなデータを整理ができるエクセル(Excel)。
エクセルの機能を使いこなすことで、業務の効率化が図れます。
例えば、エクセルでは別セルや別シートのデータを参照する機能が用意されています。
しかし、参照が正しくありませんとエラーメッセージが表示され、何をやっても画面が変わらなくて困ったことはありませんか?
今回はエクセルの参照が正しくありませんと表示されたときの対策方法について解説していきます。
エクセルの参照が正しくありませんの原因と解除方法【エスケープボタン】
結論から言うと、参照が正しくありませんと表示されときにキーボードのescキーを2回押すことで、通常の操作に戻ることができます。
そもそも参照が正しくありませんと表示されている原因は数式バーやリンク先に入力している別のセルや別のシートの参照が正しくないため、表示されています。
そのため、正しい参照を入力することでエラー表示はでなくなりますが、原因がわからない場合はescキーを押してエラーを回避しましょう。
では、この操作をやめるescキーとで何を操作しているかを説明します。
まず、1回目のescキーで参照が正しくありませんと書かれたエラー表示を消します。
次のescキーでは数式バーの入力を途中でキャンセルして、次以降のエラー表示を避けています。
入力をキャンセルした場合は、入力前の記載が残っているので安心してください。
この操作を覚えるだけで、エクセルの参照が正しくありませんと表示された際に、無理やり再起動をしなくてもよくなるので、ぜひ覚えていってください。
エクセルの参照が正しくありませんの原因と解除方法【ハイパーリンク】
次は原因が明確になっている場合に解除する方法を解説していきます。
原因の一つは設定しているハイパーリンクのリンク先が誤っている場合です。
ハイパーリンクを設定したセルのリンク先を変更した場合は、基本的にエクセルの機能によって自動でリンク先を変更してくれますが、リンク先を削除した場合は参照が正しくありませんと表示がでてしまいます。
この場合はハイパーリンクのリンク先を変更してみましょう。
ハイパーリンクを設定したセルを右クリックして、ハイパーリンクの編集を選択します。
同じエクセルファイルの別シートを参照する場合は、このドキュメント内を選択します。
そして、ハイパーリンク先に任意のシートを選択することで、ハイパーリンク先の変更が完了します。
エクセルの参照が正しくありませんの原因と解除方法【レアケース】
最後は少し珍しい原因を解説していきます。
画像を選択した状態で、数式バーに文字を入力してみます。
入力した後にエンターキーを押すと、参照が正しくありませんと表示されます。
これは画像だけではなくオブジェクトでも表示され、何を入力しても参照が正しくありませんと表示されるため、最初に解説したescキーを2回押して回避しましょう。
普段はあまりしないことですが、何かの拍子にうっかりしてしまうと、焦って解除方法がわからなくなりますので、頭の片隅に覚えておくといいですよ。
まとめ エクセルの参照が正しくありませんの原因と解除方法【図形:ハイパーリンク、マクロ】
ここでは、エクセルの参照が正しくありませんと表示されたときの原因と解除方法について、解説しました。
今回解説したエクセルの参照が正しくありませんの解除方法は初めて見ると何をしても解除されないので、覚えておくと安心です。
エクセルの便利な機能を使って、業務効率化を図るとエラーメッセージに遭遇して大変なときもありますが、ぜひチャレンジしてみてくださいね。