「lose」の過去形・過去分詞・ing系はlost?読み方や例文・発音(カタカナも)は【現在完了の使い方等も】
英語のloseは、日常会話から学校英語、ビジネスまで幅広く登場する重要な動詞です。
「失う」と覚えていても、過去形や過去分詞、現在完了での使い方になると迷う人は少なくありません。
特にloseとlostのつづりや発音、loseとlooseの違いは、英語学習でつまずきやすいポイントでしょう。
この記事では、loseの活用、カタカナでの読み方、例文、現在完了を含む文法の使い方まで、順番にわかりやすく解説します。
loseの活用と基本的な意味

それではまずloseの活用と基本的な意味について解説していきます。
loseの現在形と三人称単数現在形
loseの原形はloseで、発音はカタカナでルーズではなくルーズに近いルーズィと考えるとよいでしょう。
ただし、日本語の「ルーズ」と同じ意味ではありません。
loseには、物を失う、試合に負ける、時間を無駄にする、人が亡くなるといった複数の意味があります。
主語がhe、she、itのときは、三人称単数現在形としてlosesになります。
losesの発音はルージズに近く、語尾のsは濁ったズの音になります。
I lose my keys often.
私はよく鍵をなくします。
She loses interest quickly.
彼女はすぐに興味を失います。
loseは「自分の手元からなくなる」という感覚を持つ動詞です。
財布をなくす場面だけでなく、信頼、機会、体重、試合などにも使えるため、目的語によって意味を判断することが大切になります。
lostになる過去形と過去分詞
loseの過去形と過去分詞は、どちらもlostです。
読み方はカタカナでロストに近く、母音を長く伸ばさない点がポイントになります。
loseは規則動詞ではないため、loseedのような形にはなりません。
原形、過去形、過去分詞の形をセットで覚えると、英文を作る際に迷いにくくなります。
| 文法上の形 | 英単語 | カタカナでの発音 | 主な使い方 |
|---|---|---|---|
| 原形 | lose | ルーズ | 現在形やto不定詞 |
| 三人称単数現在形 | loses | ルージズ | heやsheを主語にする現在形 |
| 過去形 | lost | ロスト | 過去の出来事 |
| 過去分詞 | lost | ロスト | 現在完了や受動態 |
| 現在分詞 | losing | ルージング | 進行形や動名詞 |
過去形のlostは「昨日なくした」「試合に負けた」のように、過去の一回の出来事を伝えるときに役立ちます。
過去分詞のlostはhaveやhasと組み合わせて、今に関係する経験や結果を表します。
losingになるing形
loseのing形はlosingです。
末尾のeを取ってingを付けるため、loseingとは書きません。
loseのeはing形で消えるというルールを押さえれば、スペルミスを防ぎやすくなります。
losingは現在進行形のほか、動名詞としても使われます。
We are losing time.
私たちは時間を失っています。
Losing a game can teach us a lot.
試合に負けることは、多くのことを教えてくれる場合があります。
なお、losingの発音はルージングに近い音です。
語中のsはスではなくズに近く発音されるため、聞き取りでも意識しておくとよいでしょう。
lostの発音とカタカナ表記
続いてはlostの発音とカタカナ表記を確認していきます。
lostの音と口の形
lostの発音記号は主にlɔːstまたはlɑːstです。
アメリカ英語ではラストに近く聞こえる場合があり、イギリス英語ではローストに近い響きになることがあります。
カタカナではロストと表記されることが多いものの、実際の英語ではロを強く日本語らしく発音しすぎないことが自然さにつながります。
最初のlは、舌先を上の前歯の裏側に軽く付けて出す音です。
最後のstは、スとトを完全に分けるよりも、息を止めるように短くまとめると英語らしく聞こえます。
loseとlooseの発音の違い
loseとlooseはつづりがよく似ていますが、意味も品詞も異なります。
loseは失うという動詞で、発音はズの音を含みます。
looseはゆるいという形容詞で、発音はスの音を含みます。
この違いは、英作文でも英会話でも非常に重要です。
| 単語 | 発音の目安 | 品詞 | 意味 | 例 |
|---|---|---|---|---|
| lose | ルーズ | 動詞 | 失う、負ける | lose a wallet |
| loose | ルース | 形容詞 | ゆるい、ほどけた | loose shoes |
| lost | ロスト | 動詞や形容詞 | 失った、迷った | lost my phone |
loseはズの音、looseはスの音です。
意味だけでなく音も異なるため、似た単語として一緒に覚えておくと混同を減らせます。
聞き取りで迷わないためのコツ
聞き取りでは、lostが「ロスト」と明確に聞こえないことがあります。
前後の単語とつながると、tの音が弱くなったり、次の語に連結したりするためです。
たとえばI lost itは、アイロスティットのように連続して聞こえるでしょう。
文章全体から、なくした話なのか、試合に負けた話なのかを考えると意味を取りやすくなります。
単語だけで音を切り分けようとしないことが、リスニング上達の近道です。
loseの代表的な意味と使い分け
続いてはloseの代表的な意味と使い分けを確認していきます。
物や機会を失う意味
loseの最も基本的な意味は、持っていた物や大切なものを失うことです。
財布、鍵、スマートフォン、書類などをなくしたときに使えます。
また、chanceやopportunityを目的語にすれば、機会を逃すという意味にもなります。
I lost my wallet on the train.
私は電車で財布をなくしました。
Do not lose this opportunity.
この機会を逃さないでください。
forgetは「置いた場所や内容を忘れる」ことに焦点があり、loseは「手元からなくなった結果」に焦点があります。
鍵をどこに置いたか思い出せないならforget、鍵そのものが見つからないならloseが自然な場合があります。
試合や勝負に負ける意味
スポーツ、ゲーム、選挙、議論などで負ける場合にもloseを使います。
winの反対語として覚えると理解しやすいでしょう。
試合に負けた相手を示すときは、lose toの形がよく使われます。
Our team lost the game.
私たちのチームは試合に負けました。
They lost to a strong opponent.
彼らは強い相手に負けました。
lose the gameは試合そのものに負ける表現です。
lose to a teamは、どの相手に負けたのかを伝える表現になります。
lose toの後ろには対戦相手を置くと覚えておきましょう。
人や感情に関する意味
loseは、人を亡くすというつらい状況を表すこともあります。
I lost my grandfatherは、祖父を亡くしたという意味で使われる表現です。
ただし、相手の気持ちに配慮が必要な場面では、慎重に使うことが大切です。
さらにlose patienceで忍耐を失う、lose confidenceで自信を失うという使い方もあります。
目に見えない感情や能力にも使えるため、語彙の幅を広げるうえで便利な動詞です。
loseは物だけを目的語にする動詞ではありません。
信頼、自信、忍耐、体重、視力など、失われる対象が幅広い点を押さえておくと英文理解が深まります。
過去形lostを使う英文の作り方
続いては過去形lostを使う英文の作り方を確認していきます。
肯定文におけるlostの位置
過去形の文では、主語の後にlostを置き、その後ろに失った物や負けた対象を続けます。
一般動詞の過去形なので、肯定文ではdidを使いません。
I lost my ticket yesterdayは、昨日チケットをなくしたという意味になります。
yesterday、last week、two days agoのように、過去の時点を示す語と相性がよい形です。
| 主語 | 動詞 | 目的語など | 意味 |
|---|---|---|---|
| I | lost | my ticket | 私はチケットをなくしました |
| She | lost | the match | 彼女は試合に負けました |
| We | lost | our way | 私たちは道に迷いました |
lose one’s wayは道に迷うという定番表現です。
道を失ったと直訳するよりも、まとまりとして覚えると会話で使いやすくなります。
否定文と疑問文の形
過去形の否定文ではdid not、短縮形ではdidn’tを使い、動詞は原形のloseに戻します。
ここでdidn’t lostとしてしまう誤りは非常に多いため注意が必要です。
didの後ろは必ず動詞の原形というルールを思い出してください。
I did not lose my phone.
私はスマートフォンをなくしませんでした。
Did you lose your key?
あなたは鍵をなくしましたか。
Yes, I did.
はい、なくしました。
疑問文でもDidを文頭に置いた後はloseになります。
答えるときはYes, I didやNo, I didn’tのようにdidを使って受けるのが自然です。
lostを形容詞として使う表現
lostは過去形や過去分詞だけでなく、形容詞としても使われます。
be lostで道に迷っている、何をすればよいかわからない、失われているといった状態を表せます。
I am lostは、私は迷っていますという意味です。
地図を見ながら言えば道に迷った意味になり、難しい説明を聞きながら言えば話についていけない意味になるでしょう。
We were lost in the city.
私たちは街で道に迷っていました。
He looked lost during the meeting.
彼は会議中、何をすればよいかわからない様子でした。
動作としてのlostと、状態を表すlostを文の形から見分けることが重要です。
be動詞の後ろにあるlostは、形容詞的な働きをしているケースが多くなります。
現在完了におけるloseの使い方
続いては現在完了におけるloseの使い方を確認していきます。
have lostとhas lostの基本形
現在完了ではhaveまたはhasの後ろに過去分詞のlostを置きます。
主語がI、you、we、theyならhave lost、he、she、itならhas lostです。
この形は、過去に起きた出来事が現在にも関係していることを伝えます。
たとえばI have lost my walletは、財布をなくして、今も手元にない状況を含む表現です。
I lost my wallet yesterdayは、昨日財布をなくしたという過去の出来事に焦点があります。
I have lost my walletは、財布が今も見つからず困っているという現在へのつながりが中心になります。
日本語ではどちらも財布をなくしたと訳せるため、違いが見えにくいかもしれません。
しかし英語では、いつ起きたかを伝えたいのか、今の結果を伝えたいのかで使い分けます。
経験を表す現在完了
have lostは、これまでに何かを失った経験を話すときにも使えます。
ever、never、beforeと組み合わせると、経験用法がわかりやすくなります。
Have you ever lost your passportは、これまでにパスポートをなくしたことがありますかという質問です。
I have never lost my passportは、これまで一度もパスポートをなくしたことがないという意味になります。
経験を尋ねる文では、具体的な過去の時点を示すyesterdayやlast yearを通常は一緒に使いません。
現在完了は、過去から現在までの幅を持つ表現だからです。
everやneverは現在完了と相性がよい副詞として覚えておくと、英文を組み立てやすくなります。
継続と結果を見分ける考え方
loseを現在完了で使うときは、結果用法になることが多い傾向があります。
財布、データ、信頼、自信などを失い、その結果が現在に残っている場面を表しやすいためです。
She has lost confidence in himは、彼女は彼への信頼を失ってしまったという意味になります。
単に過去の事実を話すより、今も信頼が回復していない印象が伝わります。
一方で、lose weightは体重を減らすという意味で使われます。
I have lost five kilogramsは、これまでに5キログラム減量したという達成結果を表す便利な表現です。
この場合も、体重が現在減っているという結果につながります。
loseを使った頻出表現と例文
続いてはloseを使った頻出表現と例文を確認していきます。
lose weightとlose controlの表現
lose weightは体重を減らす、つまりやせるという意味です。
日本語では体重を落とすと言いますが、英語でもloseを使う点が興味深いところでしょう。
lose controlは制御を失う、感情を抑えられなくなるという意味で使われます。
運転や機械の操作だけでなく、怒りや笑いを抑えられない状況にも使えます。
She wants to lose weight before summer.
彼女は夏までに体重を減らしたいと思っています。
He lost control of the car.
彼は車の制御を失いました。
lose weightは減量の定番表現なので、健康や運動に関する英会話でも覚えておくと役立ちます。
lose trackとlose sightの表現
lose track ofは、進み具合や時間、数を追えなくなるという意味です。
I lost track of timeは、時間を忘れていたという自然な表現になります。
lose sight ofは、視界から見失う、または大切な目的を見失うという意味です。
物理的に見えなくなる意味と、比喩的に目標を忘れる意味の両方があります。
I lost track of time while reading.
読書をしていて時間を忘れました。
Do not lose sight of your goal.
目標を見失わないでください。
ofの後ろには、見失った対象を置きます。
このまとまりは単語ごとに訳すよりも、熟語として何度も例文に触れるほうが定着しやすいでしょう。
lose one’s temperとlose faceの表現
lose one’s temperは、かっとなって怒りを抑えられなくなるという意味です。
one’sにはmy、your、his、herなど、主語に合わせた所有格を入れます。
lose faceは面目を失う、恥をかくという意味で、やや硬めの文章でも使われます。
文化的なニュアンスを含む表現なので、相手を直接批判する場面では使い方に配慮したいところです。
She lost her temper at work.
彼女は職場で怒りを爆発させました。
He did not want to lose face in front of his colleagues.
彼は同僚の前で面目を失いたくありませんでした。
loseを含む熟語は、単なる失うという訳だけでは意味をつかみにくい場合があります。
目的語や前置詞まで含めて暗記することが、正確な表現への近道になります。
loseの活用と使い方のまとめ
loseの原形はlose、過去形と過去分詞はlost、ing形はlosingです。
最初に覚えたいのは、loseの過去形と過去分詞はいずれもlostという点になります。
lostの発音はロストに近く、loseはズ、looseはスの音で区別します。
loseには物を失う、試合に負ける、機会を逃す、自信や忍耐を失う、体重を減らすなど、多彩な使い方があります。
過去の出来事ならlostを使い、現在にも影響が残る結果や経験ならhave lost、has lostを選ぶと自然な英語になります。
例文の中でlose、lost、losingを繰り返し確認し、発音とスペルを一緒に定着させていきましょう。