英語の基本動詞であるmakeは、中学校から何度も登場する一方で、過去形や過去分詞、現在分詞の形を混同しやすい単語です。
madeの読み方や発音だけでなく、現在完了や受動態でどの形を選ぶかまで理解すると、英文を作る際の迷いが減るでしょう。
この記事ではmakeの活用、意味の違い、例文、発音のコツを順番に整理します。
makeの活用と基本形

それではまずmakeの活用と基本形について解説していきます。
過去形と過去分詞のmade
makeの過去形と過去分詞は、どちらもmadeです。
原形はmake、三人称単数現在形はmakes、現在分詞はmakingとなり、madeだけが不規則に変化します。
過去形は過去に起きた行為を伝える形であり、過去分詞は完了形や受動態で使う形です。
同じmadeというつづりでも、文の中での役割は異なります。
| 文法上の形 | つづり | 主な使い方 | カタカナの目安 |
|---|---|---|---|
| 原形 | make | 現在形や助動詞の後 | メイク |
| 三人称単数現在形 | makes | 主語がheやsheの場合 | メイクス |
| 過去形 | made | 過去の出来事 | メイド |
| 過去分詞 | made | 現在完了や受動態 | メイド |
| 現在分詞 | making | 進行形や動名詞 | メイキング |
makeの過去形はmade、過去分詞もmadeです。
ただし現在分詞はmadeではなくmakingになる点を押さえておきましょう。
madeとmakingを取り違えない考え方
madeはすでに行われたことや、完成したものに関わる形です。
一方のmakingは、作っている途中の動作や、作ること自体を表します。
I made a cake.は、私はケーキを作ったという過去の内容です。
I am making a cake.なら、私は今ケーキを作っているところです。
I made dinner yesterday.
私は昨日夕食を作りました。
I am making dinner now.
私は今夕食を作っています。
日本語ではどちらも作ると訳せますが、英語では行為の時点を明確にする必要があります。
そのため、yesterdayのように過去を示す語があればmade、nowのように今を示す語があればmakingを選ぶ意識が役立ちます。
makeが持つ作る以外の意味
makeは作るだけを意味する動詞ではありません。
料理や製品を作るほか、決める、引き起こす、間に合う、稼ぐといった幅広い意味を持ちます。
たとえばmake a decisionは決定する、make moneyはお金を稼ぐという表現です。
make someone happyでは、誰かを幸せにするという意味になります。
語句ごとに日本語訳を一つだけ覚えるより、何かを生み出す、ある状態にするという中心イメージを持つと理解しやすくなるでしょう。
makeの意味は後ろに置かれる語によって大きく変わるため、熟語や定型表現として確認することが大切です。
madeの読み方と発音
続いてはmadeの読み方と発音を確認していきます。
madeの発音記号とカタカナ表記
madeの発音記号はmeɪdです。
カタカナでは一般にメイドと表されますが、日本語のメイドさんを意味するmaidとは区別して理解するとよいでしょう。
makeの母音とmadeの母音はほぼ同じで、口を横に少し開きながらエイと伸ばします。
最後のdはドを強く付けるのではなく、舌先を上の前歯の付け根付近に当てて、短く音を止める感覚です。
ゆっくり発音するとメイードに近く聞こえますが、通常の会話では一まとまりでメイドと発音されます。
makeとmadeの音の違い
makeはmeɪk、madeはmeɪdです。
両者の違いは語末のkとdにあります。
makeでは息を使ってクと止めるような音になり、madeでは声を伴うドの手前で止めるような音になります。
| 単語 | 発音記号 | カタカナの目安 | 語末の音 |
|---|---|---|---|
| make | meɪk | メイク | k |
| made | meɪd | メイド | d |
| maid | meɪd | メイド | d |
madeとmaidは同じ発音ですが、madeはmakeの過去形や過去分詞です。
文脈を見れば意味は判断できるため、発音が同じことを過度に心配する必要はありません。
発音練習に役立つ短い例文
発音を定着させるには、単語だけで繰り返すより短い英文で口に出す方法がおすすめです。
She made a cake.
彼女はケーキを作りました。
We made a plan.
私たちは計画を立てました。
This made me smile.
これは私を笑顔にしました。
made aのように母音が続く箇所は、メイド アと分けすぎず、メイダに近い流れで発音すると自然です。
聞き取りではmadeをmade itやmade aといったかたまりで捉えると、会話の速度に対応しやすくなります。
単語の正確さと文全体のリズムを両方意識すると、発音練習の効果が高まります。
過去形madeの使い方
続いては過去形madeの使い方を確認していきます。
過去の出来事を表す基本文
過去形madeは、過去のある時点で完了した動作を表します。
yesterday、last week、two days agoなど、過去の時を示す語と一緒に使われることが多い形です。
I made breakfast this morning.は、私は今朝朝食を作りましたという意味になります。
She made a mistake.は、彼女は間違いをしましたという定番表現です。
make a mistakeは間違いを作ると直訳せず、間違いをするというまとまりで覚えるとよいでしょう。
過去の特定の時点がはっきりしている場合は、have madeではなくmadeを使うのが基本です。
I made this yesterday.のように、いつ行ったかを伝える文で活躍します。
makeの目的語になる名詞
madeの後ろには、作った物、行った判断、起こした変化などを表す名詞が置かれます。
よく使われる組み合わせを知ると、英作文でも会話でも表現が広がります。
| 表現 | 意味 | 例文の内容 |
|---|---|---|
| made a cake | ケーキを作った | 料理やお菓子作り |
| made a plan | 計画を立てた | 予定や方針 |
| made a decision | 決断した | 重要な判断 |
| made a mistake | 間違いをした | 失敗の報告 |
| made friends | 友達を作った | 人間関係 |
| made money | お金を稼いだ | 収入や利益 |
He made friends at school.は、彼は学校で友達を作りましたという意味です。
They made a good decision.なら、彼らは良い決断をしましたとなります。
makeと名詞の組み合わせは数が多いため、例文単位で少しずつ増やすことが近道です。
makeを使役動詞として使う文
makeは人に何かをさせるという使役の意味でも使われます。
この場合はmadeの後に人、さらに動詞の原形を置く形が基本です。
The teacher made us clean the room.
先生は私たちに部屋を掃除させました。
The movie made me cry.
その映画は私を泣かせました。
made me criedとは通常しない点が重要です。
makeの使役構文では、目的語の後ろに動詞の原形を置きます。
ただし受動態になるとI was made to clean the room.のようにtoが現れます。
能動態と受動態で形が変わるため、例文を比較して覚えると混乱しにくいでしょう。
過去分詞madeと現在完了
続いては過去分詞madeと現在完了を確認していきます。
have madeの基本的な意味
現在完了ではhaveまたはhasの後に過去分詞madeを置きます。
I have made a reservation.は、私は予約をしましたという意味ですが、単なる過去ではなく、今も予約が有効であるニュアンスを含みます。
過去形madeは過去の出来事そのものに焦点があり、have madeは過去の行為と現在とのつながりに焦点があります。
I made a reservation yesterday.は、昨日予約したという過去の事実を伝えます。
I have made a reservation.は、予約は済んでいますという現在に関係する状況を伝える表現です。
現在完了ではhave madeという形そのものを一つのかたまりとして覚えると、過去形との違いをつかみやすくなります。
経験と完了と継続の用法
現在完了には経験、完了、継続などの代表的な用法があります。
makeは特に完了の用法でよく使われ、仕事や準備、決定が済んだことを表せます。
| 用法 | 例文 | 日本語の意味 |
|---|---|---|
| 経験 | I have made sushi before. | 私は以前すしを作ったことがあります。 |
| 完了 | She has made a list. | 彼女はリストを作り終えています。 |
| 結果 | He has made a big mistake. | 彼は大きな間違いをしてしまいました。 |
| 継続に関係する表現 | We have made progress. | 私たちは進歩してきました。 |
have madeの後にyesterdayやlast yearのような明確な過去時点を直接置くことは、学校英語では基本的に避けます。
現在完了は今まで、すでに、まだ、これまでにといった感覚と相性がよい形です。
has madeとhave madeの使い分け
主語がhe、she、it、または単数の名詞であればhas madeを使います。
I、you、we、they、複数の名詞ならhave madeです。
She has made a new website.
彼女は新しいウェブサイトを作りました。
They have made a new website.
彼らは新しいウェブサイトを作りました。
madeの形は変わらず、変化するのは前に置くhaveとhasです。
主語を確認してから助動詞を選ぶ習慣をつけると、現在完了のミスを防げます。
has madeとhave madeは主語の違いで決まると覚えておきましょう。
makingの使い方と注意点
続いてはmakingの使い方と注意点を確認していきます。
進行形で使うmaking
makingはmakeの現在分詞で、be動詞と組み合わせると進行形になります。
They are making dinner.は、彼らは夕食を作っているところですという意味です。
現在進行形は今まさに行っている動作だけでなく、一定期間続いている取り組みを表すこともあります。
We are making a new plan.なら、私たちは新しい計画を立てている最中ですという状況を伝えられます。
makeの最後のeはmakingになる際に消えます。
makeingとは書かないため、eを取ってmakingにするというつづりの規則も確認しておきたいところです。
動名詞としてのmaking
makingは動名詞として、作ること、作製することという名詞の役割も果たします。
Making cookies is fun.は、クッキーを作ることは楽しいという意味です。
この文のmaking cookies全体が主語になっています。
動名詞は行為を一つの事柄として扱いたいときに便利です。
Reading、cooking、studyingなどと同じように、makingも文の主語や目的語として使えます。
I enjoy making videos.
私は動画を作ることを楽しんでいます。
Making mistakes is part of learning.
間違いをすることは学びの一部です。
madeとmakingを選ぶ練習
時制や文の形を見て、madeとmakingを選ぶ練習をしましょう。
be動詞の後ならmaking、haveやhasの後ならmade、過去を表す通常の文でもmadeが基本です。
| 英文 | 入る形 | 判断のポイント |
|---|---|---|
| I am ___ lunch. | making | amの後なので進行形 |
| She has ___ a cake. | made | hasの後なので過去分詞 |
| We ___ a plan yesterday. | made | yesterdayがある過去形 |
| ___ a map takes time. | Making | 文の主語なので動名詞 |
形だけを暗記するより、直前にある語と文全体の時間表現を見ることが重要です。
am making、have made、made yesterdayという組み合わせを音読すると、自然な選択につながります。
makeの関連表現と例文
続いてはmakeの関連表現と例文を確認していきます。
makeとdoの使い分け
makeとdoはどちらも日本語ではする、作ると訳されることがあり、使い分けが難しい組み合わせです。
makeは新しい物や結果を生み出す感覚が強く、doは仕事や活動を行う感覚が強い傾向があります。
make a cake、make a plan、make a decisionのように、出来上がる物や結果がある表現にはmakeがよく使われます。
do homework、do the dishes、do exerciseのように、作業や義務にはdoが使われることが多いでしょう。
ただし完全に規則だけで決められるわけではないため、よく使う組み合わせを覚える姿勢が大切です。
makeとdoは日本語訳ではなく英語の語の組み合わせで判断します。
makeを使う頻出フレーズ
makeを使う頻出フレーズには、日常会話や英検、TOEICなどで役立つものが多くあります。
| フレーズ | 意味 | 例文 |
|---|---|---|
| make sure | 必ず確認する | Make sure the door is locked. |
| make sense | 意味をなす | Your idea makes sense. |
| make up | 作り上げる、仲直りする | He made up a story. |
| make out | 見分ける、理解する | I could not make out the sign. |
| make it | 成功する、間に合う | We made it on time. |
| make a difference | 違いを生む | Small actions can make a difference. |
make sureは確実にするという意味で、依頼や注意を伝える際によく使われます。
make senseは話や説明が理解できるときに便利な表現です。
一語ずつ直訳しようとせず、フレーズ全体の意味で覚えると実際の会話で使いやすくなります。
英作文で使える例文
makeを自分の言葉として使えるようにするには、身近な内容で英文を作る練習が効果的です。
I made coffee for my family this morning.
私は今朝家族のためにコーヒーを入れました。
I have made a list of things to do.
私はやるべきことのリストを作りました。
My brother is making a model now.
私の兄弟は今模型を作っています。
まずは料理、予定、友人、学校、仕事など、自分に関係する名詞をmakeの後ろに置いてみましょう。
過去の出来事ならmade、今も関係する完了ならhave made、進行中ならbe makingと使い分けます。
短い英文でも、時制を意識して繰り返すことで文法知識が実践的な力へ変わっていきます。
まとめ
makeの過去形と過去分詞はmadeであり、読み方はメイド、発音記号はmeɪdです。
現在分詞はmakingとなり、makeingとは書かない点も重要です。
過去形madeは昨日など過去の出来事を表し、have madeは現在完了で過去と現在のつながりを表します。
be makingは進行形、makingを主語や目的語に置けば動名詞として使えます。
makeは作る以外にも決める、引き起こす、稼ぐなど多彩な意味を持つ動詞です。
made、making、have madeを例文ごとに音読し、時制と文の役割を確認しながら使い分けていきましょう。