最近では健康志向も高まり、習慣的にナッツを食べている方も多いそうです。
うちの夫もナッツが大好き。甘いお菓子の代わりに小腹がすいたらよく食べています。
ただ、小さなお子さんがいらっしゃる家庭だと「ナッツを誤って飲み込んでしまったらどうしよう」と不安を感じる時もありますよね。
うちの息子は現在5歳…よく噛んで食べる子ですが、それでも堅いナッツを食べさせてよいものか不安に感じることも多いです。
ここではそんな疑問から「ナッツは何歳から食べられる?子供に与える目安は?」という点についてまとめてみました。
ナッツは5歳以下の子どもには食べさせない方がいい
まず消費者庁のHPをみると以下の文章が掲載されていました。
奥歯が生えそろわず、かみ砕く力や飲み込む力が十分ではない子どもは、硬くてかみ砕く必要のある豆やナッツ類などを、のどや気管に詰まらせて窒息したり、小さなかけらが気管に入り込んで肺炎や気管支炎を起こしたりするリスクがあります。また、物を口に入れたままで、走ったり、笑ったり、泣いたり、声を出したりすると、不意に吸い込んでしまい、窒息・誤嚥(ごえん)(食べ物又は異物が気管に入ること)するリスクがあります。
Vol.580 硬い豆やナッツ類は5歳以下の子どもには食べさせないで! 消費者庁HP
なんということでしょう!
うちの息子は5歳ですがナッツ大好き。
もりもり食べていたのでこの文章を読んで血の気が引く感覚でした…。
確かに小さな子供は大人に比べて咀嚼力が圧倒的に少ないですよね。
うちの息子でいうと、焼肉の時にカルビやハラミは固いといって絶対食べません。
だいたいつくねかハンバーグかウインナーばかり食べています。
親としては「カルビくらい噛めないの?」と思ってしまいますが、それくらい噛む力がないのがこの年代ということです。
それにじっとしているのも苦手。食べてる最中もずっと喋ったり動いたりしています。
確かに不意に気管に入り込んでしまうリスクは高いでしょう…
数年前、幼稚園で休職中にぶどうを誤飲してしまい園児がなくなる痛ましい事故もありました。
ナッツに限らず、節分の豆や枝豆なども注意が必要です。
親がナッツが好きだからといって、子供の前で美味しそうに食べる姿はあまり見せない方がいいのかもしれません…
どちらにせよ安易に与えないようにしないといけませんね。
誤嚥してしまった時の応急処置はどうする?
もしもナッツを食べて喉に詰まってしまった場合はどうすればよいでしょうか?
まずは119 番に速やかに通報しましょう。自分以外に家族がいるならその相手に電話を頼むと良いです。そして自分は速やかに詰まったものをはかせるようにしましょう。
1歳以上なら「背部叩打法(はいぶこうだほう)」を行います。
ひざまずいて、子供(幼児)を仰向けか横向きにします。そのまま片腕で子供のお腹(みぞおちのあたり)をかかえ、背中(肩甲骨と肩甲骨の間)を力強く何度も連続して叩く方法です。
この方法で吐かない場合には「腹部突き上げ法」を行います。
後ろから両腕を回し、みぞおちの下で片方の手を握り拳にして腹部を上方へ圧迫する方法です。
ここまでで吐き出さない場合や、意識がなかった場合は心肺蘇生を行います。
まとめ
ここでは「ナッツは何歳から食べられる?子供に与える目安」について解説しました。
小さなお子さんにナッツを上げる時にはくれぐれも注意が必要です。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。