「remember」の意味・例文・ビジネスでの使い方・読み方(カタカナの発音も)・スラング・言い換えは?【remember withやremember forやremember to等】
rememberは、中学英語で学ぶ基本動詞でありながら、会話、メール、会議、依頼など幅広い場面で使われる重要語です。
単に「覚えている」と訳すだけでは、remember to、remember doing、remember withといった表現の違いを見落としてしまうでしょう。
この記事では、rememberの核となる意味、発音、例文、ビジネスシーンでの使い方、似た言葉との使い分けまでをわかりやすく紹介します。
英語で記憶や注意事項を自然に伝えたい方は、ぜひ最後まで確認してみてください。
rememberの意味と基本イメージ

それではまずrememberの意味と、使い分けの土台になる基本イメージについて解説していきます。
記憶を呼び戻す意味
rememberには、過去に知ったこと、体験したこと、人の名前などを頭の中に思い出す意味があります。
日本語では「覚えている」「思い出す」の両方に対応するため、文脈を確認することが大切です。
I remember your name.
この文は「私はあなたの名前を覚えています」という意味になります。
I remember meeting her at the conference.
こちらは「私は会議で彼女に会ったことを覚えています」となり、過去の出来事を思い出しているニュアンスです。
rememberの中心には、頭や心の中に残っている情報を取り出すイメージがあります。
人、物、予定、経験、感情など、対象は幅広い点が特徴です。
rememberは記憶の有無だけでなく、思い出す行為そのものも表せる動詞です。
忘れずに行う意味
rememberは、これからするべき行動を忘れないという意味でも使われます。
この用法ではrememberの後にto不定詞を置く形が基本です。
remember to do
これから行うべきことを忘れずにするという意味です。
Remember to send the file.
ファイルを送るのを忘れないでください。
たとえば、ドアに鍵をかける、書類を送付する、会議に参加するといった未来の行為に使えます。
「忘れずに」という注意をやわらかく伝えられるため、日常でも職場でも頻出する表現です。
人を記憶している意味
人についてrememberを使う場合は、その人の存在、名前、顔、以前のやり取りなどを覚えていることを表します。
初対面ではない相手との会話で、親しみを示す表現としても役立つでしょう。
Do you remember me?
私のことを覚えていますか。
I remember working with him several years ago.
私は数年前に彼と一緒に働いたことを覚えています。
ただし、相手が自分を覚えているかを何度も尋ねると、場面によっては負担に感じさせる可能性もあります。
ビジネスでは、以前の接点を短く補足すると丁寧です。
I am Ken from ABC Company. We met at last year’s event.
ABC社のケンです。昨年のイベントでお会いしました。
rememberの読み方とカタカナ発音
続いてはrememberの読み方と、伝わりやすい発音のポイントを確認していきます。
発音記号とアクセント
rememberの発音記号は、アメリカ英語でrɪˈmembər、イギリス英語でrɪˈmembəです。
アクセントは真ん中のmemの部分に置かれます。
カタカナでは「リメンバー」と書かれることが多いものの、最初の音は強い「リ」ではありません。
軽く短く「リ」に近い音を出し、その後の「メン」を少し強く発音すると自然に聞こえます。
覚えやすいカタカナ表記は「リメンバー」ですが、英語ではメンの部分を意識することが重要です。
自然に聞こえる音のつなぎ方
rememberを一音ずつ区切って発音すると、硬い印象になりやすいでしょう。
実際の会話では、リメンバーと流れるようにつなげる感覚が近くなります。
reは軽く発音します。
memにアクセントを置きます。
berは強く伸ばしすぎず、弱くまとめます。
Remember it.のように次の単語が続く場合は、remember itを一続きの音として練習すると実践的です。
聞き取りでは、語尾のerが弱くなり、「リメンバ」のように聞こえることもあります。
聞き間違えやすい関連語
rememberは、remindやmemorizeと混同されることがあります。
発音だけでなく意味も異なるため、セットで整理すると理解しやすくなります。
| 英単語 | カタカナの目安 | 主な意味 |
|---|---|---|
| remember | リメンバー | 覚えている、思い出す、忘れずにする |
| remind | リマインド | 思い出させる |
| memorize | メモライズ | 暗記する |
| recall | リコール | 思い出す、想起する |
特にremindは「誰かに思い出させる」という意味であり、rememberとは主語の役割が違います。
自分が思い出すならremember、相手に思い出させるならremindと考えるとよいでしょう。
remember toとremember doingの使い分け
続いてはremember toとremember doingの違いを、時制と意味の観点から確認していきます。
remember to doの未来の行動
remember to doは、これから行う必要があることを忘れずに実行する表現です。
予定、依頼、注意事項、業務連絡との相性がよい形です。
Remember to bring your ID.
身分証明書を持ってくるのを忘れないでください。
Please remember to check the schedule.
スケジュールを確認することを忘れないでください。
この表現では、toの後に来る行為がまだ完了していないことがポイントです。
remember to doは、未来に向けた忘れ物防止の表現として覚えると使いやすいでしょう。
remember doingの過去の経験
remember doingは、すでに行ったことを覚えているという意味です。
動名詞のdoingが過去の経験や実行済みの行為を示す点に注目してください。
I remember sending the email.
私はそのメールを送ったことを覚えています。
She remembers visiting Kyoto as a child.
彼女は子どもの頃に京都を訪れたことを覚えています。
remember to doは、これからすることを忘れない意味です。
remember doingは、すでにしたことを覚えている意味になります。
メールを送ったかどうか、施錠したかどうかなどを確認する場面では、この違いが特に重要です。
否定文と疑問文の注意点
否定文では、don’t remember doingの形がよく使われます。
これは「したことを覚えていない」という意味であり、「しなかった」とは必ずしも同じではありません。
I do not remember agreeing to that.
私はそれに同意したことを覚えていません。
Did you remember to attach the document?
書類を添付するのを忘れませんでしたか。
質問文では、to doなのかdoingなのかで尋ねる内容が変わります。
前者は実行の確認、後者は記憶の確認です。
| 表現 | 意味 | 使う場面 |
|---|---|---|
| remember to call | 電話するのを忘れない | これから電話する予定 |
| remember calling | 電話したことを覚えている | 過去に電話した記憶 |
| forget to call | 電話するのを忘れる | 電話をしなかった |
| forget calling | 電話したことを忘れる | 電話した記憶がない |
remember withやremember forの表現
続いてはremember with、remember forなど、前置詞と組み合わせる表現を確認していきます。
remember withの使われ方
remember withは、remember with pleasureやremember with gratitudeのように、ある感情とともに思い出す形で使われます。
withの後には、喜び、感謝、愛情、敬意などの気持ちを表す名詞が来ることがあります。
I remember our trip with great pleasure.
私は私たちの旅行を大きな喜びとともに覚えています。
She is remembered with affection by her colleagues.
彼女は同僚から愛情を込めて記憶されています。
日常会話では頻度が高い表現ではありませんが、スピーチ、追悼文、感謝を伝える文章で見かけます。
remember withは、何を思い出すかよりも、どんな気持ちで思い出すかを添える表現です。
remember forの使われ方
remember forは、何かの理由で記憶されるという意味で使われます。
受動態のbe remembered forの形が非常に一般的です。
He is remembered for his kindness.
彼はその親切さで記憶されています。
The company is remembered for its innovative products.
その会社は革新的な製品で知られ、記憶されています。
be remembered for + 名詞
その名詞にあたる理由で記憶されるという意味です。
功績、親切さ、発言、出来事、商品などを後ろに置けます。
forの後には、評価の対象となる特徴や成果を置くのが自然です。
人物紹介、企業紹介、歴史的な説明にも応用できます。
remember aboutとremember ofの注意点
remember aboutは、「ある事柄について覚えている」という意味で使われることがあります。
ただし、単にrememberの後に目的語を置くほうが自然な場合も多いでしょう。
Do you remember about the meeting tomorrow?
明日の会議のことを覚えていますか。
より簡潔に言うなら、Do you remember the meeting tomorrow?という形も使えます。
remember ofは一般的な基本表現ではなく、remind someone ofのような形と混同しない注意が必要です。
前置詞を無理に足すより、rememberの直後に人や物事を置く基本形を優先すると自然です。
ビジネスにおけるrememberの使い方
続いてはビジネスメールや会話で役立つrememberの使い方を確認していきます。
依頼とリマインドの表現
業務上の依頼では、Please remember toを使うことで、相手に必要な行動を促せます。
ただし、相手や状況によっては直接的に響くため、丁寧な表現を加えると安心です。
Please remember to submit your report by Friday.
金曜日までにレポートを提出することを忘れないでください。
Could you please remember to update the shared file?
共有ファイルを更新していただけますでしょうか。
より自然なビジネスメールでは、This is a reminder toやPlease make sure toもよく使われます。
何度も念押しする印象を避けたい場合には、表現を使い分けるとよいでしょう。
相手に行動を依頼するメールでは、rememberだけに頼らず、期限、対象、目的を具体的に書くことが大切です。
読み手が次に何をすればよいか判断しやすくなります。
過去のやり取りを示す表現
以前の会議や会話を振り返る際には、As you may rememberやIf you rememberが使えます。
相手を責めずに背景を共有したいときに便利な言い回しです。
As you may remember, we discussed this issue last week.
ご記憶かもしれませんが、先週この問題について話し合いました。
If you remember, the deadline was changed in April.
ご記憶でしたら、締め切りは4月に変更されました。
ただし、相手が覚えていないことを前提に補足を加えると、より配慮のある文章になります。
As mentioned in our previous meetingのような表現も併用できます。
感謝や人物紹介での表現
rememberは、感謝の気持ちを伝える場面でも使えます。
Remembering your supportは、あなたの支援を忘れていないという温かい含みを持つ表現です。
We will always remember your support.
私たちは皆さまのご支援をいつまでも忘れません。
人物の実績を紹介する場合には、be remembered forが適しています。
退任のあいさつ、周年記事、社内報などでは、相手の貢献を敬意を込めて表現できるでしょう。
ビジネスではrememberを使って、注意喚起だけでなく、関係性や感謝を表すこともできます。
rememberの言い換えとスラング
続いてはrememberの言い換え表現と、会話で見られるくだけた使い方を確認していきます。
recallとrecollectの違い
recallは、記憶を意識的に呼び起こす意味を持つややフォーマルな語です。
会議、調査、説明、公式文書などで使われることがあります。
I do not recall receiving that message.
私はそのメッセージを受け取った記憶がありません。
recollectも思い出す意味ですが、rememberより硬めで、日常会話では頻度が低めです。
迷ったときは、幅広く使えるrememberを選ぶと自然でしょう。
| 表現 | ニュアンス | おすすめの場面 |
|---|---|---|
| remember | もっとも基本的で幅広い | 日常会話、メール、仕事 |
| recall | 意識して思い出す、やや正式 | 説明、調査、報告 |
| recollect | 記憶をたどって思い出す | 文章、丁寧な会話 |
| memorize | 暗記する行為 | 単語、台本、規則の学習 |
keep in mindとbear in mindの使い方
忘れずに心に留めておくという意味では、keep in mindが便利です。
remember toよりも、注意点や前提条件を伝える場面に向いています。
Please keep in mind that the schedule may change.
予定が変更になる可能性があることをご留意ください。
bear in mindも似た意味ですが、ややイギリス英語的で、文章では少し改まった印象があります。
行動を忘れないよう伝えるならremember to、注意事項を念頭に置いてもらうならkeep in mindが適しています。
会話で使われるくだけた表現
rememberはスラングそのものではありませんが、会話ではI rememberやYou rememberを短く使うことがあります。
相手と共有している出来事を確認するときに、You remember?と軽く尋ねる場面もあります。
You remember that restaurant near the station?
駅の近くにあるあのレストラン、覚えている?
また、Remember whenは、過去の思い出を話題にするときの定番表現です。
Remember when we stayed up all night?は、私たちが徹夜したときのことを覚えている?という意味になります。
親しい間柄では自然ですが、ビジネスメールや初対面に近い相手には、より丁寧な表現を選ぶほうが無難です。
くだけた会話のrememberは、共通の記憶を呼び起こして距離を縮める働きをします。
rememberの使い方のまとめ
最後にrememberの使い方をまとめます。
rememberは「覚えている」「思い出す」「忘れずにする」を表せる基本動詞です。
とくにremember to doは未来の行動を忘れないこと、remember doingは過去にしたことを覚えていることを示します。
remember withは感情を添えて思い出す表現で、be remembered forは理由や功績によって記憶される意味になります。
ビジネスでは依頼、注意喚起、過去の経緯の共有、感謝の表現まで幅広く活用できるでしょう。
まずはremember to、remember doing、be remembered forの3つを例文ごと覚えると、実際の会話やメールで使いやすくなります。
発音では真ん中のmemを意識し、カタカナの「リメンバー」だけに頼らず音の流れを練習してみてください。
基本の意味と文型を押さえれば、rememberは英語表現の幅を着実に広げてくれる言葉です。