科学的な解析(化学)を行う際には基本的に反応物質の沸点・融点・比重・密度(g/mlやg/cm3)・引火点などの理解が必要となることが多いです。
そのためさまざまな物質の沸点・融点・比重・密度(g/mlやg/cm3)・引火点を覚えておくといいです。
ここでは代表的な合成樹脂の「ポリエステル」に着目して、その融点・比重・密度(g/ml)・引火点(危険物関連情報)やSDSなどをまとめていきますので、ぜひ参考にしてください。
ポリエステルの融点(溶ける温度)は?
それでは以下でポリエステルの融点は?について確認していきます。
結論として、ポリエステルの
・ポリブチレンテレフタレート(PBT)の融点:約220〜230℃
・ポリエチレンナフタレート(PEN)の融点:約265〜270℃
・ガラス転移温度(PET):約70〜80℃
ですね。
ポリエステルは種類によって融点が異なります。
最も一般的なポリエステルであるPET(ポリエチレンテレフタレート)は約250〜260℃の融点を持ちます。
この比較的高い融点はポリエステルの耐熱性に寄与しており、飲料ボトルや耐熱性が求められる繊維製品などに適しています。
ポリエステルの比重や密度(g/mlやg/cm3など)は?
さらに、ポリエステルの比重や密度(単位g/mlやg/cm3)についてもチェックしていきましょう。
結論として、ポリエステルの
・非結晶PETの密度:約1.33〜1.35 g/ml
・結晶化PETの密度:約1.38〜1.45 g/ml
・比重(常温常圧下):約1.33〜1.45
ですね。
ポリエステルの密度は水より重く、約1.33〜1.45 g/mlとなります。
この値は結晶化度(分子の規則性)によって変化し、結晶化度が高いほど密度が高くなります。
この特性を利用して、浮沈分離によるリサイクルの選別などが行われることもあります。
なお、固体の場合の比重も水の密度との比較(1.0g/cm3)となるので、数値は密度と同じになります。
ポリエステルの引火点は?【危険物など】は?
さらに、ポリエステルの引火点についてもチェックしていきましょう。
危険物取扱者の試験などを受ける人はこのあたりの情報も重要となってきます。
結論として、ポリエステルの
・発火点:約450〜500℃
・燃焼性:可燃性(ただし自己消火性を持つものが多い)
ですね。
ポリエステルは有機化合物であるため燃焼しますが、多くの場合、難燃性を示し、火源から離すと自己消火する特性を持っています。
特にPETは比較的難燃性が高く、LOI(限界酸素指数)が約20〜22%程度で、通常の空気中(酸素濃度約21%)では継続的な燃焼が難しい特性を持ちます。
ただし、高温で燃焼すると有毒ガスを発生する可能性があるため、火災時には注意が必要です。
ポリエステルのSDSは?【厚生労働省の情報:文献値】
さらに、ポリエステルのSDS情報へのリンクも整理いたしましたので、必要な場合はご活用くださいませ!
以下が厚生労働省さまの情報でございます。
https://anzeninfo.mhlw.go.jp/anzen/gmsds/25038-59-9.html
まとめ ポリエステルの融点(溶ける温度)・比重・密度(g/mlやg/cm3)・引火点は?【PET・危険物・SDS】
ここでは、ポリエステルの融点(溶ける温度)・比重・密度(g/mlやg/cm3)・引火点は?【PET・危険物・SDS】について確認しました。
各物性を理解し、業務等々に活かしていきましょう。