英語のsendは、メールを送る、荷物を発送する、人を派遣するなど幅広く使われる基本動詞です。
ところが過去形と過去分詞が同じsentになること、現在分詞がsendingになること、発音が少し変化することから、書き方や使い分けに迷う人も少なくありません。
この記事ではsendの活用、カタカナでの読み方、例文、現在完了での使い方まで、会話と英作文に役立つ形で整理します。
sendの活用形と基本的な意味

それではまずsendの活用と、文中で押さえたい意味について解説していきます。
sendの原形と現在形
sendは「送る」「発送する」「派遣する」「伝える」といった意味を持つ動詞です。
原形のsendは、カタカナではセンドに近く発音されます。
主語がI、you、we、theyの場合はsendを使い、he、she、itなど三人称単数の主語ではsを付けてsendsにします。
I send an email to my teacher every week.
私は毎週、先生にメールを送ります。
She sends a package to her family.
彼女は家族に荷物を送ります。
sendは物だけでなく、メッセージ、情報、招待状、写真、信号などにも使えます。
日本語では「送信する」と訳したほうが自然な場面も多いでしょう。
sentになる過去形と過去分詞
sendの過去形と過去分詞は、どちらもsentです。
sentのカタカナ発音はセントに近く、sendより母音が短く聞こえる点が特徴です。
規則動詞のようにsendの末尾へedを加えてsend-edとはしないため、不規則動詞として覚える必要があります。
| 区分 | 形 | 読み方の目安 | 主な使い方 |
|---|---|---|---|
| 原形 | send | センド | 現在形、命令文、不定詞 |
| 三人称単数現在形 | sends | センズ | heやsheを主語にする現在形 |
| 過去形 | sent | セント | 過去の出来事 |
| 過去分詞 | sent | セント | 完了形、受動態 |
| 現在分詞 | sending | センディング | 進行形、動名詞 |
過去形か過去分詞かはsentそのものの形ではなく、前後に置かれる語から判断します。
sendingになるing形
sendのing形はsendingです。
末尾がdで終わるsendは、そのままingを付けてsendingになります。
senddingのようにdを重ねないことが大切です。
I am sending the files now.
私は今、ファイルを送っています。
Sending messages while driving is dangerous.
運転中にメッセージを送ることは危険です。
進行形ではbe動詞と組み合わせ、動名詞ではsendingを名詞のように扱います。
形の変化はシンプルなので、sentとの役割の違いを意識すると記憶に残りやすくなります。
sentの読み方と発音のポイント
続いてはsentの読み方と、sendとの聞き分けを確認していきます。
sendとsentの母音の違い
sendとsentは、日本語のカタカナではどちらもセンドやセントに近く、区別が難しく感じられます。
ただしsendは語末のd、sentは語末のtをはっきり止める意識が役立ちます。
sendは「セン」と言ったあとに軽くdの音を添え、sentは「セン」の直後で息を止めるようにtを作るイメージです。
特に過去形sentは、語尾のtを落としすぎないよう注意すると伝わりやすくなります。
sentのカタカナ表記の注意点
sentは一般にセントと表記されますが、日本語の通貨単位であるcentとは意味が異なります。
英語の音としては、どちらも似た発音になるため、会話では前後の文脈が重要です。
また、sentをセントーのように伸ばす必要はありません。
sendはセンド、sentはセント、sendingはセンディングと覚えると便利です。
ただしカタカナはあくまで補助なので、音声を聞きながら口を動かす練習も取り入れましょう。
発音練習に使える短い例文
短い文で繰り返すと、sendとsentの違いを体で覚えやすくなります。
現在の話ならsend、昨日までの話ならsentを選ぶ流れを意識してください。
I send it today.
アイ センド イット トゥデイ。
I sent it yesterday.
アイ セント イット イエスタデイ。
todayとyesterdayを入れ替えるだけでも、時制と発音をまとめて確認できます。
音読するときは、文全体を速く読む前にsendとsentを単語で発音する練習から始めるとよいでしょう。
sendとsentを使う過去形の例文
続いてはsendの過去形sentを使う場面と、基本例文を確認していきます。
メールやメッセージを送った場合
メールを送ったという完了済みの出来事には、過去形sentがよく使われます。
相手を示すto、送った内容を示すan emailやa messageを組み合わせるのが基本形です。
I sent you an email last night.は、昨夜あなたにメールを送ったという意味になります。
Did you send the message?と聞かれた場合には、Yes, I sent it.と答えられます。
このように過去の一点を表す語句があるときは、sentを過去形として使うことが多くなります。
荷物や書類を発送した場合
sendは郵便物、資料、契約書、プレゼントなどを発送した場面でも便利な語です。
We sent the documents by mail.は、私たちは書類を郵送したという意味です。
配送方法を加えたいときはby mail、by air、by courierなどを後ろに置けます。
ただし発送済みでも、相手に届いたことまで伝えたい場合は、receiveやarriveを使う文を別に作ると誤解がありません。
人を派遣した場合
sendは人をある場所へ行かせる意味でも使われます。
The company sent an engineer to the site.は、会社が現場へ技術者を派遣したという内容です。
send 人 to 場所の形は、学校、会社、病院、救急対応などの文脈で見かけます。
sendは「送付する」だけではありません。
物、情報、人のいずれも送る対象になり、後ろの名詞によって自然な日本語訳が変わります。
現在完了で使うsentの表現
続いてはhave sentとhas sentを使う現在完了の使い方を確認していきます。
have sentが表す完了
現在完了ではhaveまたはhasの後ろに過去分詞sentを置きます。
I have sent the application.は、私は申請書を送ったところです、またはすでに送ってありますという意味です。
過去形I sent the application.との違いは、現在完了が今の状況とのつながりを意識する点にあります。
送付した結果、相手が確認できる状態であることを伝えたいときに便利でしょう。
already、just、yetなどは現在完了と相性のよい副詞です。
has sentを使う主語
主語がhe、she、it、または単数の人名や会社名ならhas sentを使います。
She has sent the report to her manager.は、彼女は上司へ報告書を送っていますという意味になります。
The store has sent a confirmation email.なら、その店は確認メールを送信済みです。
has sentのhasは現在形ですが、sentは過去分詞です。
この組み合わせをhas sentは過去形ではないと理解しておくと、文法問題でも迷いにくくなります。
yetとalreadyを使う疑問文と否定文
Have you sent the file yet?は、もうファイルを送りましたかという質問です。
まだ送っていないなら、I have not sent it yet.と答えられます。
すでに送ったことを強調するなら、I have already sent it.が自然です。
| 表現 | 意味 | 使われやすい位置 |
|---|---|---|
| have already sent | すでに送った | haveとsentの間 |
| have just sent | たった今送った | haveとsentの間 |
| have not sent yet | まだ送っていない | 文末 |
| Have you sent yet | もう送ったか | 疑問文の文末 |
受動態とsendの重要表現
続いてはsentが過去分詞として使われる受動態と、実用表現を確認していきます。
be sentによる受動態
be動詞とsentを組み合わせると、何かが送られる、発送されるという受動態になります。
The package was sent yesterday.は、その荷物は昨日発送されましたという意味です。
誰が送ったかよりも、荷物や書類の状態を伝えたいときに使いやすい表現です。
will be sentなら今後送られる予定、has been sentならすでに送られた状態を表せます。
send A to Bとsend B A
sendは目的語を二つ取れるため、send A to Bとsend B Aの二つの語順を使えます。
I sent a photo to my friend.とI sent my friend a photo.は、どちらも友人に写真を送ったという意味です。
ただし代名詞が続く場合や、内容を明確に見せたい場合にはsend A to Bの形がわかりやすいでしょう。
メール、画像、資料などの内容を先に言い、toの後ろに相手を置く形は誤解が少ない表現です。
英作文に慣れるまではsend A to Bを基本形として覚える方法がおすすめです。
よく使うsendの熟語
sendには、send back、send out、send forなどの句動詞もあります。
send backは送り返す、send outは配布する、広く送信する、send forは人を呼びにやるという意味です。
Please send the form back by Friday.は、金曜日までにその用紙を返送してくださいとなります。
We sent out invitations last week.は、私たちは先週招待状を発送しましたという表現です。
単語を一つずつ訳すより、send backやsend outをまとまりで覚えると会話で使いやすくなります。
sendの活用と現在完了のまとめ
sendの原形はsend、過去形と過去分詞はsent、ing形はsendingです。
sendはセンド、sentはセント、sendingはセンディングと発音の目安を持つと、聞く力と話す力の両方につながります。
過去の出来事を述べるときはsentを使い、現在と関係する完了や経験を伝えるときはhave sentやhas sentを使います。
また、be sentは受動態であり、has sentとは文の仕組みが違う点も重要です。
send、sent、sendingの三つを例文と一緒に覚えることで、メール、仕事、旅行、日常会話の多くの場面に対応できるようになります。