「besides」の意味・例文・ビジネスでの使い方・読み方(カタカナの発音も)・スラング・言い換えは?【besides thatやbesides whichやbesides the point等】
besidesは、英会話からメール、ビジネス文書まで幅広く見かける英単語です。
「そのほかに」という意味で覚えている人は多いものの、前置詞と副詞の働き、besides thatやbesides the pointなどの表現になると、使い分けに迷うこともあるでしょう。
この記事では、besidesの基本的な意味、発音、例文、ビジネスでの使い方、口語的な表現、似た言葉との違いを順序立てて解説します。
besidesの意味と基本用法

それではまずbesidesの意味と基本用法について解説していきます。
追加を表す前置詞としてのbesides
besidesの中心的な意味は、「〜に加えて」「〜のほかに」です。
前置詞として使う場合は、besidesの後ろに名詞、代名詞、動名詞などを置きます。
すでに述べた内容へ、別の要素を足したい場面で便利な語です。
Besides English, she speaks French.
英語に加えて、彼女はフランス語も話します。
この文ではEnglish以外にも話せる言語があることを示しています。
in addition toとほぼ同じ方向の意味ですが、besidesのほうが日常会話では自然に使われることがあります。
また、否定文でbesidesを用いると「〜以外には」という意味合いになります。
There was nobody besides Tom.
トム以外には誰もいませんでした。
ただし、文脈によってはexceptとの違いが重要になります。
besidesは何かを追加するイメージであり、exceptは全体から例外を除くイメージです。
副詞としてのbesides
besidesは副詞としても使われ、このときは「そのうえ」「さらに」「それに」という意味になります。
文頭に置かれることが多く、前の発言に理由や補足を重ねる役割を持ちます。
I do not want to go. Besides, I have work to finish.
私は行きたくありません。そのうえ、終わらせる仕事があります。
このbesidesは、行きたくない理由を追加する接続的な副詞です。
会話では「それにさ」「そもそも」といった軽い押し出しを感じることもあります。
Howeverのように逆接を作る語ではないため、前後の内容が対立していないかを確認すると誤用を避けやすくなります。
読み方とカタカナ発音
besidesの発音記号は、米語ではビサイズに近い発音です。
カタカナではビサイズと表記されることが多いでしょう。
アクセントは後半のサイズに置かれます。
最初のbeを強く読んでしまうより、後ろをやや強調して発音すると自然に聞こえます。
なお、besideはビサイド、besidesはビサイズであり、最後のsの有無で意味も品詞も変わります。
besideは「〜のそばに」という場所を示す前置詞です。
besidesは「〜に加えて」または「そのうえ」を表します。
見た目が似ているため、語尾のsまで意識して覚えることが大切です。
besidesとexceptとapart fromの違い
続いてはbesidesとexceptとapart fromの違いを確認していきます。
besidesが持つ追加のニュアンス
besidesは、基準となるものに別のものを加える表現です。
たとえばBesides coffee, we serve tea.は、コーヒーがあり、それ以外に紅茶も提供しているという意味になります。
含まれている要素を増やす感覚が、besidesを理解する鍵です。
会話では、Besides, it is too expensive.のように「それに、高すぎます」と理由を重ねる使い方もよく見られます。
相手を説得したいときや、自分の判断を補強したいときにも役立つ表現です。
exceptが表す除外のニュアンス
exceptは「〜を除いて」「〜以外は」という意味で、例外を取り除くときに使います。
Everyone came except Ken.なら、ケンを除く全員が来たことを表します。
besides Kenと書くと、ケンも加えてという意味へ近づくため、文の意図が大きく変わります。
| 表現 | 主な意味 | イメージ | 例文の意味 |
|---|---|---|---|
| besides | 〜に加えて | 要素を足す | Besides Ken, Yuki came. ケンに加えてユキも来た |
| except | 〜を除いて | 例外を外す | Everyone came except Ken. ケン以外は全員来た |
| apart from | 〜は別として | 追加または除外 | 文脈により意味が変わる |
英作文では、追加なのか除外なのかを先に日本語で整理すると選びやすくなります。
apart fromとの使い分け
apart fromは「〜は別として」という意味を持ち、追加と除外の両方を表せる場合があります。
そのため、文脈が弱いと意味があいまいになりやすい表現です。
明確に追加したいならbesides、明確に除外したいならexceptを選ぶと伝わりやすいでしょう。
Besides the cost, the schedule is a concern.は、費用に加えて日程も懸念材料だという意味です。
Apart from the cost, the schedule is a concern.も似ていますが、費用を別問題として扱う響きが出ることがあります。
追加をはっきり示すならbesidesが向いています。
除外を明確に示すならexceptが適しています。
apart fromは便利ですが、重要な文書では意味がぶれないよう文脈を補うと安心です。
besides thatとbesides whichの表現
続いてはbesides thatとbesides whichの表現を確認していきます。
besides thatの意味と会話での使い方
besides thatは、「それに加えて」「そのこと以外にも」という意味で使われます。
thatが前に述べた出来事や事情を指し、さらに別の理由や情報を追加する形です。
The price is high. Besides that, delivery takes too long.
価格が高いです。それに加えて、配送にも時間がかかりすぎます。
Besides that, what else do we need.のように、追加で必要なものを尋ねる場面でも使えます。
ただし、ビジネスメールではbesides thatを何度も繰り返すと話し言葉に寄りすぎる場合があります。
文章ではAdditionallyやFurthermoreへ置き換える選択肢もあるでしょう。
besides whichの意味と文語的な特徴
besides whichは「そのうえに」「それに加えて、そのことは」という意味を持つ表現です。
whichが前の文全体や先行する内容を受け、追加の事情を説明します。
やや書き言葉的で、日常会話で頻繁に使う表現ではありません。
He missed the deadline, besides which he failed to inform the client.は、彼は締め切りを逃し、そのうえ顧客への連絡も怠ったという内容です。
現代的で読みやすい英文にしたい場合は、MoreoverやIn additionに分ける方法もあります。
besides whichは正しい表現ですが、少し硬めの印象を与える点を覚えておくとよいでしょう。
thatとwhichを使う際の注意点
besides thatは前の内容を指す会話的な追加表現として使いやすい一方、besides whichは文と文をつなぐ文語寄りの表現です。
どちらも「追加」を伝える目的は共通していますが、使う場面の雰囲気が異なります。
| 表現 | 意味 | 向いている場面 | 印象 |
|---|---|---|---|
| besides that | それに加えて | 会話、説明、軽い文章 | 自然で口語的 |
| besides which | そのうえに | やや硬い文章、論理的な説明 | 文語的 |
| besides | そのうえ | 会話、メール、一般的な文章 | 幅広く使える |
英語らしい簡潔さを優先するなら、短いbesidesだけで文を始める形も有効です。
特にメールでは、長い接続表現を重ねるより、一文ずつ内容を明瞭に示すほうが読み手に伝わります。
besides the pointと関連イディオム
続いてはbesides the pointと関連イディオムを確認していきます。
beside the pointの意味
一般的によく使われるのはbesides the pointではなく、beside the pointです。
beside the pointは「論点と関係がない」「本題から外れている」という意味のイディオムです。
besideにsが付かないことが大切なポイントになります。
Whether he likes the plan is beside the point.
彼がその計画を好きかどうかは、本題とは関係ありません。
The point is beside the pointという形ではなく、be beside the pointというまとまりで覚えると使いやすいでしょう。
議論を本筋へ戻したいときに便利ですが、相手の意見を切り捨てるように聞こえる可能性もあります。
besides the pointが見られる理由
besides the pointという表記を見かけることはありますが、標準的なイディオムとしてはbeside the pointが基本です。
besidesとbesideの混同、または「その点に加えて」という別の発想から生じる表現と考えられます。
英語学習や正式なメールでは、beside the pointを選ぶのが無難です。
似た表現にmiss the pointがあります。
こちらは「要点を理解していない」「的を外している」という意味で、人の理解や発言に対して使われます。
一方、beside the pointは、話題そのものが論点に関係ないことを指す違いがあります。
会話で使える関連表現
本題に戻すときは、Let us get back to the point.という表現が穏やかで使いやすいでしょう。
That is not the point.は「そこが問題ではありません」という意味で、beside the pointより直接的です。
また、That is beside the point.は、相手の指摘を認めつつも中心論点ではないと伝える場面に向いています。
beside the pointは、本題と関係がないことを表す決まった言い回しです。
besidesは使わず、besideを使う点に注意しましょう。
会議や交渉では、強く否定するよりも本題へ戻す表現を添えると円滑です。
語尾のs一つで意味が変わるため、besideとbesidesは例文ごと覚えることをおすすめします。
ビジネスにおけるbesidesの使い方
続いてはビジネスにおけるbesidesの使い方を確認していきます。
メールで理由を追加する表現
ビジネスメールでは、besidesを使って依頼、判断、提案の理由を補足できます。
たとえば、Besides the budget, we need to consider the timeline.は、予算に加えてスケジュールも検討する必要があるという意味です。
短く明快であり、社内メールでも使いやすい表現でしょう。
ただし、重要な提案書や対外的な報告書では、In addition toやFurthermoreのほうが整った印象を与えることがあります。
相手との関係、文書の正式度、伝えたい内容の重さに応じて選ぶことが大切です。
会議やプレゼンテーションでの活用
会議ではbesidesを使うと、論点を追加しながら話を進められます。
Besides the financial impact, there is a risk to our reputation.は、財務面への影響に加え、評判へのリスクもあるという説明です。
一つの課題を複数の観点から示したいプレゼンテーションにも適しています。
besidesは補足情報を自然につなぐ語なので、箇条書きの内容を口頭で説明するときにも役立ちます。
ただし、同じ接続語を続けると単調に聞こえるため、also、in addition、moreoverなどを混ぜるとリズムが整います。
ビジネスで避けたい使い方
Besides, I disagree.のような言い方は文法上問題ありませんが、場面によっては反論を強く押し出す印象になることがあります。
特に顧客や上司とのやり取りでは、I see your point. However, we should also consider the cost.のように、相手の意見を受け止める一文を先に置くと柔らかくなります。
| 場面 | 使いやすい表現 | 例文 |
|---|---|---|
| 社内の簡潔なメール | Besides | Besides, the team needs more time. |
| 提案書や報告書 | In addition to | In addition to cost, quality must be considered. |
| 論理を強く追加する文章 | Furthermore | Furthermore, the data supports this approach. |
| 穏やかな補足 | Also | Also, please review the attached file. |
besidesを使うこと自体が失礼なのではなく、文全体の語調とのバランスが重要です。
相手に求める行動がある場合は、追加理由を述べたあとに具体的な依頼を添えると、意図が伝わりやすくなります。
besidesの言い換えとまとめ
besidesについて最後に要点をまとめます。
besidesは前置詞として「〜に加えて」、副詞として「そのうえ」「それに」を表す便利な英単語です。
前置詞ではbesides+名詞や動名詞の形を取り、副詞ではBesides,から新しい文を始められます。
追加を示すならbesides、除外を示すならexceptという基本を押さえると、似た表現との混同を減らせるでしょう。
apart fromは追加と除外の両方を表す可能性があるため、特にビジネス文書では文脈を明確にする必要があります。
besides thatは会話的な追加表現として使いやすく、besides whichはやや文語的な響きがあります。
また、本題と関係がないことを表す正しいイディオムはbesides the pointではなく、beside the pointです。
発音はビサイズに近く、後半にアクセントを置くと自然です。
メールや会議では、besidesを使って理由や観点を追加できますが、正式度が高い場面ではin addition toやfurthermoreも使い分けるとよいでしょう。
例文の中でbesideとbesides、except、apart fromを比べながら練習すれば、意味だけでなく英語らしい使い方も身につきます。