fightは「戦う」「けんかをする」といった意味でよく使われる英単語です。
学校英語では基本動詞として登場しますが、過去形や過去分詞形がfoughtになる点、名詞としても使える点などで迷いやすい語でもあります。
とくに現在完了形でhave foughtと出てくると、fightとfoughtの関係を一瞬で判断できないことがあるでしょう。
この記事では、fightの活用、発音、例文、現在完了の使い方までを順に整理します。
fightの活用と基本的な結論

それではまずfightの活用と、覚えるべき結論について解説していきます。
fightの過去形と過去分詞形
fightの過去形と過去分詞形は、どちらもfoughtです。
fightは規則動詞ではないため、語尾にedを付けてfightedとはしません。
原形、過去形、過去分詞形、現在分詞形を並べると、形の違いが理解しやすくなります。
| 区分 | 形 | 主な意味 | 発音の目安 |
|---|---|---|---|
| 原形 | fight | 戦う、争う | ファイト |
| 過去形 | fought | 戦った、争った | フォート |
| 過去分詞形 | fought | 戦った、戦ってきた | フォート |
| 現在分詞形 | fighting | 戦っている | ファイティング |
つまり、過去の出来事を表すときはfoughtを使い、完了形や受動態でもfoughtを使います。
進行形ではfightingとなるため、fight fought fought fightingの順でまとめて暗記すると便利です。
fightの過去形はfoughtです。
過去分詞形もfoughtであり、fightedという形は使いません。
foughtの読み方とカタカナ発音
foughtの発音記号は一般にフォートに近い音で示されます。
カタカナではフォートと覚えると通じやすいものの、英語の発音は日本語のフォーよりも口の形や息の出し方に特徴があります。
最初のfは、上の前歯を下唇に軽く当てて息を出す音です。
日本語のフよりも、歯と唇の接触を意識すると近づきます。
続くoughtの部分は、オーと伸ばしながら最後を軽く閉じる感覚です。
fightのアイという母音から大きく変わるため、つづりだけで発音を想像しないことが大切でしょう。
fightの発音はファイトです。
foughtの発音はフォートです。
つづりのghはどちらも強く発音しません。
活用を使った短い例文
活用は、単語帳だけで見るより短い文に入れて覚えるほうが定着します。
現在形では習慣や一般的な事実を表し、過去形では終わった出来事を伝えます。
現在分詞は進行中の場面で使われます。
I fight for my dreams.
私は自分の夢のために戦います。
They fought hard in the final game.
彼らは決勝戦で懸命に戦いました。
She is fighting for a better future.
彼女はよりよい未来のために戦っています。
文章の意味を確認しながら、原形とfoughtの役割を見分ける練習をするとよいでしょう。
fightの意味と使われる場面
続いてはfightが持つ意味と、会話や英文での使われ方を確認していきます。
戦うという基本の意味
fightの中心的な意味は、相手と戦うことです。
スポーツの試合、戦争、口論、困難との対決など、幅広い場面に使われます。
ただし、日本語の戦うよりも、物理的な争いを強く感じさせる場合があります。
たとえばfight an enemyは敵と戦うという意味です。
fight in a warなら、戦争で戦うという内容になります。
一方で、友人同士の口論にもfightを使えます。
They had a fight yesterday.は、彼らは昨日けんかをしたという意味です。
動詞だけでなく、名詞としてのfightも頻繁に登場します。
困難や病気に立ち向かう意味
fightは、目に見える相手だけではなく、問題や病気などに立ち向かう意味でも使われます。
この用法では、前向きに努力する姿勢を表すことが多いでしょう。
fight cancerは、がんと闘うという表現です。
fight povertyは、貧困と闘うという意味になります。
fight against discriminationなら、差別に反対して取り組むという内容です。
fight forは、何かを得るため、守るために努力するニュアンスを持ちます。
fight againstは、好ましくないものに対抗する場面でよく使われます。
| 表現 | 意味 | 使用場面 |
|---|---|---|
| fight with someone | 人とけんかする、戦う | 口論や対立 |
| fight against something | 物事に立ち向かう | 病気、差別、問題 |
| fight for something | 物事のために戦う | 権利、夢、自由 |
| fight over something | 物事をめぐって争う | お金、意見、所有物 |
名詞のfightとの違い
fightは動詞だけでなく、名詞としても使われます。
動詞では戦うという動作を表し、名詞ではけんか、戦い、試合そのものを指します。
We watched a fight.なら、私たちは戦いを見たという意味です。
They got into a fight.は、彼らはけんかになったという自然な言い方です。
名詞のfightには複数形fightsもあります。
一方、動詞fightの三人称単数現在形はfightsです。
同じ形でも文の中の位置を見れば、名詞か動詞か判断できます。
fightは動詞なら戦う、名詞ならけんかや戦いを表します。
前後に冠詞があるか、主語の後ろに置かれているかを確認すると区別しやすくなります。
foughtの過去形で使う例文
続いてはfoughtを過去形として使う場合を確認していきます。
肯定文での使い方
過去形foughtは、過去のある時点で起きて終わった戦いや努力を表します。
昨日、昨年、子どものころなど、過去を示す語と一緒に使われることが多いでしょう。
He fought with his brother last night.
彼は昨夜、兄弟とけんかをしました。
Our team fought until the end.
私たちのチームは最後まで戦いました。
She fought for her rights.
彼女は自分の権利のために戦いました。
過去形であることを示すのはfoughtそのものなので、did foughtのようにはしません。
肯定文では主語の後にfoughtを置くと考えると、基本形を作りやすくなります。
否定文と疑問文での形
過去形の否定文ではdid notを使い、動詞は原形fightに戻します。
これは英語の過去形で特に重要なルールです。
didが過去を表すため、その後にfoughtを続ける必要はありません。
She did not fight with him.
彼女は彼とけんかをしませんでした。
Did they fight for the title.
彼らはそのタイトルを目指して戦いましたか。
疑問文でもDidを文頭に置き、fightは原形にします。
Did they fought.という文は誤りです。
didの後ろは必ず原形という原則を押さえておけば、fight以外の不規則動詞にも応用できます。
foughtとwas fightingの違い
foughtは、戦ったという出来事全体を伝える表現です。
was fightingは、ある時点で戦っている途中だったことを表します。
過去の動作を点として見るか、途中の場面として見るかが違いになります。
They fought after school.
彼らは放課後にけんかをしました。
They were fighting when the teacher came in.
先生が入ってきたとき、彼らはけんかをしていました。
前者は過去の事実を簡潔に伝えています。
後者では、先生が来た瞬間に進行中だった状況が描かれています。
過去進行形ではbe動詞の過去形wasまたはwereと、fightingを組み合わせます。
現在完了で使うhave fought
続いては現在完了で使うhave foughtの形と意味を確認していきます。
経験を表す現在完了
現在完了形はhaveまたはhasに過去分詞を続ける形です。
fightの過去分詞はfoughtなので、have foughtやhas foughtとなります。
経験の用法では、これまでに戦った経験があるという意味を表せます。
I have fought in many competitions.
私はこれまで多くの大会で戦ってきました。
She has fought for this cause before.
彼女は以前、この大義のために戦ったことがあります。
過去形のI foughtはいつ戦ったかという過去の出来事に焦点があります。
現在完了のI have foughtは、過去から今までの経験や積み重ねに目を向ける表現です。
継続を表す現在完了
現在完了は、過去から今まで続いている行動や状態を表すこともあります。
fightの場合は、長期にわたり課題に向き合っている文脈で使われやすいでしょう。
They have fought for equal rights for many years.
彼らは長年にわたり平等な権利のために戦ってきました。
for many yearsは何年間という期間を示します。
since 2020なら、2020年からという始点を示します。
継続の用法では、今もなお取り組みが続いている可能性が高いと読み取れます。
have fought forは、長く続く努力や活動を説明する際に役立つ表現です。
We have fought against this problem since last year.
私たちは昨年からこの問題に立ち向かってきました。
He has fought for his dream for a long time.
彼は長い間、自分の夢のために努力してきました。
完了と結果を表す現在完了
現在完了は、すでに行動を終えたことや、その結果が現在に関係していることを表す場合もあります。
ただしfightは瞬間的に終わる動詞ではないため、文脈によっては経験や継続の意味のほうが自然になります。
We have fought the battle and won.
私たちはその戦いを戦い、勝利しました。
この文では、戦いを終えたという完了の感覚があります。
現在完了を使うときは、いつという明確な過去時点を示すyesterdayやlast weekと通常は一緒に使わない点にも注意が必要です。
I have fought yesterday.は不自然です。
Yesterdayを使うならI fought yesterday.と過去形にしましょう。
fightのing形と進行形
続いてはfightのing形であるfightingと、進行形での使い方を確認していきます。
fightingのつづりの作り方
fightのing形はfightingです。
原形fightの最後にingを付けます。
語尾のtを重ねてfighttingとは書かないため、つづりを正確に覚えましょう。
stopがstoppingになるような短母音と子音で終わる語とは、つづりのルールが異なります。
fightは母音字の並びを含む語であり、単純にingを追加する形です。
発音はファイティングに近く、fightのアイの音を保ったまま語尾が続きます。
現在進行形の使い方
現在進行形はbe動詞とfightingを組み合わせ、今まさに戦っていることを表します。
物理的な戦いだけではなく、目標に向けて努力している途中という比喩的な意味でも使えます。
He is fighting with his friend.
彼は友人とけんかをしています。
She is fighting against fear.
彼女は恐怖に立ち向かっています。
We are fighting for a better society.
私たちはよりよい社会のために取り組んでいます。
進行形では、今という時間とのつながりが強くなります。
一時的な状況や、途中にある活動を説明したいときに選ぶとよいでしょう。
fightingを含む表現
fightingは動名詞として使われることもあります。
動名詞は、動詞にingを付けて名詞のように扱う形です。
Fighting is not the answer.は、戦うことは答えではないという意味になります。
I am tired of fighting.なら、私は戦うことに疲れたという内容です。
また、fighting spiritは闘争心、負けない気持ちを表す表現として使われます。
日本語でもファイティングスピリットという言葉を聞くことがありますが、英語では文脈に合わせて使うことが大切です。
fightingは進行形だけの形ではないと理解すると、英文を読むときの判断が速くなります。
fightingは、戦っているという進行形の一部になります。
同時に、戦うことという意味の動名詞としても使えます。
fightの活用と現在完了のまとめ
最後にfightの過去形、過去分詞、ing形をまとめます。
fightの活用はfight、fought、fought、fightingです。
過去形と過去分詞形がどちらもfoughtになることが最重要ポイントでしょう。
過去の出来事を述べるならfoughtを使います。
have foughtやhas foughtは現在完了形であり、経験、継続、完了や結果を表せます。
進行中の行動を表すときはbe動詞とfightingを組み合わせます。
また、fight forは何かのために戦う、fight againstは何かに立ち向かうという意味です。
例文の中で活用を繰り返し確認すれば、foughtの意味と使い方は自然に身に付きます。
fight fought fought fightingを一まとまりで覚え、時制に応じて選べるようにしていきましょう。