英語のso thatは、目的や結果を伝えるときに幅広く使われる表現です。
会話では短い一言として登場することもありますが、メール、会議、プレゼンテーションでは、行動の理由を筋道立てて説明する便利な接続表現になります。
特にso that I can、so that we can、so that you canの形を使えるようになると、自分、チーム、相手の目的を自然に示せるでしょう。
意味だけを暗記するのではなく、助動詞との組み合わせ、文の位置、言い換え表現まで押さえることが大切です。
so thatの基本的な意味と使い分け

それではまずso thatの基本的な意味と使い分けについて解説していきます。
目的を表すso that
so thatの中心的な意味は、~するために、~できるようにです。
前半で行動を述べ、後半でその行動によって実現したい目的を伝えます。
I studied every day so that I could pass the exam.は、試験に合格できるように毎日勉強しました、という意味になります。
この用法では、so thatの後ろにcan、could、will、would、mayなどの助動詞が置かれることが多い傾向です。
相手に目的を分かりやすく伝えたい場面では、so thatが非常に役立ちます。
単にI studied every day.と述べるよりも、何を目指して勉強したのかまで共有できるため、文章の説得力も増すでしょう。
基本の形
主語+動詞 so that 主語+canまたはcould+動詞の原形
例文
I will send the file early so that you can review it before the meeting.
会議前に確認できるよう、早めにファイルを送ります。
目的を表すso thatは、日本語の~するためにに近い一方で、後ろの主語を自由に変えられる点が特徴です。
to不定詞では主語が同じになることが多いのに対し、so thatなら自分以外の人が行動できるようにする目的も表現できます。
結果を表すso that
so thatには、結果として~となる、~なのでという意味になる場合もあります。
ただし、現代英語で日常的によく使うのは目的を示す用法であり、結果の意味では文脈を慎重に読み取る必要があります。
The road was blocked, so that we could not get to the office.は、道路が封鎖されていたので、私たちはオフィスに行けませんでした、という結果を表します。
この例では、道路の封鎖が原因であり、オフィスに行けなくすることが目的ではありません。
目的と結果の違いは、後半の内容が前半の狙いなのか、前半から自然に起きた出来事なのかで見分けます。
目的なら~できるように、結果なら~なのでと考えると整理しやすいでしょう。
| 用法 | 日本語の目安 | 後半に多い表現 | 例文 |
|---|---|---|---|
| 目的 | ~するために | can、could、will、would | Please speak slowly so that everyone can understand. |
| 目的 | ~できるように | may、might | I saved the document so that I would not lose my work. |
| 結果 | ~なので | could not、was、were | The system failed, so that the team could not continue. |
| 結果 | その結果~となって | 文脈に応じた過去形 | The schedule changed, so that several guests arrived late. |
so thatとthatの役割
so thatを見たときは、soとthatを別々に訳そうとしないことが大切です。
二語でひとまとまりの接続詞として考え、前後の文をつなぐ役割を意識してください。
that単独にも、~ということという接続詞の働きがありますが、so thatでは目的や結果とのつながりが加わります。
たとえばI know that he is busy.は、彼が忙しいことを知っています、という内容です。
一方でI changed the schedule so that he could join us.は、彼が参加できるように予定を変更しました、という目的を示します。
意味の中心が事実の説明なのか、行動の目的なのかを比べると違いが明確になります。
so thatは、前の行動の目的や結果を補う表現です。
後ろに主語と動詞を含む文を置けるため、誰のための行動なのかまで具体的に伝えられます。
so that I canと主語別の定番表現
続いてはso that I canと主語別の定番表現を確認していきます。
so that I canの使い方
so that I canは、私が~できるようにという意味です。
自分の予定、準備、希望を説明するときによく使われます。
I am leaving early so that I can catch the first train.は、始発電車に乗れるように早く出発します、という自然な表現です。
ビジネスでは、作業の期限や次の対応を明確にする場面で便利でしょう。
I will organize the data so that I can share the report with the client tomorrow.なら、明日顧客に報告書を共有できるよう、データを整理します、という意味になります。
so that I canの後ろには、能力よりも予定や目的を表す動詞がよく続きます。
check、prepare、submit、confirm、respond、attendなどを組み合わせると実務で使いやすくなります。
so that we canの使い方
so that we canは、私たちが~できるようにという意味です。
チームでの協力、会議の目的、組織としての方針を伝える際に相性がよい表現です。
Let us clarify the priorities so that we can make a decision today.は、今日決定できるように優先順位を明確にしましょう、という提案になります。
weを使うことで、一方的な指示に聞こえにくくなり、共同で取り組む印象を作れます。
ただし、相手に責任を押し付けるような文脈では、weの使い方が曖昧に感じられる場合もあります。
誰が何をするのかを必要に応じて補うと、メールの誤解を防げるでしょう。
会議で使いやすい例文
Could we finalize the agenda today so that we can use the meeting time efficiently?
会議時間を効率よく使えるよう、本日中に議題を確定できますか。
so that you canと他の主語
so that you canは、あなたが~できるようにという意味です。
相手への配慮、案内、依頼の理由を示すときに活用できます。
I have attached the manual so that you can set up the system easily.は、簡単にシステムを設定できるよう、説明書を添付しました、という意味です。
顧客や同僚に向けた案内では、you canの後ろにreview、access、understand、find、contactなどを置くと実用的です。
he can、she can、they canも同じ仕組みで使えます。
We prepared a guide so that new employees can start smoothly.は、新入社員が円滑に仕事を始められるようガイドを用意しました、という文章です。
| 表現 | 主な意味 | 使いやすい場面 | 例文の要点 |
|---|---|---|---|
| so that I can | 私が~できるように | 自分の準備や予定 | 自分が次に行う行動 |
| so that we can | 私たちが~できるように | 会議や共同作業 | チーム共通の目的 |
| so that you can | あなたが~できるように | 案内や顧客対応 | 相手にとっての利点 |
| so that they can | 彼らが~できるように | 第三者への説明 | 部署や利用者の目的 |
| so that everyone can | 全員が~できるように | 全体への配慮 | 理解や参加の促進 |
so thatの読み方とカタカナ発音
続いてはso thatの読み方とカタカナ発音を確認していきます。
基本の発音
so thatのカタカナ発音は、ソー ザットが目安です。
ただし、実際の英語ではカタカナのように一語ずつ強く区切るより、ソウ ザッのように滑らかにつながって聞こえることがあります。
soは口をすぼめながらソウと伸ばし、thatは舌先を前歯の間に軽く出して発音するのが基本です。
thatのthは、日本語のザだけでは完全には表せません。
まずはザットに近い音から始め、慣れてきたら舌の位置を意識すると聞き取りやすさも変わります。
発音に自信がない場合でも、so thatをひとまとまりでゆっくり言うことが通じやすさへの近道です。
会話で起きる音のつながり
自然な会話では、so that I canがソウ ザダイ キャンのように聞こえることがあります。
thatの最後のtと、次のIの母音がつながるためです。
so that we canでは、ソウ ザッ ウィー キャンに近い流れになるでしょう。
音の変化を無理に再現する必要はありませんが、聞き取れない原因を知っておくと安心です。
英語学習では、単語帳にある区切りだけで聞こうとせず、短いかたまりで音読する練習が有効です。
I moved the deadline so that you can prepare.のような文を、意味のまとまりごとに繰り返してみてください。
アクセントと聞き取りの注意点
so that自体は文の中で軽く発音されることも多く、重要な情報は後ろの動詞に置かれやすい傾向です。
たとえばso that you can joinの文では、joinが強めに聞こえ、参加できることが要点だと分かります。
リスニングではso thatの音だけに集中するより、その後に誰が何をできるのかを探すと内容をつかみやすくなります。
thatが弱くなって聞こえると、so you canのように感じることもあるでしょう。
しかし文法上のつながりと前後の意味を確認すれば、多くの場合は判断できます。
カタカナではソー ザットと覚えつつ、実際にはソウ ザッのように連続して聞こえることがあります。
発音の正確さだけで止まらず、後ろの主語と動詞まで一緒に聞く習慣が重要です。
ビジネスにおけるso thatの活用場面
続いてはビジネスにおけるso thatの活用場面を確認していきます。
メールでの依頼と案内
ビジネスメールでは、依頼の理由を添えると文章が丁寧で納得しやすい印象になります。
Please reply by Friday so that we can complete the schedule.は、予定を完成できるよう金曜日までに返信してください、という意味です。
期限だけを示すより、なぜ期限が必要なのかを相手が理解できます。
また、資料を添付する際にはI am sharing the document so that you can review the details.のように書けます。
so that you canを使うと、相手のために情報を提供している姿勢を表しやすくなります。
命令的な表現を和らげたいときにも有効ですが、急ぎの依頼では期限と依頼内容を明確に記載してください。
会議とプレゼンテーション
会議では、議題を扱う目的を共有するためにso thatが使えます。
We will review the current plan so that we can identify any risks early.は、リスクを早期に特定できるよう現行計画を確認します、という説明です。
プレゼンテーションでは、施策と期待する効果を結び付けられます。
We simplified the process so that customers can complete their orders faster.なら、顧客がより早く注文を完了できるよう手順を簡素化しました、という内容です。
行動と目的の関係が明確になるため、提案の論理を整理したい場面にも向いています。
施策の説明では、何をしたかだけでなく、誰が何をできるようになるのかを続けると伝わりやすくなります。
プレゼンテーションの例文
We created a simple dashboard so that managers can monitor progress in real time.
管理者が進捗をリアルタイムで確認できるよう、簡潔なダッシュボードを作成しました。
顧客対応と社内連携
顧客対応では、相手が迷わず行動できるようにするための案内にso thatが適しています。
We have updated the website so that you can find the support page more easily.は、サポートページをより見つけやすくするためにウェブサイトを更新しました、という表現です。
社内連携では、情報共有の目的を示す使い方が便利でしょう。
I am copying the sales team so that they can respond quickly.は、営業チームが迅速に対応できるよう、メールに加えています、という意味になります。
ただし、相手の行動を当然のように決める文面は避け、必要ならCould youやWould it be possible toを前に置くと柔らかくなります。
| 場面 | 使える英文 | 日本語の意図 |
|---|---|---|
| 期限の依頼 | Please confirm the figures so that we can submit the report. | 報告書提出のための確認依頼 |
| 資料共有 | I attached the file so that you can review the proposal. | 提案内容を確認してもらう案内 |
| 会議準備 | Let us share the questions so that everyone can prepare. | 全員の準備を促す提案 |
| 顧客案内 | We revised the guide so that you can complete the setup. | 設定完了を支援する説明 |
| 部門連携 | I informed the team so that they can take action promptly. | 迅速な対応を依頼する共有 |
so thatのスラングと口語表現
続いてはso thatのスラングと口語表現を確認していきます。
スラングではない基本表現
so thatはスラングではなく、標準的な英語表現です。
フォーマルなメールから日常会話まで使えるため、スラングとして特別な意味を覚える必要はありません。
ただし、会話では文脈によって短く省略されたり、より気軽な表現に言い換えられたりします。
たとえばI am saving money so that I can travel.は自然ですが、会話ではI am saving money to travel.のようにto不定詞を選ぶ人も多いでしょう。
so thatは丁寧すぎる表現ではなく、目的を少し明確にしたいときの標準的な選択肢です。
会話で使われる省略的な言い方
カジュアルな会話では、目的の主語が前半と同じ場合、to+動詞の原形で簡潔に言うことがよくあります。
I went to the store to buy milk.は、牛乳を買うために店へ行きました、という意味です。
一方でI went to the store so that my sister could buy milk.のように、目的を行う人が別の場合はso thatが分かりやすくなります。
また、in order toも目的を表しますが、so thatよりやや硬めに響く場合があります。
友人との会話ではso I canという形が聞かれることもあります。
I wrote it down so I can remember it later.は、後で思い出せるように書き留めた、という気軽な言い方です。
厳密な文法を重視する文章ではso thatを用いると、目的をはっきり示せます。
誤解を招きやすい表現
so thatを使う際は、後半に置く主語と助動詞の時制に注意してください。
過去の目的を述べるならcouldやwouldが自然になることが多いでしょう。
I left early so that I could arrive on time.は正しい形です。
I left early so that I can arrive on time.でも文脈によっては成り立ちますが、過去の行動について説明するならcouldのほうがまとまりやすくなります。
また、so thatの直後に動詞だけを置く形は避けてください。
so thatの後ろには原則として主語を含む節が必要です。
会話ではto不定詞やso I canが選ばれることもあります。
ただし、目的を行う人が異なる場合や、ビジネスで意味を明確にしたい場合はso thatが特に便利です。
so thatの言い換え表現と比較
続いてはso thatの言い換え表現と比較を確認していきます。
to不定詞との違い
to+動詞の原形は、~するためにという意味でso thatの代表的な言い換えになります。
I use a calendar to manage my schedule.は、予定を管理するためにカレンダーを使います、という意味です。
この場合、カレンダーを使う人と予定を管理する人が同じなので、to不定詞で簡潔に表せます。
一方、I use a calendar so that my team can see my schedule.では、チームが予定を確認できるようにカレンダーを使う、という別の主語を含む意味になります。
主語が変わるかどうかは、so thatとto不定詞を選ぶ大きな判断基準です。
in order thatとin order to
in order thatは、so thatと同じく後ろに主語と動詞を置き、~できるようにという目的を表せます。
ただし、in order thatはやや改まった文章で見かける表現です。
We checked the data twice in order that the report would be accurate.のように使えますが、一般的なメールならso thatのほうが自然に感じられる場合もあります。
in order toはto不定詞と同じく、主語が同じときに使いやすい言い換えです。
We checked the data twice in order to improve accuracy.は、正確性を高めるためにデータを二度確認しました、という意味になります。
目的を強調したいときにはin order to、自然で幅広い文脈にはso thatという使い分けが目安です。
so as toとfor the purpose of
so as toも~するためにという意味ですが、日常会話ではやや硬く聞こえる表現です。
書面や規則、説明文で見かけることがあります。
for the purpose ofは、~を目的としてという名詞的な言い方で、後ろに動名詞や名詞を置きます。
The survey was conducted for the purpose of improving customer service.は、顧客サービス向上を目的として調査を実施しました、という意味です。
英文メールで相手が実行できるようにという内容を伝えるなら、so that you canのほうが親しみやすく明快でしょう。
| 表現 | 意味 | 主語の扱い | 印象 |
|---|---|---|---|
| so that | ~できるように | 後半で別の主語を置ける | 自然で幅広い |
| to不定詞 | ~するために | 前半と後半の主語が同じ | 短く日常的 |
| in order to | ~するために | 主語は基本的に同じ | 目的をやや強調 |
| in order that | ~できるように | 別の主語を置ける | ややフォーマル |
| so as to | ~するために | 主語は基本的に同じ | 硬めの書き言葉 |
| for the purpose of | ~を目的として | 名詞や動名詞を続ける | 事務的で正式 |
so thatの要点まとめ
so thatは、~するために、~できるようにという目的を伝える際に特に重要な接続表現です。
前半の行動と後半の目的を結び、誰が何をできるようになるのかを具体的に説明できます。
so that I canは自分の目的、so that we canはチームの目的、so that you canは相手への配慮を示す場面で使いやすい形です。
ビジネスメールでは、依頼や資料共有の理由を添える表現として活用できます。
読み方はソー ザットが目安ですが、会話ではソウ ザッのように連続して聞こえることもあります。
スラングではなく標準的な表現なので、会話からフォーマルな文書まで安心して使えるでしょう。
主語が同じならto不定詞、目的を行う人が異なるならso thatを選ぶと、英文が自然で分かりやすくなります。
例文を使って主語と助動詞の組み合わせを練習し、自分の仕事や日常の予定に置き換えることが習得への近道です。