銀行員に向いてないと思ってたけど克服した時の対策について【リアルな口コミを紹介】

銀行員というと、イメージとして「信頼性が高くしっかりした人間」が多く、大切なお金を預けるのにふさわしいと思われることが多いと思います。

そのため仕事をはじめた当初はプレッシャーを感じていました。

私は証券会社からの転職組ですが、投資商品に慣れていたため、銀行の安定性が高い商品を薦められるかも不安でした。

しかし実際に働いてみた印象としては、低金利の日本では、多くの人が安定性以上に「少しでもお金を増やすことができる機会を求めている」ということを実感しました。

仕組み預金などはその代表だと思いますが、正直、危険性は証券会社が扱う商品とそう違わないと思います。

ただやはり銀行の看板と、預金という名前は多くの方の注目を集めていました。

私としては銀行の安定的なイメージを守りながら、しっかり投機性を説明することで口座数も伸ばしつつ、顧客満足度を上げることに注力するようにしました。

結果として、これが私の成功体験となり、自信にも繋がりました。

大学卒業後、親の勧めで銀行に就職しました。

ですが、最初の半年は本当に苦痛でした。

数字に弱く、営業も苦手。毎日「私には向いていない」と思っていました。

そんな時、先輩から「お客様の人生設計を一緒に考える仕事」だと教えられたことで視点が変わりました。

そこから、数字は「人生の物語」を表すツールだと理解できたと思います。

その後は積極的に資格取得に励み、FP2級も取得。

今では若い女性向けの資産形成セミナーを担当したり、同世代の方々の将来設計をサポートできたりすることにやりがいを感じています。

自分の弱みを長所に変えられた経験は、結果として私の今の自信になっていると感じています。

入行2年目で、ノルマ達成率が最下位になったときは毎日落ち込んでいました。

また、当初の私はコミュニケーション能力にあまり自信がなく、営業の電話さえ怖かったです。

このままでは続けられないと思っていた時に、マネージャーから「君の強みは丁寧さだよ」と言われました。

それからは徹底的に商品知識を勉強し、お客様一人ひとりに合った提案ができるよう努めました。

無理な押し売りはせず、じっくり相談に乗る姿勢を貫いたところ、徐々に信頼してくださるお客様が増えていきました。

3年目からは紹介での成約も増えて、今では部署内でトップの方の実績です。

自分のペースを見つければ、銀行員としての道も開けるのだなと実感しています。

二人目の子どもが生まれた後、時短勤務で復帰しました。

ですが、窓口業務からバックオフィスへの異動となったことで、やりがいを見失ってしまいました。

お客様との接点がなくなり、ただ書類を処理するだけの毎日…。でも転機は突然訪れました。

行内システムのマニュアル作成を任されたのです。「分かりやすさ」を徹底的に追求した結果、研修で使われることになり、今では行内のDX推進チームのリーダーを務めています。

銀行員の仕事は窓口や営業だけではないと気づきました。

そして子育てで培った「複雑なことをシンプルに伝える力」が思わぬ形で活きています。

銀行業務の多様性を知り、自分の居場所を見つけられました。

中途入行で銀行員になり、当初は企業文化の違いに戸惑いました。

前職のベンチャー企業とは意思決定のスピードが全く違い、もどかしさを感じる日々。

「この環境は自分に合わない」と転職を考えていましたが、上司に相談したところ、新設されたフィンテックプロジェクトへの異動を勧められました。

そこでは前職で培ったITスキルと銀行の専門知識を掛け合わせた提案ができ、やりがいを感じるようになりました。

今では伝統的な銀行業務と革新的なテクノロジーを橋渡しする役割を担っています。

最初は「向いていない」と思った環境でも、自分のバックグラウンドを活かす場所は必ずあると実感しています。