「carry」の過去形・過去分詞・ing系はcarried?読み方や例文・発音(カタカナも)は【現在完了の使い方等も】
英語のcarryは、運ぶという意味でよく使われる基本動詞です。
ところが過去形や過去分詞になるとcarriedへ変化し、つづりと発音の両方で迷いやすい単語でもあります。
この記事ではcarryの活用、カタカナによる読み方、現在完了を含む例文、間違えやすいポイントを順序立てて紹介します。
carryの活用と基本的な意味

それではまずcarryの活用と意味について解説していきます。
carryが表す運ぶという動作
carryの中心的な意味は、物を持ってある場所へ運ぶことです。
手で荷物を抱える場面だけでなく、車両が人を運ぶ場合、風がにおいを運ぶ場合、話題を次の段階へ持ち越す場合にも使えます。
日本語では運ぶと訳せることが多いものの、英語では持った状態で移動させる感覚が含まれます。
たとえばbagを目的語にすればバッグを運ぶという意味になり、a childを続ければ子どもを抱えて運ぶという表現になります。
日常会話では、Can you carry this box?のように、箱を運んでもらえますかという依頼にも便利です。
carryは物理的に運ぶ以外にも、情報、責任、感情などを持ち運ぶイメージで使われます。
そのため、単語を一つの日本語訳だけで覚えるより、何かを自分や物事と一緒に移動させる動詞ととらえると理解しやすいでしょう。
carryの現在形と三人称単数現在形
原形はcarryで、発音はカタカナでキャリーに近い音です。
主語がI、you、we、theyの場合はcarryを使い、現在の習慣や一般的な事実を表します。
一方で主語がhe、she、itなど三人称単数の場合はcarriesとなります。
carryの末尾は子音字のyなので、三人称単数現在形ではyをiに変えてesを加える点が重要です。
I carry my laptop to work every day.
私は毎日ノートパソコンを職場へ持って行きます。
She carries a small umbrella in her bag.
彼女はバッグに小さな傘を入れて持ち歩いています。
carr ysというつづりにはならないため注意が必要です。
ただし、boyやplayのようにyの前が母音字である単語とは扱いが異なります。
carryではaの次にrrがあり、その後のyの前が子音字と考えることで、carriesという形を覚えやすくなります。
carryの活用一覧と読み方
carryの基本活用を一覧で確認すると、過去形や過去分詞のルールが見えやすくなります。
ing形についても、yを残したままingを加える点を押さえましょう。
| 文法上の形 | つづり | 発音の目安 | 主な使い方 |
|---|---|---|---|
| 原形 | carry | キャリー | 現在形や助動詞の後 |
| 三人称単数現在形 | carries | キャリーズ | he、she、itを主語にする現在形 |
| 過去形 | carried | キャリード | 過去の動作や出来事 |
| 過去分詞 | carried | キャリード | 現在完了や受動態 |
| 現在分詞 | carrying | キャリング | 進行形や分詞の働き |
carryの過去形と過去分詞は、どちらもcarriedです。
不規則動詞のように形が大きく変わるわけではありませんが、yからiedへの変化があるため、書くときに迷う人は少なくありません。
発音ではrの音を意識しすぎず、キャリーの後に小さくドを添える感覚で練習すると自然に聞こえます。
carriedへの変化と発音のポイント
続いてはcarriedのつづりと発音を確認していきます。
yをiedに変える基本ルール
carryの過去形と過去分詞はcarriedです。
作り方は、語尾のyをiに変え、edを加えるという順番になります。
これは子音字の後にyで終わる一般動詞に共通する規則です。
cryがcriedになり、studyがstudiedになり、tryがtriedになることも同じ考え方で説明できます。
carryedと書くのは誤りなので、英作文やテストでは特に注意したいところです。
carryの過去形と過去分詞はcarriedです。
語尾のyを残してcarryedとする形は使いません。
この規則は、過去のことを伝えるときだけに必要なのではありません。
現在完了、過去完了、受動態などでもcarriedを使うため、正確なつづりを早い段階で身につける価値があります。
yをiに変えてedを足すという一連の形を、単語ごとに声に出して覚える方法が効果的です。
carriedのカタカナ発音とアクセント
carriedの発音記号は、一般的にキャリードに近い発音として紹介されます。
実際の英語では、キャリーとドを完全に分けるより、キャリードと滑らかにつなげる響きになります。
アクセントは最初のcarの部分に置かれます。
日本語のカタカナ表記はあくまで目安ですが、発音を始める助けにはなるでしょう。
carryはキャリー、carriedはキャリード、carryingはキャリングと並べて読むと、形と音の関係を整理できます。
ただし、edを必ずエドと強く読むわけではありません。
carriedでは語尾のedがドに近い音になり、キャリーエドと発音する必要はありません。
| 単語 | カタカナの目安 | 発音時の意識 |
|---|---|---|
| carry | キャリー | 最初のキャに軽く強さを置く |
| carried | キャリード | 語尾を滑らかにドへつなげる |
| carrying | キャリング | キャリーの後を短くングへ続ける |
| carries | キャリーズ | 最後にズの音を加える |
発音に自信がない場合は、まずcarryとcarriedを対にして何度も聞き比べることが近道です。
つづりを目で追うだけでは、過去形の音が定着しにくいことがあります。
短い例文を使って音読し、文の中で自然に言えるようにしていきましょう。
carryingとの違いとスペルミス
carryingはcarryのing形で、現在分詞または動名詞として使われます。
過去形のcarriedとは意味の時間軸が異なるため、文法的な役割を分けて理解することが大切です。
carryingではyをiに変えず、そのままingを付けます。
つまりcarryからcarryingへはyを保持し、carryからcarriedへはyをiへ変えるという違いがあります。
She is carrying a heavy suitcase.
彼女は重いスーツケースを運んでいます。
She carried a heavy suitcase yesterday.
彼女は昨日、重いスーツケースを運びました。
前者はbe動詞とcarryingを組み合わせた現在進行形です。
後者はcarriedだけで過去の行動を表す過去形になります。
carryingをcarringと書いたり、carriedをcaryedと書いたりする間違いも見られます。
語幹のcarryにはrが二つあること、過去形ではiedになることをセットで確認しましょう。
過去形carriedを使う場面
続いては過去形carriedを使う場面を確認していきます。
過去に完了した動作の表現
carriedを過去形として使うときは、過去のある時点で終わった動作を表します。
yesterday、last week、two days agoなど、過去を示す語と一緒に使われることが多い形です。
いつ運んだのか、誰が何を運んだのかを具体的に伝えられます。
I carried the documents to the meeting room this morning.
私は今朝、その書類を会議室へ運びました。
They carried food and water to the shelter.
彼らは避難所へ食料と水を運びました。
過去形の文では、動詞をcarriedにした後、時間を表す語を文末へ置くと自然な語順になりやすいでしょう。
否定文ではdid notを使い、動詞を原形carryへ戻します。
Didを使う疑問文でも同様に、carryを原形で置くことが必要です。
Did you carry the bag?に対して、Yes, I did.と答える形も覚えておくと会話で役立ちます。
比喩的な意味でのcarried
carryは荷物を運ぶ以外にも、比喩的な意味で幅広く使われます。
たとえばcarry responsibilityは責任を負うこと、carry a messageは伝言を運ぶこと、carry a riskはリスクを伴うことを表します。
過去形のcarriedにすると、過去に責任を負った、影響を及ぼした、話を伝えたといった意味へ広がります。
Her voice carried across the room.
この文は、彼女の声が部屋の向こうまで届いたという意味です。
声を手で運んだわけではなく、音が遠くまで伝わった様子をcarryで表しています。
The project carried many risks.なら、その計画には多くのリスクが伴っていたという意味になります。
carryは具体的な物だけでなく、影響、重み、責任、音、意味まで運べる動詞です。
文脈に応じて目的語を確認すれば、適切な日本語訳を選びやすくなります。
過去形でよく使う例文
carriedの使い方を定着させるには、主語や目的語を入れ替えながら例文を作るのがおすすめです。
単語帳で形だけを覚えるより、自分に関係する内容で文を作るほうが記憶に残りやすくなります。
| 英語の例文 | 日本語の意味 |
|---|---|
| My father carried my bicycle upstairs. | 父は私の自転車を階上へ運びました。 |
| The nurse carried the medicine carefully. | 看護師は薬を注意深く運びました。 |
| We carried chairs into the garden. | 私たちは椅子を庭へ運び入れました。 |
| The wind carried the smell of rain. | 風が雨のにおいを運んできました。 |
| He carried the team through a difficult match. | 彼は厳しい試合でチームを支えました。 |
最後の例文のcarry a team throughは、チームを困難な局面で引っ張るという比喩的な言い方です。
このような表現まで触れておくと、読解でcarriedに出会ったときも、単純に運んだと訳して不自然になるのを防げます。
過去分詞carriedと現在完了
続いては過去分詞carriedと現在完了を確認していきます。
haveとcarriedを組み合わせる形
carriedは過去形だけでなく、過去分詞としても使われます。
現在完了ではhaveまたはhasの後にcarriedを置き、過去から現在へつながる行為や経験を表します。
I have carriedは、私は運んできた、運んだことがある、ずっと運んでいるなど、文脈によって訳し方が変わります。
過去形との大きな違いは、現在完了が現在との関係を意識する点にあります。
I carried the box yesterday.は、昨日という過去の出来事を伝える過去形です。
I have carried the box.は、箱を運んだ行為が現在に関係していることを示す現在完了です。
現在完了の文では、yesterdayやlast yearなど、終わった特定の過去時点を示す語とは通常組み合わせません。
過去の日時を明確に言いたいなら過去形、経験や結果を現在に結び付けたいなら現在完了という選び方が基本になります。
have carriedは、いつ運んだかよりも、運んだ経験や結果が今にどう関わるかを伝える形です。
経験、完了、継続による意味の違い
現在完了には経験、完了や結果、継続という代表的な使い方があります。
carryでも、周辺の語句によって伝わる意味が変わります。
経験ではeverやbeforeが使われ、完了ではalreadyやjust、継続ではforやsinceがよく使われます。
| 用法 | 英文 | 意味 |
|---|---|---|
| 経験 | Have you ever carried a kayak? | カヤックを運んだことはありますか。 |
| 完了 | I have already carried the boxes inside. | 私はすでに箱を中へ運びました。 |
| 結果 | She has carried the key with her. | 彼女は鍵を持っている状態です。 |
| 継続 | He has carried this bag for an hour. | 彼は一時間このバッグを運び続けています。 |
継続の文では、動作が今も続いていることを表せます。
ただし、実際の会話ではHe has been carrying this bag for an hour.のように現在完了進行形を使うことも自然です。
運び続けている途中であることを強調したい場合には、have been carryingがよく合います。
現在完了のcarriedと現在完了進行形のcarryingは、どちらも現在とのつながりを持ちますが、動作の見せ方が異なります。
現在完了の否定文と疑問文
現在完了を否定文にするときはhave notまたはhas notを使い、その後にcarriedを続けます。
短縮形のhaven’t、hasn’tも会話や日常的な文章でよく見かけます。
疑問文ではhaveやhasを文頭へ出します。
I have not carried the package yet.
私はまだその荷物を運んでいません。
Has she carried the chairs outside?
彼女は椅子を外へ運びましたか。
We have never carried such a large table.
私たちはそんなに大きなテーブルを運んだことがありません。
yetは否定文や疑問文で、まだという意味を表す語です。
neverは一度もないという経験の否定を示します。
これらの語とcarriedを組み合わせることで、現在完了の文らしいニュアンスを作れます。
疑問文に答えるときは、Yes, she has.やNo, she hasn’t.のようにhaveやhasを使って返答します。
進行形carryingと関連表現
続いては進行形carryingと関連表現を確認していきます。
be動詞とcarryingによる進行形
carryingは現在分詞であり、be動詞と組み合わせると進行形になります。
今まさに運んでいる最中であることや、特定の時点で運んでいたことを表現できます。
am、is、areの後では現在進行形、was、wereの後では過去進行形になります。
I am carrying a camera today.
これは、私は今日カメラを持ち歩いていますという意味です。
They were carrying supplies when it started to rain.なら、雨が降り始めたとき、彼らは物資を運んでいたという場面になります。
過去進行形は、ある過去の時点で進行中だった動作を描写するときに便利です。
be動詞の後に来るのはcarriedではなくcarryingです。
She is carriedという文は受動態として、彼女は運ばれているという別の意味になるため、形の違いを見落とさないようにしましょう。
carry onとcarry outの使い分け
carryには前置詞や副詞を組み合わせた句動詞もあります。
代表的なものがcarry onとcarry outです。
carry onは続ける、続行するという意味で、会話、仕事、活動などを止めずに進める場面で使われます。
carry outは実行する、遂行するという意味で、計画、調査、命令、実験などと相性のよい表現です。
| 表現 | 主な意味 | 例文 |
|---|---|---|
| carry on | 続ける | Please carry on with your work. |
| carry out | 実行する | The team carried out the survey. |
| carry away | 運び去る、夢中にさせる | The river carried away the bridge. |
| carry over | 持ち越す | We carried over the discussion. |
| carry through | やり遂げる、支え抜く | She carried the plan through. |
句動詞ではcarryそのものの活用規則は変わりません。
過去形ならcarried on、carried out、過去分詞ならhave carried outのようになります。
句動詞を覚えるときも、carryの変化はcarriedとcarryingに整理しておけば応用できます。
受動態で使うcarried
carriedはbe動詞と組み合わせると、受動態としても使われます。
受動態では、誰かが何かを運ぶという能動的な視点から、何かが運ばれるという視点へ変わります。
The boxes were carried into the room.は、箱が部屋の中へ運ばれたという意味です。
誰が運んだかを伝えたい場合はbyを使い、The boxes were carried by volunteers.のように表します。
She is carrying the baby.は、彼女が赤ちゃんを運んでいますという進行形です。
She is carried by her father.は、彼女は父親に運ばれていますという受動態です。
carryingとcarriedの選択によって、文の意味は大きく変わります。
be動詞の後ろにある形だけで判断せず、主語が動作を行う側か、受ける側かを考えると区別しやすくなります。
進行形はbe動詞とcarrying、受動態はbe動詞とcarriedという組み合わせです。
carryを正確に使うための練習方法
続いてはcarryを正確に使うための練習方法を確認していきます。
時制ごとに短文を作る練習
活用を覚えたら、同じ内容を時制ごとに言い換える練習をすると効果的です。
たとえば荷物を運ぶという一つの場面を、現在形、過去形、現在完了、進行形で表してみましょう。
形だけの暗記ではなく、時制による意味の差まで理解できます。
I carry a notebook every day.
私は毎日ノートを持ち歩きます。
I carried a notebook yesterday.
私は昨日ノートを持ち歩きました。
I have carried this notebook for years.
私はこのノートを何年も持ち歩いています。
I am carrying a notebook now.
私は今ノートを持っています。
このように主語と目的語を固定すると、変化する部分が見えやすくなります。
最初は短い文から始め、慣れたら理由や場所、時間を加えて文を長くしていくとよいでしょう。
carry、carried、carryingを一文ずつ並べて比較する練習は、時制の混同を減らします。
発音とリスニングを結び付ける工夫
英単語は、つづりだけでなく音と一緒に覚えることで定着しやすくなります。
carryとcarriedを読む際には、アクセントが最初にあることを意識し、ゆっくり発音してから通常の速さへ近づけてください。
発音練習では、carry、carries、carried、carryingの順に読み、最後に短い文へ入れる方法がおすすめです。
スマートフォンの録音機能などを使って自分の声を聞くと、語尾を強く読みすぎていないか確認できます。
カタカナは補助として使いつつ、英語の音声を聞いて発音記号の音に近づける意識も大切です。
特にcarriedの語尾は、エドと区切りすぎず、キャリードと自然につなぐと聞き取りやすくなります。
よくある誤りの確認
carryで起こりやすい誤りには、つづり、時制、文の組み立てに関するものがあります。
間違いを先に知っておくと、英作文の見直しも短時間でできます。
| 誤った形 | 正しい形 | 確認したい点 |
|---|---|---|
| carryed | carried | yをiに変えてedを付ける |
| carring | carrying | yを残してingを付ける |
| He carry a bag. | He carries a bag. | 三人称単数現在形はcarries |
| Did she carried it? | Did she carry it? | didの後は原形を使う |
| She has carry it. | She has carried it. | haveやhasの後は過去分詞 |
didの後はcarry、hasの後はcarriedという区別を意識すると、多くのミスを防げます。
書き終えた英文では、過去を表す語があるか、haveやbe動詞があるかを確認し、適切な形を選べているか見直しましょう。
carryの過去形と過去分詞のまとめ
ここまでの内容をまとめます。
carryの過去形と過去分詞は、どちらもcarriedです。
語尾のyをiに変えてedを加えるため、carryedではなくcarriedと書きます。
発音はカタカナでキャリードに近く、carryのキャリーから滑らかに語尾へつなげると自然です。
現在形ではcarry、三人称単数現在形ではcarries、進行形ではcarryingを使います。
過去に終わった動作にはcarriedを過去形として使い、haveやhasの後では過去分詞として現在完了を作ります。
be動詞とcarryingなら進行形、be動詞とcarriedなら受動態になる点も重要です。
carryは荷物を運ぶだけでなく、責任を負う、声が届く、計画を実行するなど、幅広い表現で使われます。
carry、carried、carryingを例文の中で繰り返し使い分ければ、つづり、発音、現在完了の使い方をまとめて身につけられるでしょう。