「cost」の過去形・過去分詞・ing系もcost?読み方や例文・発音(カタカナも)は【現在完了の使い方等も】
英語のcostは、日常会話からビジネス英語まで幅広く登場する基本動詞です。
ところが、過去形や過去分詞、現在分詞の形が気になり、costedになるのではないかと迷う方も少なくありません。
特に現在完了や受動態では、どの形を選ぶかによって文法的な正確さが変わります。
この記事ではcostの活用、発音、意味の違い、現在完了での使い方を例文とともにわかりやすく整理します。
costの活用と基本結論

それではまずcostの活用と、迷いやすい基本ルールについて解説していきます。
costの過去形と過去分詞
動詞costの過去形と過去分詞は、一般的にどちらもcostです。
原形がcost、過去形もcost、過去分詞もcostとなるため、見た目だけでは時制を判別しにくい特徴があります。
ただし、文中にyesterdayやlast yearがあれば過去の出来事と判断し、haveやhasが前にあれば現在完了と判断できます。
原形 cost
過去形 cost
過去分詞 cost
現在分詞 costing
It cost me a lot of money last month.は、先月それには多くのお金がかかった、という意味です。
My new computer has cost me more than I expected.なら、新しいパソコンは予想以上にお金がかかっている、という現在完了の表現になります。
costingとなるing形
costのing形はcostingです。
語末のtを重ねてcosttingとは書かない点が重要です。
costは一音節の単語ですが、語末の子音を重ねる一般的なルールには当てはめず、costingという綴りを使います。
The repair is costing more than we planned.は、その修理には予定より多くの費用がかかっている、という意味になります。
進行形では、費用が増加している途中であることや、現在も支出が続いていることを表しやすくなります。
costedが使われる限定的な場面
costedという形が完全に誤りとは限りません。
会計、原価計算、製造管理などの専門分野では、製品やサービスの原価を算定する意味でcostedが使われることがあります。
たとえばThe project was carefully costed before construction began.は、工事開始前にそのプロジェクトの費用が慎重に見積もられた、という意味です。
日常的な「費用がかかる」という意味ではcostが過去形・過去分詞です。
costedは、原価を計算する専門的な意味で使われることが多いため、通常の英作文では無理に使わないほうが安心でしょう。
costの意味と使い分け
続いてはcostが持つ意味と、主語による使い分けを確認していきます。
金額や費用がかかる意味
もっとも基本となるのは、物やサービスが一定の金額を必要とする用法です。
主語には商品、チケット、修理、旅行など、費用の対象となるものを置きます。
| 英文 | 日本語の意味 |
|---|---|
| This bag costs fifty dollars. | このバッグは50ドルする |
| The ticket cost us ten thousand yen. | そのチケットは私たちに1万円かかった |
| How much does it cost? | それはいくらですか |
costの後ろには金額だけでなく、人を表す目的語も置けます。
It cost me 500 yen.のように、誰にとっていくら必要だったかを一文で伝えられる点が便利です。
時間や労力を失わせる意味
costはお金以外にも、時間、努力、機会、信用などを失わせる意味で使われます。
This mistake cost him his job.は、その失敗が原因で彼は仕事を失った、という意味になります。
Our delay cost us valuable time.では、遅れによって貴重な時間を失ったことを表します。
cost 人 物事という語順を覚えると、お金の話以外にも応用しやすくなるでしょう。
The decision cost her an important opportunity.
その決断は彼女から重要な機会を奪いました。
名詞としてのcost
costは動詞だけでなく、費用や原価を意味する名詞としても使われます。
The cost of living has increased.は、生活費が上昇した、という意味です。
at no costは無料で、at a low costは低コストで、at the cost ofは何かを犠牲にしてという意味になります。
名詞のcostでは、価格を表すpriceと混同しないよう注意が必要です。
priceは売値や値札の金額に焦点があり、costは支払う負担や生産に必要な費用に焦点があります。
costの読み方と発音
続いてはcostの読み方と、会話で聞き取りやすくする発音を確認していきます。
costのカタカナ発音
costのカタカナ表記は、一般的にはコストです。
日本語でもコストという言葉が定着しているため、意味をイメージしやすい単語でしょう。
ただし英語では、最後のtを日本語のトのように母音付きで強く発音しすぎないことが大切です。
口を軽く閉じるようにして、コスッに近い感覚で終えると、より自然な音になります。
アメリカ英語とイギリス英語の違い
アメリカ英語では、costの母音はカとコの中間に近い音で発音されることがあります。
カーストではなく、コストに近い音を意識すると伝わりやすくなります。
イギリス英語では口を丸める母音が比較的はっきり聞こえ、コーストに近く感じる場合もあります。
ただし、日本語話者が会話で使う際には、音の細かな差よりも語末のtを過度に伸ばさないことのほうが実用的です。
costingとcostの音のつながり
costingはカタカナではコスティングと表記できます。
実際の会話ではcostとingが自然につながり、コスティングのように滑らかに聞こえます。
It is costing us too much.のような文では、is costingがひとかたまりになりやすいため、単語ごとに区切りすぎないことがポイントです。
costは日本語のコストと似ていますが、英語では最後のtを短く処理します。
発音を確認するときは、意味だけでなくcostingまで続けて声に出すと定着しやすくなります。
過去形と過去分詞の例文
続いてはcostを過去形と過去分詞で使う具体例を確認していきます。
過去形costの例文
過去形のcostは、過去のある時点で必要だった金額や失ったものを述べる際に使います。
The hotel room cost 20,000 yen per night.は、そのホテルの部屋は一泊2万円だった、という意味です。
The accident cost the company a great deal of money.は、その事故で会社は多額の損失を被った、という表現になります。
costの形が現在形と同じでも、文全体が過去の状況を示していれば過去形です。
過去分詞costの例文
過去分詞costは、have、has、hadと組み合わせて完了形を作る際によく使われます。
This mistake has cost us a lot.は、この失敗は私たちに大きな損失をもたらした、という意味です。
The repairs have cost more than expected.は、修理費が予想以上にかかっている、というニュアンスになります。
過去分詞と過去形の形は同じですが、haveやhasの後にあるcostは過去分詞と考えます。
否定文と疑問文の例文
過去形の否定文ではdid notを使い、その後のcostは原形のままです。
The trip did not cost as much as we expected.は、その旅行は予想ほど費用がかからなかった、という意味になります。
疑問文ならDid it cost a lot?のように表します。
Did the repair cost much?
その修理には多くの費用がかかりましたか。
No, it did not cost very much.
いいえ、それほど費用はかかりませんでした。
didの後にcostedを置くことはできません。
didがすでに過去を示しているため、動詞は必ず原形のcostに戻します。
現在完了と進行形の使い方
続いては現在完了と進行形におけるcostの使い方を確認していきます。
現在完了が表す継続と結果
現在完了ではhave costまたはhas costを使います。
過去から現在までにかかった総額や、現在にも影響が残る損失を伝える場合に適した形です。
Our new system has cost a lot of time and effort.は、新しいシステムには多くの時間と労力がかかっている、という意味になります。
ここでは費用や負担がすでに発生し、現在の状況にもつながっている感覚があります。
現在完了のcostは、過去に終わった事実だけでなく、今までに生じた負担や結果に目を向ける表現です。
yesterdayのような明確な過去時点とは通常一緒に使わない点も押さえておきましょう。
現在完了進行形の注意点
has been costingやhave been costingは、現在まで費用がかかり続けていることを強調する形です。
The delay has been costing us money every day.は、その遅れによって毎日お金がかかり続けている、という意味になります。
単に総額を伝えるならhas cost、継続する負担を強く伝えるならhas been costingが向いています。
現在完了進行形は、問題が今も続いている場面で特に効果的です。
受動態でのcosted
原価計算の意味では、costedが受動態で使われることがあります。
The items were costed individually.は、それぞれの商品について原価計算が行われた、という専門的な表現です。
一方でThe items were cost.とは通常言いません。
日常的な費用の意味ではcostは受動態にしにくく、This item cost 5,000 yen.のような能動態が自然です。
意味によって活用が変わる可能性があるため、費用がかかるcostと原価を計算するcostを分けて覚えると混乱を防げます。
costの活用と現在完了のまとめ
costは、日常的な費用や損失を表す場合、原形、過去形、過去分詞がすべてcostとなる不規則動詞です。
ing形だけはcostingとなり、costtingとは書かない点を覚えておくと安心でしょう。
過去の出来事にはcost、現在までの費用や結果にはhave costまたはhas costを使います。
進行中の費用負担を伝えたい場合は、has been costingも役立ちます。
costedは原価計算の専門的な意味で使われることがあるため、通常の「お金がかかる」という英作文ではcostを使うことが基本です。
発音はコストを目安にしつつ、語末のtを短く意識して、例文とともに何度も声に出してみてください。