donationは寄付という意味で広く使われる英単語です。
募金や慈善活動だけでなく、社内イベント、医療、教育、環境保護、NPOへの支援など、さまざまな場面で目にする表現でしょう。
ただし、donateとの品詞の違い、donation ofやdonation inの後ろに置く語、ビジネスメールで失礼にならない伝え方には注意が必要です。
この記事では、donationの基本的な意味から実務で使える例文、近い表現との違いまで、使い分けがわかるように整理します。
donationの意味と基本的な使い方

それではまずdonationの意味と基本的な使い方について解説していきます。
寄付や寄贈を表す名詞
donationは、慈善団体や学校、病院、地域活動などに対して、お金や物品、場合によっては血液や臓器を提供することを指す名詞です。
日本語では寄付、寄贈、献金、献血などと訳され、何を提供するかによって自然な訳語が変わります。
最も基本的な意味は、見返りを主な目的とせずに何かを提供する行為、または提供されたものです。
たとえばcharity donationであれば慈善寄付、food donationであれば食品寄付という意味になります。
金銭だけを指すとは限らないため、文脈から寄付金なのか物品なのかを判断することが大切です。
donationは名詞です。
動詞のdonateは寄付する、寄贈するという意味になります。
I made a donation.は私は寄付をしました、I donated money.は私はお金を寄付しました、という違いです。
可算名詞としてのdonation
donationは通常、数えられる名詞として扱われます。
a donationは一件の寄付、two donationsは二件の寄付という意味です。
金額を伴う場合にはa generous donationのように、不定冠詞aを付けて表現できます。
複数の支援者から寄付を受けた場合はdonationsと複数形にするのが自然でしょう。
We received many donations.は、多くの寄付を受け取りましたという意味になります。
なお、寄付金全体を制度や収入の観点から話す場合でも、donationsと複数形がよく使われます。
発音とカタカナ表記
donationの発音記号は、米語ではドウネイションに近い形です。
カタカナでは一般にドネーションと表記されますが、英語では最初のdoを強くドと短く読むより、ドウに近い音で始めると伝わりやすくなります。
アクセントは後半のnaに置かれ、ドウネイションのネイをやや強く発音する感覚です。
会話では、donateの発音もあわせて覚えると便利でしょう。
donateはドウネイトに近く、donationと同じく後半の音が印象に残る単語です。
donateとの違いと文法の整理
続いてはdonateとの違いと文法の整理を確認していきます。
名詞donationと動詞donate
donationは寄付という出来事や寄付された物を表し、donateは寄付するという動作を表します。
この違いを押さえると、英文を組み立てる際の迷いが大きく減ります。
make a donationは寄付をする、donate moneyはお金を寄付するという形が代表例です。
donationを動詞の位置に置かないことが基本的なポイントになります。
誤ってWe donation money.とするのではなく、We donate money.またはWe make a donation.と表現します。
| 表現 | 品詞 | 主な意味 | 例 |
|---|---|---|---|
| donation | 名詞 | 寄付、寄贈品 | a donation to the fund |
| donate | 動詞 | 寄付する、寄贈する | donate money to the fund |
| donor | 名詞 | 寄付者、提供者 | a regular donor |
| donated | 形容詞的用法 | 寄付された | donated books |
donateの目的語と前置詞
donateの後ろには、money、books、clothes、bloodなど、提供するものを置けます。
寄付先を続ける場合は、通常donate A to Bの形を使います。
たとえばdonate books to a libraryは、図書館へ本を寄贈するという意味です。
donate to a charityのように、寄付する物を省略して寄付先だけを述べることもできます。
この場合は、その慈善団体に寄付するという意味になり、金銭を寄付する文脈で理解されることが多いでしょう。
We donated 50,000 yen to the relief fund.
私たちは救援基金へ5万円を寄付しました。
She donated to the local animal shelter.
彼女は地域の動物保護施設に寄付しました。
make a donationの丁寧さ
make a donationは、donateよりも少しあらたまった印象を与えやすい表現です。
公式サイト、案内文、ビジネスメール、報告書ではmake a donationがよく選ばれます。
一方、日常会話や行動を簡潔に伝える文章ではdonateも自然です。
相手に支援をお願いする場合には、Would you consider making a donation?のように、控えめな依頼表現にすると配慮が伝わります。
寄付は個人の価値観や事情に関わる話題でもあるため、強制するような語調を避けることが重要です。
donation ofとdonation inの使い分け
続いてはdonation ofとdonation inの使い分けを確認していきます。
donation ofで寄付した内容を示す用法
donation ofのofの後ろには、寄付された金額、物品、資源などを置きます。
a donation of 100 dollarsは100ドルの寄付、a donation of booksは本の寄贈という意味です。
donationの中身を具体的に説明したいときに便利な形でしょう。
特に報告書やお礼状では、寄付額や寄贈品を明確に示せるため、誤解の少ない表現になります。
The museum received a donation of historic photographs.は、その博物館は歴史的な写真の寄贈を受けた、という意味です。
donation inで種類や形式を示す用法
donation inは、寄付の形式や受け入れる通貨などに関する文脈で使われます。
たとえばdonation in kindは現金以外の現物寄付を指す定型表現です。
衣類、食料、パソコン、家具、サービスなどを寄付するケースがこれに当たります。
donation in cashは現金での寄付、donation in Japanese yenは日本円による寄付という意味になります。
donation ofは何を寄付したか、donation inはどのような形で寄付したかに焦点があると考えると理解しやすいでしょう。
| 表現 | 焦点 | 意味の目安 | 使用場面 |
|---|---|---|---|
| donation of money | 寄付の内容 | お金の寄付 | 金額や物品の説明 |
| donation of equipment | 寄付の内容 | 機器の寄贈 | 活動報告やお礼状 |
| donation in kind | 寄付の形式 | 現物寄付 | NPOや支援団体の案内 |
| donation in cash | 寄付の形式 | 現金寄付 | 受付条件の説明 |
toとforを含む関連表現
donation toは寄付先を示す表現です。
a donation to the hospitalは、その病院への寄付となります。
donation forは、寄付の目的を示すときに使われます。
a donation for disaster reliefは、災害救援のための寄付という意味です。
ただし、実際の文章ではtoとforの両方が近い位置に現れることがあります。
We made a donation to the organization for children in need.は、支援を必要とする子どものための団体へ寄付をしました、という構造です。
donation ofは寄付された物や金額を説明します。
donation toは寄付先を示します。
donation forは寄付の目的を示します。
前置詞の後ろに何を置くかを意識すると、英文の意味が整理しやすくなります。
ビジネスメールでのdonationの使い方
続いてはビジネスメールでのdonationの使い方を確認していきます。
寄付への感謝を伝える表現
企業、学校、非営利団体などが支援者へ連絡する際には、寄付への感謝を明確に伝える必要があります。
Thank you for your generous donation.は、ご厚意あるご寄付をありがとうございます、という定番表現です。
generousは寛大なという意味ですが、金額の大小を過度に強調せず、相手の善意へ敬意を表せます。
より具体的に伝えるなら、Your donation will support our education program.のように、寄付の使途や効果を続けるとよいでしょう。
感謝と使途をセットで伝える文章は、寄付者との信頼関係にもつながります。
寄付を依頼する際の配慮
ビジネスの場で寄付を募るときは、直接的な命令表現を避けるのが一般的です。
Please donate now.だけでは、状況によっては強い印象を与えるかもしれません。
Would you be willing to make a donation?やWe would appreciate your support.のように、相手の意思を尊重する表現が適しています。
寄付の目的、受付期間、支援によって生まれる効果を簡潔に示すと、案内としてもわかりやすくなります。
金銭に関する連絡では、送金方法や税務上の扱いも確認できるようにしておくと親切でしょう。
We would greatly appreciate any donation to our community project.
地域プロジェクトへのご寄付をいただけましたら幸いです。
Your support will help us provide learning opportunities for children.
皆さまのご支援は、子どもたちへ学びの機会を届けるために役立てられます。
社内連絡や取引先への案内
社内で募金活動を案内する場合は、voluntaryという語を使うと任意であることを明確にできます。
Voluntary donations are welcome.は、任意の寄付を歓迎しますという意味です。
取引先へ社会貢献活動を報告する場合には、Our company made a donation to the local food bank.のように、事実を簡潔に伝える表現が適しています。
宣伝色を強くしすぎず、活動の目的や地域への影響に触れると、誠実な印象につながるでしょう。
寄付者の氏名、金額、個人情報を扱う場合は、公開範囲への同意を得る配慮も欠かせません。
donationを使った例文と自然な表現
続いてはdonationを使った例文と自然な表現を確認していきます。
日常的な寄付に関する例文
I made a small donation to the charity.は、私はその慈善団体に少額の寄付をしましたという意味です。
smallを使うと控えめな響きになり、寄付額を詳しく述べたくない場合にも使えます。
She collects donations for homeless people.は、彼女はホームレスの人々のための寄付を集めていますという意味です。
collect donationsは寄付を集めるという頻出表現なので、まとめて覚えると便利です。
They accepted donations of used clothing.は、彼らは中古衣類の寄付を受け付けた、という内容になります。
血液や臓器に関する例文
donationは血液や臓器の提供にも使われます。
blood donationは献血、organ donationは臓器提供です。
These words are医療や健康に関わる文脈で使われるため、訳す際には寄付よりも献血や提供としたほうが自然なことがあります。
He made a blood donation last month.は、彼は先月献血をしましたという意味です。
医療分野では、donationが人の命や治療を支える提供行為を表す点も理解しておきましょう。
food donationは食品寄付です。
blood donationは献血です。
organ donationは臓器提供です。
文脈に応じて、日本語の訳語を自然に選ぶことが大切です。
報告書やニュースでの例文
The foundation received a donation of 1 million yen.は、その財団は100万円の寄付を受け取ったという意味です。
A major donation helped expand the research center.は、大口の寄付が研究センターの拡張に役立った、という内容になります。
donationは新聞記事やプレスリリースでもよく使われ、資金提供の背景や社会的な影響を説明する際に便利です。
corporate donationは企業寄付、private donationは個人寄付を指します。
助成金を意味するgrantとは異なり、donationには善意による提供というニュアンスが含まれることが多いでしょう。
donationの言い換えとスラング表現
続いてはdonationの言い換えとスラング表現を確認していきます。
contributionとの違い
contributionは貢献、寄与、寄付という幅広い意味を持つ単語です。
慈善目的の金銭提供についてはdonationの言い換えとして使える場合があります。
ただしcontributionは、プロジェクトへの意見、論文、労力、会費なども含めて表せる点が特徴です。
たとえばa contribution to the projectは、必ずしも寄付金を意味しません。
慈善寄付を明確にしたいならdonation、幅広い貢献を表すならcontributionが選びやすい目安です。
giftやgrantとの使い分け
giftは贈り物という意味が基本ですが、大学や美術館への高額な寄贈を表す場合もあります。
資産や作品の寄贈ではgiftが自然に使われることもあるでしょう。
grantは助成金を意味し、団体や公的機関が審査や条件に基づいて資金を交付する場面でよく使われます。
donationは自発的な寄付、grantは制度に基づく助成という違いを意識すると、ビジネス文書でも選び間違えにくくなります。
fundingは資金提供全般を表すため、寄付以外の投資や予算も含む広い語です。
| 語句 | 主な意味 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| donation | 慈善的な寄付 | NPO、募金、支援活動 |
| contribution | 寄付、貢献 | 会費、意見、労力も含む場面 |
| gift | 贈り物、寄贈 | 作品、資産、大学への贈与 |
| grant | 助成金 | 制度的な資金支援 |
| funding | 資金提供 | 事業や研究の資金全般 |
スラングやカジュアルな言い回し
donation自体はスラングではなく、正式な場面でも使える標準的な単語です。
カジュアルな会話やインターネット上では、giveやchip inが寄付に近い意味で使われることがあります。
chip inは複数人で少しずつお金を出し合うニュアンスです。
Let’s chip in for the fundraiser.は、その募金活動のためにみんなで少しずつ出し合おう、という意味になります。
ただし、慈善団体の公式案内や取引先向けの文書でchip inを使うと軽く聞こえる場合があります。
正式な案内ではdonationまたはcontributionを優先すると安心でしょう。
donationはスラングではなく、丁寧で標準的な表現です。
カジュアルな募金の呼びかけにはchip inも使えます。
ビジネスや公式文書では、donation、make a donation、contributionが使いやすい表現です。
まとめ
donationは寄付や寄贈、献血、臓器提供などを表す名詞です。
動詞はdonateであり、donationとdonateの品詞の違いを理解することが英作文の第一歩になります。
donation ofは寄付した内容、donation inは寄付の形式、donation toは寄付先、donation forは目的を示す表現です。
ビジネスメールでは、Thank you for your donationのように感謝を伝え、支援の使途を添えると誠実な印象につながります。
寄付を依頼する際は相手の意思を尊重する丁寧な表現を選びましょう。
contribution、gift、grantなどの類義語も、寄付の性質や場面によって使い分けることが大切です。
donationを正しく使えれば、社会貢献、医療、教育、企業活動に関する英語の理解と発信がよりスムーズになるでしょう。