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【Excel】エクセルにて5分毎に抽出(間引き)する方法【並び替え、数式、VBAマクロ】

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エクセルはデータ分析や管理のツールとしてよく使われますよね。

その一例として、この記事ではエクセルを使用して「5分毎」の間隔でデータを抽出(間引き)する方法を紹介します。

サンプルデータとして1分間隔の時刻データとそれに関連する数値データを使用しています^_^

それではいきましょう!

補助列を作成し並び替えて5分ごとに間引き

まず、以下のような1分間隔で取得されたデータがあるとします:

時間
00:01:00 1
00:02:00 2
00:03:00 3
00:04:00 4
00:05:00 5
00:06:00 6
00:07:00 7
・・・ ・・・

このデータから、5分ごとのデータを抽出したいとします。

補助列の追加

補助列を追加し、5行ごとにアルファベットを繰り返すように設定します。

つまりa.b.c.d.eと補助列に振り、この範囲を選択、オートフィルで繰り返しコピーしていくのです。

なぜ5行ごとかというと、1分間隔のデータを5分間隔にするためには、5つのデータポイントのうち1つを選択する必要があるからですね^_^

時間 補助
00:01:00 1 a
00:02:00 2 b
00:03:00 3 c
・・・ ・・・ d

指定のセル(今回は’補助’列の’a’から’e’までの全てのセル)を選択し、エクセルのオートフィル機能(右下の小さい四角をドラッグ)を使って、データの最後まで引き伸ばします。

(5分毎のため、5点中1点を選択すると1分毎の間引きとなる)

並べ替えと5分毎の間引き

次に、データを補助列の値に基づいて並べ替えます。’a’の行だけを抽出するために、全体を’補助’列で昇順に並び替えます。これにより、すべての ‘a’ の行が一緒になり、それらは5分ごとのデータとなります。

並べ替え後のデータは以下のようになります:

時間 補助
00:01:00 1 a
00:06:00 6 a
00:11:00 11 a
・・・ ・・・ ・・・

補助列の削除

最後に、補助列を削除します。もちろん必要に応じて残しておいてもオッケーです。

‘補助’列を右クリックし、「列を削除」を選択します。これで補助列がなくなり、時間と値のみが残るようになります。

時間
00:00:00 1
00:01:00 6
00:02:00 11
00:03:00 16
00:04:00 21
00:05:00 26
・・・ ・・・

これで、5分ごとのデータが抽出されました。

大量のデータに対してこの手法を使用する際は、このプロセスを自動化するためにマクロやVBAを使用することを検討すると良いでしょう。

関数で5分毎の抽出(間引き)をする

同様に、以下のような1分間隔で取得されたデータがあると仮定します:

A B
00:01:00 1
00:02:00 2
00:03:00 3
・・・ ・・・

5分毎の抽出列の作成

次に、新たに5分おきの抽出列(ここではD列とE列)を作ります。

まずはA1とB1をそのままD1とE1にコピーします。

A B D E
00:01:00 1 00:01:00 1
00:02:00 2
・・・ ・・・ ・・・ ・・・

関数の適用

その後、D2セルに以下の式を入力します:

=INDEX($A:$A,(ROW()-1)*5.+1)

 

同様に、

E2セルに以下の式を入力します:

=INDEX($B:$B,(ROW()-1)*5+1)

ここで使用しているINDEX関数は、特定のセルの値を参照するための関数で、INDEX(範囲, 行番号)の形で使用します。

今回の場合、全体の行数(ROW())から1を引いた後、5を掛けて1を足すことで、5分ごと(5行ごと)の行番号を計算しています。

A B D E
00:01:00 1 00:01:00 1
00:02:00 2 00:06:00 6
・・・ ・・・ ・・・ ・・・

次に、D2とE2のセルを選択し、エクセルのオートフィル機能(右下の小さい四角をドラッグ)を使って、データの最後まで引き伸ばします。

これにより、5分ごとのデータがD列とE列に生成されます。

A B D E
00:01:00 1 00:01:00 1
00:02:00 2 00:06:00 6
00:03:00 3 00:11:00 11
・・・ ・・・ ・・・ ・・・

結果の確認

最終的に、5分ごとのデータが以下のように抽出されます。

D E
00:01:00 1
00:06:00 6
00:11:00 11
・・・ ・・・

以上が、関数を使ってエクセルで1分間隔でデータを抽出する方法です。

まとめ エクセルでの1分おきの間引き方法

以上がエクセルを使用して1分間隔でデータを抽出する方法になります。

この方法はビジネスや研究で頻繁に使用され、データ分析のための有用な手法となっています。

エクセル操作をマスターし、さらに快適に業務をこなしていきましょう^_^