今回は、エクセルで日付の年がいらない時に年だけを消す方法について説明します。
日付の念がいらないときに消す方法は、大きく書式設定を使う方法と関数を使う方法の2種類があります。今回はそれぞれについて説明します。
エクセルで日付の年がいらない時に年だけを消す方法1
まずは、エクセルで日付の年がいらない時に年だけを消す方法の一つ目です。
こちらは書式設定を使ってやってみます。
下の画像のようなデータを準備しました。
今、「2024/3/1」といった表示になっていますが、これを「3月1日」といった表示に変えてみます。
日付の書かれたセル(今回の場合はB2~B5セル)を選択し、右クリックから「セルの書式設定」をクリックします。
セルの書式設定ウィンドウが表示されますので、「種類」のリストから「3月14日」と書かれたところを選択し、「OK」をクリックします。
これで日付の表示が変わりました。
エクセルで日付の年がいらない時に年だけを消す方法2
次に、エクセルで日付の年がいらない時に年だけを消す方法の2つ目として、関数を使った方法について説明します。
使用する関数はmonth関数とday関数です。
month関数は、「=month(日付データ)」という形で使用することで、日付データの中から月だけを取り出す関数、day関数は「=day(日付データ)」という形で使用することで、日付データの中から日だけを取り出す関数です。
それぞれ、実際にやってみたうえで、関数を使って日付を作成してみます。
まず、下のような日付を準備しました。
ここからまず、月だけを抽出してみます。
今、D2セルに月だけを取り出すため、「=MONTH(B2)」と入力します。
これで、月だけが取り出せました。
次に、日だけを抽出してみます。
今、E2セルに日だけを取り出すため、「=DAY(B2)」と入力します。
これで日が取り出せました。
本当に取り出せているかな?と思う方はB2セルの日付を変えてみてください。例えば、「2024/12/23」と変更すると、以下のようにちゃんとD2,E2セルも変化します。
それでは、この基本を利用して、関数を使って年のない日付を作っていきます。
一つのセルで複数の関数を使う場合は、「&」を使うことで文字列として結合することができます。今回はさらに「月」と「日」の文字も一緒に表示するようにします。
実際に書いてみます。F3セルに書く関数は、「=MONTH(B2) & “月” & DAY(B2) & “日“」となります。
これで、年のない日付が作成できました。
こちらもセルの表示は元の日付に連動していますので、B2セルを変更すると日付が変わります。
試しに「2023/4/5」と入力してみましょう。
きちんと、4月5日になっていることがわかります。
今回、年を無視しているので、2024年が2023年に変わっても月と日には影響がないことがわかります。
【まとめ】エクセルで年だけを消す方法
今回はエクセルで日付の年がいらない時に年だけを消す方法について説明しました。
書式設定を使うやり方と、関数を使うやり方を説明しています。
書式設定を使うやり方は元の日付をそのまま使うとき、関数を使うやり方は別の表を起こしたり、日付から計算をしたいときなどに使うとよいです。それぞれ、実現したいことに合わせて使い分けてください。